昨日、同級生の夢を見ました。
本堂を背にして、笑っていました。
学生時代と変わらない笑顔。
「俺とお前は、やっぱり気が合わないよな」
学生時代によく交わした言葉です。
気が合いそうで、会わない。
そんな関係でした。
そんな彼がこの世を去ったのは、4年前の12月30日。
心臓麻痺でした。
悲しみは月日とともに小さくなり。
いつしか、心の片すみに追いやられていきました。
{忘れたんでしょう?」
どこからか、そんな言葉が聞こえてきます。
奥様にお電話をしました。
「どうですか? 大丈夫ですか?]
もっと気の利いた言葉は言えないのか。
自分で自分が腹立たしい。
「昨日、〇〇君の夢を見ました。
それで気になって・・・」
受話器の向こうから明るい声が聞こえてきます。
元気そうでよかった。
でも、そのうち声が震えてきて。
涙声に変わっていきました。
「月日が悲しみを癒していく」
それは、嘘だ・・・。
受話器を握りしめながら、
私は発すべき言葉を探しました。
「私・・・太ったんですよ」
泣き笑いの声に、僕まで笑ってしまった。
僕が気を使ってもらって、どうするの。
「こうして年を取っていくんですね」
受話器を置く直前の言葉が、耳に残りました。
来月は祥月命日。
「俺とお前は、やっぱり気が合わないよな」
お酒を飲みながら、そんな会話をしてみたい。
僕は、いつでも待ってるぜ。
本堂を背にして、笑っていました。
学生時代と変わらない笑顔。
「俺とお前は、やっぱり気が合わないよな」
学生時代によく交わした言葉です。
気が合いそうで、会わない。
そんな関係でした。
そんな彼がこの世を去ったのは、4年前の12月30日。
心臓麻痺でした。
悲しみは月日とともに小さくなり。
いつしか、心の片すみに追いやられていきました。
{忘れたんでしょう?」
どこからか、そんな言葉が聞こえてきます。
奥様にお電話をしました。
「どうですか? 大丈夫ですか?]
もっと気の利いた言葉は言えないのか。
自分で自分が腹立たしい。
「昨日、〇〇君の夢を見ました。
それで気になって・・・」
受話器の向こうから明るい声が聞こえてきます。
元気そうでよかった。
でも、そのうち声が震えてきて。
涙声に変わっていきました。
「月日が悲しみを癒していく」
それは、嘘だ・・・。
受話器を握りしめながら、
私は発すべき言葉を探しました。
「私・・・太ったんですよ」
泣き笑いの声に、僕まで笑ってしまった。
僕が気を使ってもらって、どうするの。
「こうして年を取っていくんですね」
受話器を置く直前の言葉が、耳に残りました。
来月は祥月命日。
「俺とお前は、やっぱり気が合わないよな」
お酒を飲みながら、そんな会話をしてみたい。
僕は、いつでも待ってるぜ。