北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】岐阜基地航空祭2023【6】岐阜基地北側会場へ!ブルーインパルス展示飛行(2023-11-12)

2024-04-06 20:20:22 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■T-4ブルーインパルス
 岐阜基地南側会場から北側会場へ滑走路を迂回しながら延々徒歩で移動し漸く管制塔や格納庫の並ぶメイン会場へ戻ってきました。

 岐阜基地航空祭、ブルーインパルスの飛行展示をこのG3X自慢の超望遠で撮影する、デジタルズーム2400mmという怪物の様な望遠ながらセンサーは1型センサーを搭載しているのである程度の画質が発揮できる、T-4練習機とまさに真正面から。

 ブルーインパルス飛行展示までに基地を南側会場から管制塔や格納庫の置かれているメイン会場へ移動するのが大変でした、基地内シャトルバスは劇的な混雑なので仕方なく徒歩で移動するのですが、お手洗いの渋滞が凄いことになっていて時間が、時間が。

 COVID-19新型コロナウィルス感染症世界的流行禍により航空祭が中断して長かったものですから、それまではブルーインパルスは何処の基地でも撮影できるさと高をくくっていたわけだけれども、のび太日本誕生のラーメンスープのような話になるのか。

 T-4練習機、間もなく後継機の話題に決着がつくのですがT-7Aレッドホーク練習機をもとに日米共同開発するのか、M-346練習機をもとに第五世代機要員用練習機を開発するのか、突如韓国もT-50練習機の改良型を提案しているという状況で。

 北側メイン会場、ほら、ねえ、こんな感じで混雑している、航空祭というのはブルーインパルス飛行展示の時間が最も混雑するのですが、名鉄線とJR線から入り口が近いメイン会場はこんな感じで物凄い混雑となります、これも航空祭の醍醐味なのだが。

 地上展示航空機を撮影しよう、というものがもう一つ南側会場から北側会場に移動した理由なのですが、ブルーインパルス飛行展示が終了した後は混雑度合いはどうなっているのだろうか。しかし注意喚起と手荷物検査で脚立が一層されたのは感慨深い。

 F-2戦闘機の並び。そう、T-4などブルーインパルスの機体やC-2輸送機はこの岐阜基地に隣接する川崎重工岐阜工場で生産されていて、そして航空機だと五分の距離にある三菱重工小牧南工場においてF-15戦闘機やF-2戦闘機は生産されています。

 ブルーインパルスが上空に戻ってきました、この日は非常に残念なことなのですが雲量が多くブルーインパルスは垂直系の飛行展示ができず、編隊飛行を中心に行うという。天まで上るような垂直系を、天候回復により実現してほしかったのだけれども。

 T-7Aレッドホーク練習機をもとに日米共同開発するのか。こう書いたのはほかに選択肢は元々なかったようなのだけれどもT-7Aの開発が大幅に遅延していて、アメリカ空軍でさえIOC初度作戦能力獲得が2028年までずれ込むという状況がある。

 M-346は、すると本命になるのだろうか。難しいのは航空自衛隊はT-2高等練習機を廃止して全て戦闘機操縦課程までT-4に統合したものの、T-4とF-15の性能差が大きすぎ、これが第一線部隊への訓練負担になっていることが判明したゆえ。

 T-2練習機のような高等練習機とT-4練習機の様な中等練習機を分けるという方策は、間違っていなかった、当時軍事評論家の方にはホーク練習機に統合しろなどいろいろいわれていたのですがね。すると、T-50とFA-50の韓国方式は妥当なのか。

 航空祭というお祭りなのだからカッケーカッコイイシブイナア、と純粋に楽しむべきなのだろうけれども、その写真を紹介する際には防衛、というものをやはりどうしてもこう考えずに優美さだけを強調することは、できないものなのですよねわたしの場合はね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-豊川駐屯地前,バス待ちの町中華で騎兵の帰還に乾杯

2024-04-06 14:41:09 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 豊川駐屯地は愛知県にある陸上自衛隊の駐屯地です。

 春は別れの季節、護衛艦とかが退役したりする季節でもあるのですが新しい部隊は新編されて最初の一歩を歩み始める季節でもあります。そして、今津駐屯地では第10戦車大隊が廃止され、新しい偵察戦闘大隊は豊川駐屯地で新編される事となったのですね。

 豊川駐屯地の偵察戦闘大隊、しかし歴史を知る方には豊川を含めた豊橋は騎兵第4旅団が置かれ、騎兵第25連隊と騎兵第26連隊の二つの連隊が置かれたという、騎兵の街でもある。だからこそ偵察戦闘大隊の豊川での新編は、戻ってきた、という印象があるのだとか。

 騎兵が戻ってきたという賑わいの豊川なのですが、路線バスの本数は戻ってこない、ということでして。豊川駐屯地最寄りのタウンバス近くにあります中華料理屋さんの話題です。バス待ち30分とか時刻表を見ますと嘆息しますが、前向きに一杯やろう、と切替よう。

 レモンチューハイとともに餃子を頂く。お昼のランチタイムではアルコールは出さないようなのですが、此処は大将さんの御好意で一杯やれるところとなりまして、熱々の餃子の、そして今日はもう所用が完了した故に愉しめる大蒜の薫りもつんとくる一品をいただく。

 街中華でいっぱいやろう。もう少し時間が有れば麻婆とか酢豚とかニラレバで一杯やりたいのですが路線バスの時間を考えて、タウンバスか。近場にイオンモールもある故に一応バスが有るのでしょけれども、噛みしめると共に溢れる肉汁と檸檬のチューハイとを。

 バス待ちの30分ということだけれども寒空の下で突っ立っていると寂しく感じるのかもしれないけれども、街中華がバス停の目の前にあると一杯やる言い訳を得た感じだ。そしてお帰りなさい騎兵連隊、という気分でグラスを傾けて、時計を見た上でこう、飲み干す。

 駒、という豊川駐屯地近くの中華料理屋さん、なにか駒門駐屯地を思い起こす。偵察戦闘大隊にとり、戦車射撃場が隣にあった今津駐屯地と異なり、100km先の東富士演習場まで行かなければ105mm砲を撃てないのが豊川ですが、豊川の街が騎兵の帰還を歓迎している。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【京都幕間旅情】阪急9300系さくらヘッドマーク,日常の再開とともにしかしCOVID-19はいま

2024-04-06 07:00:54 | コラム
■京都の桜は満開へ
 さくら満開のおはなしが様々な寺社仏閣からとどけられるのです。

 阪急9300系電車にさくらヘッドマークが掲揚され、今年もようやくさくらの季節を迎えたのだなあ、と実感します。考えてみますと一年前はまださくらの季節にはCOVID-19新型コロナウィルス感染症が感染症法上の五類変更前、未だ緊張が残っていたと思い出す。

 ヘッドマークとともに花見の季節なのだ、と思う一方で、しかし感染症集計を行っている方のお話しを聞きまして、現在でも毎年COVID-19は二万数千程度の死亡者を日本国内で出しており、もっとも数が多かったインフルエンザの倍以上の脅威度がある、と。

 インフルエンザ死者数は感染症の死者数では最大規模であり、これ以外は癌や糖尿病などの生活習慣病による死者が占めるのみ、そしてインフルエンザでさえ数万の使者を出したのは日本ではアジアかぜの際にもここまで継続的な感染死者数は出していなかった、と。

 結核、感染症による死者数が数万単位で推移していたのは1950年代までの結核流行が在った時代で、言い換えればCOVID-19が日常に入り込んでいる現状は、日本の公衆衛生水準が70年前の1950年代の水準まで、ワクチン接種が進んでさえ、戻っているのだという。

 花見のシーズンなのですが、平野神社を参拝に行きますと未だコロナ前のような出店が戻る事はなく、さくら苑のみを有料公開するというウィズコロナ時代の、つまり過去数年間の感染症法上の二類相当であったころの慎重な対応を継続している事に驚きまして。

 公共交通機関でも、なるほど改めて縦叔母混雑している場合にはマスクを着用するとか、手洗いを簡単に済ませるのではなく消毒用アルコールの重要性を再認識するとか、非常時は終わっても異常時は続いたままなのだという認識は必要なのだと、感じさせられました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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