悠々人生

気が多すぎて「時間破産」状態。もっとゆっくりとした人生が目標です。

大災害の歴史(その2)

2011-05-19 20:00:37 | Weblog
 東日本大震災が1000年に一度といわれているのは、今回と同じ東北地方で869年に発生した貞観(じょうかん)地震を基準にしている。貞観地震も津波の被害が大きかったらしい。当時の「日本三代実録」によると溺死者は1000人を越えたとある。当時の人口は500万人と推定されているので、現代でいえば2万人規模だという。

 この時代も850年から40年の間に全国で大地震が起きている。マグニチュードで表現する時代ではないのでそれぞれの大きさを数字で知ることはできないが、文章による記録で大きさを推測している。

 山形、富山・新潟、東北沖、関東(相模、武蔵)、出雲、京都、それと平安京に大きな被害を出し、大阪湾を津波が襲った西日本地震と西日本地区でも発生している。またこの間、富士山や八ヶ岳に阿蘇山、鳥海山、開門岳などが相次いで噴火している。地球が活発に活動している時期だったのだろう。

 貞観地震後に東北地方では人々の住む場所が大きく変わったという。今回も大津波に耐えるまちづくりが期待される。大きな災害では命のはかなさ、無常を感じるが、貞観地震後には阿弥陀仏などの浄土信教にすがりつくようになったという。東日本災害でも宗教に拠り所を求める人が増えるのではないか、良いことだと思う

 安政年間(1854年~1860年)までの1000年にも大きな地震は起きているのだろうが詳しいことは分からない。いずれにしても大地震が続くこともあることを心しておく必要があるのではないだろうか。

                      (読売新聞の記事を参考にしています)
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