秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

熊野もうで餅と熊野牛王

2014-04-20 | おでかけ・近畿
週末、熊野へ行ってましたが、二日目は本降りの雨でした。

熊野速玉大社で買い求めたもうで餅は、こしあんが包まれてます。
まわりに「はったいこ」がまぶされてて、懐かしい味で美味しかった。

はったいこというのは関西だけかもしれませんが、大麦を炒って挽いた粉。
一般的には麦焦がしというのですね。
大豆の粉がきなこです。



2006年6月に熊野詣をしたときは、このもうで餅知りませんでした。
あのときのコースと逆周りに、
今回は、氏神さん大枝神社の地車隊の親睦旅行です。
毎冬かに食べに行ってますが、今年はなぜか紀南の串本と熊野。

昨日はいいお天気に恵まれて、快適に観光できました。
串本海中公園、大島のトルコ軍艦遭難記念碑、潮岬、橋杭岩、太地くじら博物館
デジカメ画像に見るべき画像あれば追ってご紹介します。

今日は、雨の中、熊野三社参り。

かつて賜った熊野牛王の護符が寝室の壁、災難除けとして8年間貼ったままでした。
古いのを納めるつもりが持って行くの忘れてた。


那智大社はカラスが72羽、速玉大社は48羽、そして、熊野本宮大社は88羽が記されています。
この数の違いは何なんでしょう?


2006年の8年前の記録は→那智大楠・オーブの不思議・熊野詣・オカラスさん



この熊野牛王、単なる災難除けではないことを、改めてちゃんと調べて知りました。
この護符の裏に契約を書くのに使うものだったらしいです。
約束がはたされないと、…



熊野牛王とは、熊野三山で授与される神札で、「熊野権現のお使いの烏」(からす文字)と「宝珠」を組み合わせてデザインされ、社名などを表している。
「牛王」の由来は諸説あるが、牛の胆嚢から得る牛黄(ゴオウ)を印色(朱)として護符に用いたことによるとされる。
この「熊野午王」は、本来は厄除け災難よけの「護符」だったが、その裏に起請(誓約)を書く「誓紙」として用いらるようになって世に知られるようになった。
即ち、熊野神を誓約の立会人とすることで有名になった。
起請(誓約)を破ると、熊野神の使いのカラスが三羽死に、破った本人は血へどを吐いて死に、地獄に堕ちるとされた。




義経が頼朝に忠誠を誓ったり(吾妻鏡)、秀吉が重臣に息子秀頼に二心なきことを誓わせたり、赤穂浪士があだ討ちを誓ったのも、この熊野午王を誓紙にしてなされたとされる。
熊野牛王を用いた起請文は、権力者ばかりではなく広く民衆の間にも広まり、江戸時代には、遊女と客が取り交わす誓紙にまで使われた。
熊野牛王を灰にして飲んでも効果は変わらず「牛王を飲ます」といわれると、やましいことのある人は血を吐いて死ぬのが怖くて、飲む前に自白したほどだとされる。


2 コメント

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Unknown (TM)
2014-04-21 21:19:28
串本は長沢芦雪の作品を見ることが目的だったので、無量寺に行っただけでした。じっくり熊野詣したいものです。八咫烏は知っていましたが、護符の話は初めて聞きました。ちょっと怖いですね。
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TMさんへ (ulala)
2014-04-22 07:23:22
TMさんのブログで無量寺のこと書かれてあったのでいけたらいいなと思ってました。
というのは兵庫県香住の円山応挙の寺には、このダンジリご一行様で連れて行ってもらったから。
しかし、今回は海がメインでしたわ。

護符は一枚500円のと2000円のとありますが高いほうは和紙なんだと思います。
魔よけ厄除けで壁に貼ってます。
8年前のは何の誓約もしませんでしたが、
サイトを見ると、天照大神とスサノオ命が最初に契約したことに発するとか。
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