北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】練習艦隊江田島出航二〇二四【1】近海練習航海部隊・外洋練習航海部隊(2024-03-16)

2024-04-07 20:24:22 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■春は江田島
 今年もこの場所にやってきたという情感が湧くのです。

 江田島の江田内、春の息吹は花粉なのか黄砂なのか靄が若干視界を陽光で帳にかけるそのさき、牡蠣いかだが延々と並ぶ中でその先に掃海母艦と護衛艦、江田島の春を代表する風景なのだと勝手に考えています。その先には江田島の、幹部候補生学校がある。

 牡蠣いかだは情景としては美しいのですが、視界を遮るところとなってしまうものですから、わたしは多少面倒でも坂道を登って撮影位置を公民館といいますか集会所の前の広場から撮影するところとしていまして、もちろん豪雨の時などは別なのですけれど。

 岩風呂山って、こんなに高かったでしょうか。江田島の高台を登ってゆくとともに、単にハイキングするのならば兎も角としまして、重い望遠レンズに一眼レフと一眼カメラに予備のカメラと三脚に待機時間が長くなるので椅子まで携行していますと、重い。

 第74期一般幹部候補生課程卒業生、第76期飛行幹部候補生課程卒業生。今回この練習艦隊江田島出航を撮影するべく、この岩風呂山中腹の集会所前まで上ったのですが、撮影位置にカメラを構えていますと、幹部候補生学校卒業生たちが次々と交通船で。

 警戒船とヲタ船も。この数年というところでしょうか、艦艇マニアがチャーターしたプレジャーボートなどがこの江田内の艦艇停泊水域に遊弋しコウコウノジユウサクセンを始めるようになりまして、妙に軍艦旗とかを掲げている船を警戒船が警戒している。

 かしま両舷にも交通船が続々接舷しています、いよいよ卒業式を終えた候補生たちが近海練習航海へ、外洋練習航海へと向かうべく乗り込んでいるのです。晴れてよかったなあ、とは近所の方、もちろん遠方の方とかもカメラ越しの卒業式を見守りまして。

 さわぎり。近海練習航海部隊は護衛艦さわぎり、掃海母艦うらが、練習艦かしま、より編成されていまして、概要練習航海部隊は護衛艦むらさめ1隻を以て編成されています。概要練習航海部隊が1隻とは若干寂しさを感じますが、艦艇不足が現実なのだ。

 練習艦隊の任務、近海練習航海と外洋練習航海の目的とは幹部自衛官としての基礎的な素養を艦隊勤務により培うというところがありまして、結局のところ自衛隊は現代軍隊に伍することを目指すものの、芯の部分は船乗りを机上だけでは練成できない事を示す。

 神社のあたりまで登山するべきだったか、ちょっと毎年考えてしまうのは藪と竹林がありますので視界の一部が遮られてしまうという実情です、もう少し高いところまで徒歩でも更に10分ほどなのですけれど、そうすると視界は遮られないのですけれども。

 SH-60K哨戒ヘリコプターの祝賀飛行です。1機だけというものでこちらも航空機数が足りない現状だ、もしMQ-9無人機など滞空時間の長い航空機が揃えられた際にはもう少し航空機の編隊規模が大きくなるのかなあ、と思ったりしたのですが、さてさて。

 山頂とは言わずとももう少し標高の高い場所まで上りましたならば視界は開けるのですが、しかし艦艇からは遠くなる、望遠レンズがあるのだけれども距離は靄と霞で視界が狭まることを意味しまして、するとやはりこのあたりの撮影位置が理想的なのかなあ。

 T-5練習機の編隊飛行、小月航空基地からの航空機ですね。かなり距離があるのですが、江田島基地から見上げるとどんな感じに見えるのかなあ、思い切り望遠性能を発揮しつつ、さて次の航空機は、艦隊の動きは、と。練習艦隊江田島出航がいよいよ始まります。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-愛知県名鉄みょうこう寺駅前しまかぜで乾杯

2024-04-07 18:11:43 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 艦艇の名を冠したお店を見てしまいますと素通りできないという方はわたしだけではないはずですよね。

 しまかぜ。護衛艦しまかぜ、はたかぜ型ミサイル護衛艦の2番艦として建造された護衛艦ですが、長らく舞鶴の第63護衛隊に所属し、1998年に第3護衛隊群直轄艦はるな佐世保舞鶴転籍までは象徴的な護衛艦であると共に、常に舞鶴では、はるな隣に停泊していた。

 しまかぜ食堂、だからそんな名前の食堂があったならば思わず立ち寄ってしまうのはある種当然というものでして、ここは愛知県一宮市、名鉄本線妙興寺駅から少し小牧市の方へ進んだところにあります。立ち寄った際に夜でもあったのでここは晩酌を兼ねて、ひとつ。

 焼酎をロックで注文しまして、そう酒精を強める為に技術を磨いているのですから水で薄める様な加水はちょっと逆に苦手なものでして、そしてこれが果実のような香りと甘みを強い酒精とともに醸している味わいを大切にしながら、そして肴を口に運んで共とする。

 刺身三点盛り、しまかぜ食堂さんは三重県伊勢市にもう一つありまして、チェーン展開しているお店の一つということなのですけれど、だから無理に個性出す事無く、定食屋ってこういう感じなんでショ、というような装いをチェーン展開のマニュアルに隠すかんじ。

 揚げ出し豆腐と茄子の煮びたし。動物性たんぱく質だけではなく植物性たんぱく質を、と注文したのですけレオもこれ、驚くほどに大きいぞ。するとご飯を頼んで夕食にしてしまうべきだったかあ、と思いつつ、でもここ、〆にラーメンなんかもメニューに並んでいて。

 マグロにシャケにとそして揚げ出し豆腐と、居酒屋的な様相を充分、雰囲気出す事が出来たとともに、焼酎を少し口に含む。定食を注文するとご飯は御かわり自由になるということですから、ランチタイムには相当混雑しそうで、あともう一つ、トン汁が美味いらしい。

 妙興寺駅ちかく。妙興寺には頑張って描かれた龍の天井絵などがありまして、駅名になるほどにちょっと関心を集められるような時間を過ごす事も出来ます。しまかぜ食堂、近鉄特急しまかぜ、とかを思い出しつつしかし此処は名鉄沿線、何かいい、チェーン店でした。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【京都幕間旅情】京福電気鉄道モボ611形電車,嵐電の輸送力と京都のオーバーツーリズム

2024-04-07 07:02:16 | コラム
■鉄道の輸送力
 嵐山は清凉寺とか大覚寺は比較的すいているのに駅かいわいが繁華街のような物凄いひとだかり。

 京福電気鉄道モボ611形電車の嵐山駅到着、嵐電といえば単行電車という印象が強かったのですが今は観光シーズンということもあり二両編成にばかりのっている印象です。紫の新塗装も、実のところ登場した当時は写真に奇異な映りでこれはない、と思った。

 嵐電の紫、しかしなれというものは凄いものでこれも見慣れてしまった印象、一方で後継車両に嵐電は今年から超低床車両の導入を開始するため、またまた嵐電の印象は、勿論一機に置き換わるものではないのだけれども、かわってゆくこととなるのですけれど。

 連結、嵐電の車両は貫通扉を有する車両はなく基本的に連結した車両の行き来は出来ません、これは、やはり観光過多といいますか、乗客の増大が影響しているのだろうなあ、と思いつつ、連結することで輸送力を倍増できるのは鉄道輸送のバスに対する強み。

 三両編成のようなものも将来的に検討されるのだろうか、こう、オーバーツーリズムが協調され、“どうする家康”ではなく“どうする手荷物”というポスターが市バスに幾つも張られて元ネタの分からない海外からの方々を困惑させる輸送力不足下では考えてみる。

 駅の構造から切り替える必要が出てきますし、なんといっても四条大宮と嵐山及び北野白梅町を結ぶ嵐電の路線図では、地下鉄や市バスを補完するには、どうしても路線が最も人の集まる京都駅から距離が出ている印象は否めません。けれども現状を見ると。

 京都駅では新幹線の案内板から地下鉄への近道を示す記載が先週削除されている様子を目にしまして、要するに今まではバスよりは混雑しないと誘導していた地下鉄に向かう狭い通路が、そろそろ危険な混雑となっている訳で。輸送力不足、課題なのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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