誰にも醜聞があります。本人が否定しようが、肯定しようが(笑)。
ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。
中国教育相が汚職で拘束 党と主席に忠誠尽くせば腐敗と皮肉
中国の袁貴仁・教育相が汚職などの腐敗に染まっていたとして、身柄を拘束され取り調べを受けていることが明らかになった。袁氏は今年1月末、全国の教育部門や大学関係者を集めた会議で「西側の価値観を伝える教材を絶対に教室に入れてはならない」「習近平主席の精神を脳に叩き込め」などと指示したことが大きな反響を呼んでいた。
このため、ネット上では、「共産党の価値観と習近平の精神を叩き込んだ結果が腐敗とは、もともとの価値観が間違っていたのでは」との皮肉混じりの書き込みが目立っている。米国に拠点を置く中国情報専門の華字ニュースサイト「博訊(ボシュン)」が「特ダネ」として報じた。・・・・
習近平指導部は教育現場で、共産党の指導体制を批判したり、民主主義などの「西側の普遍的価値観」に賛同したりする風潮があるとの危機感を抱き、大学への思想統制を強めていた。このため、袁氏は今年1月、北京で教育部門や大学の関係者を集めて、「大学で党の指導を攻撃し、社会主義を中傷することは決して許さない」などと強い表現で訴えた。・・・・
「党と習主席に忠誠を誓うと腐敗に染まるというのは、党と習主席の教えがおかしいからではないか」とか、「中国の教育界の問題点は、袁貴仁のような教育を知らず、党と最高指導者の追従主義者がトップに座っていることに尽きる」との書き込みが目立っている。:NEWS ポストセブン 2015〔平成27〕年6月21日(日)7時6分配信
ほとんどの組織要職を「ど素人集団が占める」とされる中国共産党のしくみ。
かつては党に忠実でありさえすれば「どんなど素人でも」役職につける、これが中国共産党では当たり前でしたが、その「忠実」が「腐敗の温床」だったことにようやく気付いたらしい・・・・。←あまりにも遅すぎる、幼稚だ
中国共産党に
- 忠誠を誓うなら「汚職罪で逮捕される」
- 異論を唱えると「反逆罪で逮捕される」
という矛盾に満ちた中国社会になってきました。
どっちに転んでも逮捕される〔Whichever Chinese like, they would be arrested.〕ということは
- もともと人の素朴な意見など、すべて中国共産党によって武力弾圧されるため、どこにも存在しない。
- この中国共産党がある限り、中国人には自由がなく、従って中国人はこれに対抗すべく「だましのテクニック」を磨いた、という次第。
その結果、当然の流れですが
民衆が、この論外の弾圧者である中国共産党さえ騙して利益をむさぼろう、とする社会構造になってしまい、希望の光など、どこにも見られません。
そしてまことに残念なことですが、これは中国共産党だけではなく、中国4000年にわたる歴史的な「為政者による無差別弾圧」の積み重ねの結果であるらしい。
もしそうなら、現状が目を覆うばかりの惨状であるばかりではなく、今後ずっと、中国から腐敗は消え去らない、と断定できそうです(笑)。
中国では
「腐敗撲滅」と称して「国民への弾圧が強化されている」
お気づきとは思いますが、中国の最近の流れでは
- 「テロ撲滅」と称して、次に
- 「腐敗撲滅」と称して
異論のある「国民への弾圧を強化」しております。「テロ」も「腐敗」も、便利な言葉ですね(笑)。
「腐敗撲滅」のためには「腐敗」が必要
だったと、ようやく一党独裁の欠点に気付いたのですか。
contradiction in terms 〔Antinomie(二律背反)〕
- In order to get rid of the internal corruption, they need systematic corruption, in China.
- In order to carry out anti-corruption campaigns, they need internal corruption, in China.
①かくしてまずは
中国共産党が独裁支配する限り、この国に明るい未来はありえないと、世界中の誰もが徐々に気づき始めました。
あり得ないかも知れませんが、中国共産党は
一党独裁によって民主化〔Democratizing by One-Party Rule〕
を狙っているのかも知れませんね。
なぜか世界中に棲息する「中国共産党擁護派」ならこんなことを言い出すかも知れませんが、しかしこれは、中国共産党が「民主化を否定している」ことから、まずないでしょうが・・・・
②次には
中国共産党が崩壊しても、やはり中国社会から腐敗がなくならない、ことにご留意くださいませ。
落語的にこんなおもしろい国は、ほかに見当たりませんので、ご注目を!
毎度ばかばかしいお噂ばなし、今回はこの一席にて失礼させていただきたう存じます(笑)。