浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」~心の扉~

2018-12-05 00:40:00 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―1

主題:苦しみは自分の心の中から生まれる

 
先の続き・・・

悪口のような醜いことを言えば
その逆になるのは当然です。
ですから、考え方によっては、
神様を信じるというのは特別な事でも、
特殊な事でもなんでもないのです。

特定の場所へ行かなければ
出来ないようなことでもありません。
普通の日常生活の中にあるのです。

どれだけ自分の周囲を愛し、
信じているか、それに尽くしているか
それこそが神様を
信じていることです。

神様をスーパーマンのような
存在だと思い、都合の良い時に
助けてもらえるんだと
決めている人に限って
信仰について語ることが
多いようです。

これは通用しません。
泥棒に入られても
あの泥棒に罰を当てないで下さいと
思うほどの心を持つことです。

この時、
何より自分自身が
苦しみから救われます。
苦しみは自分の心の中から
生まれるものです。



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「御垂訓」

2018-12-05 00:19:21 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


       講演 八

   「この段階は神仏の心と己の心の調和度による
        光の量の区域なり」

先の続き・・・

口でいくらいいことを言いましても、
口だけでいいことを言って
行いをしておりませんと、
舌だけが極楽へ上がります。

これは譬え話ですが、
舌はたくさん上がってくるけど、
肉体はどこへ行ったのかなとよく探すと、
肉体はみな地獄へ行っていたということでは
叶いません。
私もこうしてお喋りをさせていただきますから、
よくよく注意しないと、私の舌だけが、
極楽へ行ってしまう危険性があります。

できることなら、肉体も一緒に
天上界へ行きたいと思います。
いいことばかり言って、
行いが間違っていますと、
舌だけが上がるそうです。

しかもこんな舌だけ取りますと、
天上界では役に立ちません。
お釈迦様が糸を通してたくさんの舌を干して
おられるということです。
「これは何でございますか」と聞きますと、
「これは嘘つきの舌だ」「体はどこへ行きましたか」
「体はひとつもいいことをしていないから、
みな地獄へ行っている」

この話を私が喋りますと、
全国にテープが回りますので、
お寺のお坊さんに叱られるのですが、
これはお坊さんの姪御さんから
聞いた話なのです。
京都に偉いお坊さんがあったそうで、
その姪御さんが、
幼い頃よくお寺に遊びに行っていたのですね。
そのおじいさんに当たるお坊さんが
教えてくれたというのです。


    ~ 感謝・合掌 ~


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