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平成二十八年度十二月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2016.12.03/12.04)

2016-12-02 20:07:21 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 師走となりますが、カストロ前国家評議会議長死去に朴槿恵大統領辞意表明と海外では大きな事件が相次いだ今週末ですが、我が国では高病原性鳥インフルエンザが東北と新潟に上陸、激震が走りました。

 今週末の自衛隊関連行事ですが、最大の行事は新田原基地航空祭、新田原エアフェスタ二〇一六でしょう。新田原基地は七月の飛行教導群小松移駐、F-4戦闘機を運用する第301飛行隊の百里基地転出、一方で百里基地からF-15を駆る精鋭第305飛行隊が移駐しまして、自衛隊最初のF-15飛行隊を起源とする第23飛行隊と併せF-15二個飛行隊体制となった。

 新田原基地航空祭は、第305飛行隊と第23飛行隊のF-15編隊飛行や機動飛行、F-15一色の新田原基地航空祭の実現です。そしてブルーインパルス飛行展示も予定されています。JR九州日向新富駅から4kmほど進んだ高台の場所にあり、シャトルバスが運行されていますが、混雑する場合は徒歩でも移動できるでしょう、臨時駐車場も設けられるとのこと。

 峯岡山分屯基地記念行事、第44警戒隊のレーダーサイトで、首都防空の一環として第1高射群から指揮所運用隊峯岡山派遣班が展開しています。千葉県南房総市の愛宕山に位置し、対空機関砲射撃展示が予定されているとの事です、20mmVADSかM-16/12.7mm四連装機銃となるのでしょうか、なお、愛宕山とはいっても、護衛艦あたご、とは関係ありません。

 くらま最後の航海、今週は高松港において明日土曜日に一般公開が予定されています。金毘羅山と掃海慰霊祭という海上防衛と非常に所縁ある高松港では土曜日に一般公開され、高松港HPによれば日曜日午後に出港します。その後は江田島呉方面に向かうものと考えられ、お時間がある方は、最後の従来型ヘリコプター搭載護衛艦の雄姿をご覧ください。

 さて行事撮影、情報優位こそが全ての戦場を制する、という事は現代戦の鉄則ですが、これは模擬戦においても同じことです。なにしろ、現代戦ですからね。そこでやはり考えたいのは、訓練展示の内容を現地で情報収集する、というところです。仮設敵陣地はどのあたりになるのか、攻撃部隊はどう進出するのか、そもそも災害派遣展示か模擬戦か分かるだけでも大きい。

 豊川駐屯地や福知山駐屯地に久居駐屯地と大津駐屯地など、式典会場が沿道からそのまま見える場所ですと、自称地元民のおっちゃんが何故か全部知っているという、そんなこともありますので、周りの人と迷惑にならない範囲での雑談や、その道何十年と通い続けた人がいたりしますので、聞いてみるのもいいでしょう、案内の隊員さんに聞いてみるのも。

 情報優位とはこの為にあるような言葉でして、こうした情報を元に撮影位置を選定し、必要ならば陣地変換も行う。これがカッコイイ写真を撮影する一つの方法となるのかもしれません、どうせ撮影するならいい写真を撮りたい。まあ、情報が外れる事もありますが、それはそれで、ね。予防線を張るのは、自分もよく間違うため、では、ない、と、思う。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・12月04日:峯岡山分屯基地記念行事…http://www.mod.go.jp/asdf/mineokayama/
・12月03日:くらま高松港一般公開…http://www.mod.go.jp/pco/kagawa/
・12月04日:新田原基地航空祭二〇一六…http://www.mod.go.jp/asdf/nyutabaru/

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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