流出した尖閣ビデオ

　当初の映像は削除されたようですが今でもまだコピーを見ることができるんですね。遅ればせながらユーチューブにアクセスしてみました。分割された映像は3分から11分台まで録画時間は違いますがすべて本物なのでしょう。

　サイレンを鳴らしながら違法侵入した中国船に対する中国語の警告や、漁船が体当たりしてくる時には日本語の怒鳴り声などが入り臨場感があります。空からの警備も続けていたのでしょう、ヘリコプターの爆音も聞こえます。

　夕刊によると仙石官房長官は「政府としては、本件映像が刑事事件の証拠と同様の映像で、流出することは今後の同種事件の捜査、取り締まり警備に重大な影響を与える」という理由で、海上保安庁に被疑者不詳で刑事告訴させたようです。

　ビデオを見る限り、中国に対する配慮は別として仙石長官が言われるような心配はないと思います。もちろん刑事告訴の良し悪しは別の問題です。

　ビデオを見るのには結構根気がいります。漁船は違法操業をしていたのですが、のんびりと作業をしているので（そのように見える）、網を引き上げるまで十数分かかります。その間動きの少ない画面を見ることになります。

　テレビでは分からない緊張感もあります。www.youtube.com/で「尖閣問題」と入力すれば画像にたどりつきます。アクセスが多いものはすでに250万回を越えています。まだご覧になっていない方は、一度アクセスされるとよいでしょう。