らくしゅみ

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国立天文台 三鷹キャンパス 春の太陽塔望遠鏡特別公開 2024

2024年03月24日 | まち歩き

昨日は国立天文台三鷹キャンパスの春の太陽塔望遠鏡(別名アインシュタイン塔)特別公開2024に出掛けてきました。前回この天文台に来たのは2016年の秋のことでした。

正門

太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)外観

シーロスタット

別角度から

銘板にはCARL ZEISS JENAとあります。

反射鏡にはNIPPON KOGAKU TOKYO(ニコンのことです)とあります。

塔の下まで降りて行き上を見上げたもの。小さな鏡(副鏡)が見えます。

シーロスタットから塔の下にある鏡(主鏡)に光が来るようになっています。

こちらの銘板にもNIPPON KOGAKU TOKYOの文字があります。

もう一枚

 

元々はツァイス製のシーロスタットで、口径47センチ、焦点距離14.42メートルのレンズが着いた屈折式光学系だったのですが、今はニコン製の鏡に置き換えたカセグレン式(反射式)光学系に変更されています。

 

ちょっと悲しかったのは、実はこの装置で相対性理論の重力赤方偏移が証明できなかったそうです。理由は言うなればノイズ成分が多いということらしいのですが、ノイズなのか否かを見極めるのは大変なことなのでしょうね。

 

その他の写真

サイデロスタット(シーロスタットの亜種?)

日食観測に使われたカメラに着いていたレンズ。WOLLENSAK(ウォーレンサック) 15INCH f5.6のレンズです。説明板にはカメラの詳細も分からず、フィルムも残っていないであろうとありました。詳細は記録が残っていないけれど、(原物を)残すことも大事(意訳)とやや言い訳的な説明版でした。(笑)

ツァイス製19cm自動光電子午環

19cm自動光電子午環を制御するコンピューターの上部(笑) データーカートリッジです。モデル名はRL02K-DC。この下にDEC(ディジタル・イクイップメント・コーポレーション )のPDP 11/94 RA82 などがあります。

トロートン経緯儀(望遠鏡) 明治最古の望遠鏡、TROUCHTON & SIMMS LONDON 1875の刻印がありますが、明治8年です。国立科学博物館の理工電子資料館にもあり、そちらは明治13年(1880年)に輸入されたとホームページに書いてあります。私はおよそ6年前に東博に行ったついでに寄ったときに見ました。(笑) お土産も買いました。

およそ30年くらい前にアメリカはアリゾナ州にあるキットピーク天文台に行きました。こちらはシーロスタットではなくヘリオスタットですが、太陽を観測するという目的は一緒です。画面の中央に滑り台?のような斜めの建物がMcMath-Pierce solar telescope(マクマス-ピアス太陽望遠鏡)といいますが、これが地下まで通じています。(リンク先の図を見てください)

 

あいにくの天気でしたが、他にもたくさんあって、とても楽しかったです。

 

写真、それなりに見えていますが、建物内部は実はほぼほぼ真っ暗です。なのでブレた写真が多いです。

 

おまけ

前回この天文台に来た時に帰りにラーメンを食べて帰りました。(笑) 昨日は同じところが違う店になってのオープン初日でした。ランの花や、開店祝いの花輪などそれはそれはとても凄い量でした。また行列もすごかったです。名前を皇綱家(と書いてきづなやと読むらしい)と言います。なんでも元は池袋の有名店らしいです。写真は撮りませんでしたが、検索してみてください。

 


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