離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

世の中は変化している

2020-09-30 01:01:01 | 日記
今年も気づけばあと数か月。

お正月に、こんな一年になるとは誰も考えなかったでしょう。

外出自粛がありましたから、

春も夏も飛び越えていきなり秋になったかのようにも感じます。

企業はテレワークを導入し、マスクは毎日の消耗品となり必須となりました。

大手企業では、すでに欧米型の人事制度へ変革を始めました。

ぼーっとしていて、マスクをせずに近所の買い物に出かけて、

慌てて、マスクを取りに帰るなんてこともありました。

電車でマスクしていない人なんてほとんど見かけなくなりました。

たったひとつの予測不能な出来事で世界中が支配され、混乱し

生活そのものが変化しました。

戦争や災害も含めて、私たちの生活がいかに不安定なバランスのもとに

成り立っているのかと気づかされます。

これまでの常識が一瞬で変化するのを目の当たりにしているわけです。

ここで、自分の考え方や価値観、行動を柔軟に変化させられるか

それともこれまでの価値観や常識に囚われ、そこに固執する世間に囚われて合わせていくのか、

自分の目で見て、考えて判断するしかありません。

私が最近考えているのは、

安定でない、不安定な世の中におびえても仕方がなく、

その場、そのときで最適だと自分が思えることをするしかないのだと思います。

10年後ですら、どんな世の中かなんてわからないのです。

だったら、未来に、過去、つまり今を思い返して、正解かどうかはわからないし、

もしかしたら、失敗だったかもしれないけど、そのときに最大限考えぬいて自分自身で

判断したという事実こそが、未来の自分の支えになるのではないかと考えています。






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むなしさとの折り合い

2020-09-26 01:00:01 | 日記
離婚したときに、

多くの人が虚しさを感じるのではないだろうか。

結婚するときには、

運命の出会いとまでいかなくても、

相手と出会い、恋人の時間を過ごし、それなりに考えの違いや性格の違いもあり、

それでもずっと一緒に人生を歩もうと決めたわけです。

でも、離婚するときには、それらすべてが無駄であったかのように、無意味であるかのように

憎んだり、相手が生活できないレベルまで肉体的、精神的に追い詰めたりする。

綺麗ごとではく、お金の問題や、両親、両家とのいざこざも絡んでくる。

自分がこれまで生きてきて、信じてきた価値観、行動指針、倫理観など

あらゆるものにヒビが入る。いや、崩壊することも多い。

生きるとは何なのか、人生とは、そんなことを考える。

多くの人が、死んでしまいたいと何度も考えたことでしょう。

人生が終わってしまったと絶望することも数えきれない。

何かのハウツー本や、自己啓発のように、

〇〇をしたらよいとか、解決するなんてことはなくて、

いつも伝えているとおり、もがきながら、少しずつしか進めない。

以前書いた「聖なる諦め」というか、もうやり尽くしたという感覚。

これまでと同じではなく、元に戻るのではなく、

新しく生きなおす、新しい人生を再構築していく作業。

180度方向転換する人もいるだろうし、少しだけ価値観を変更していく人もいるだろう。

自分のなかにある本当に真実で正しいと思える部分だけを残して、

それを日々、必死に探して、確認して、何度も確認して、試して、

そして、それ以外を変えていく作業。

虚しい日々のなかで、ひとつ、ふたつと少しだけ価値あるものが見えてくる。

いきなり大きく変化はしない。目に見えないレベルの変化を積み重ねて、

1年、3年、5年、10年たって、ようやく、

ああ、あれからここまで来たんだ。変化できたのかもしれない。

そんな感覚かもしれない。

でも、1年後、2年後にそんなことを想えたら十分なんです。

だって絶望しかない日々から考えれば、十分です。

眠れず、食事もできず、仕事もできない日々から考えれば、

毎日ではなくても、ひとつでもふたつでも、美味しいと思えたり、

心が癒されたり、なごんだり、少しだけ興味のあることができたり、

そんなわずかなことを大切にしていきたいものです。

未来はその積み重ねの先にしかないのだから。

今日もあなたを応援しています。




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ひとつずつ

2020-09-21 01:01:01 | 日記
幸せな時間を過ごしていると

何でもできそうな気がするときがある

でも苦しみでもがいていると

これまでできていたことがどれだけ難しいのかと思うくらいに、

何もできなかったりする。

なぜこんな簡単なこともできないんだって思う。

思うように頭も身体も動いてくれない

それどころか、食事も睡眠も何もかもうまくいかない。

仕事をバリバリしていた人や、活動的だった人は

そのギャップに心が折れてしまう。

もともと自己肯定感が低いなら、もっと落ち込んでしまうかもしれない。

できないことが多すぎて

思うようにならないことが多すぎて

疲れ果てる。

月並みな言い方だが、こんな状況では、

できないことは無数にある。できたことを数えよう。

一つでいい。毎日ひとつだけで十分。

動けないときがあってもしょうがない。

以前の自分に戻ろうとして焦らないことが大切。

苦しみから解放されたいし、今の状況に疲れ果てているから、

今すぐにでも抜け出したいという想いがある。

ただ焦っても、焦らなくても、

動けるときが来れば、できる。

みんな自分にはけっこう厳しい。

でも、苦しいときは、自分にやさしくしてほしい。

簡単ではないが、責めたり、批判したり、行動を促すのは他人がいるのだから

自分くらいは、自分の味方になってあげてほしい。

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他人にはわからない

2020-09-16 18:32:10 | 日記
最近、芸能人の自殺がいくつかありました。

みなさん、第一線で活躍している方ばかり。

ちょっと前には韓国でも歌手の若い女性が亡くなりました。

周囲で、その方々の苦しみを理解していた人は多くはないでしょう。

人は、地位や収入、見た目や、仕事ぶり、そんな外側からしか見ることができません。

最近お亡くなりの方も、みんなそういう意味では、理想ともいえる状況でした。

結局のところ、他人にはわからないのだと気づかされます。

今でも、私が離婚をしたことは、限られた人しか知りません。

子供がいるなんて知っている人はほとんどいません。想像すらしないでしょう。

気づく必要があることは、他人なんてその程度のことだということです。

もちろん、さほど興味もないでしょうが、

世間という魔物は、その程度のことです。

一番近い親兄弟はともかく、親族ですら、どれくらい詳細を知っているでしょう。

親兄弟ですら知らないあなただけの秘密もあるでしょう。

要するに、最後まで真実を知っているのは自分だけです。

ほんとうの悲しみも、苦しみも、憎しみも、反省も、

自分だけが知っているのです。

自分だけは誤魔化せません。

調停や裁判で嘘をついても、

相手から慰謝料をとっても、

養育権をとっても、

物事の真実は本人しか知らないし、最後まで逃れることはできません。

いつも伝えていますが、

結局のところ、自分に正直に、自分に恥じないようにするしかないのだと思うのです。





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何が正解かわからない

2020-09-09 01:00:01 | 日記
毎日の生活のなかで、

小さな決断や判断も含めたら

1時間に1回どころか、最低でも5分に1度は何かの判断をしている。

朝起きて、電気をつけて、水を飲んで

ごはん作って、通勤の準備をして・・・

朝だけでも無数の選択肢がある。

とはいえ、どの選択をしたところで大きな違いにはならないだろう。

けれども、自分がいつも乗っている電車が遅れていたとすると、

ちょっと早起きして早いスタートだったとしたら、回避できていたかもしれない。

昨日決まった出張先で災害や事故に遭うかもしれない。

今日は健康的に歩いて駅までと思ったら、交通事故に遭うかもしれない。

確率は低いが、確実だというものはない。

そこにあるのは、「たぶん大丈夫だろう」だ。

大切な人が玄関を出て、元気に帰ってきてくれる保証などない。

昨日話したばかりの高齢の両親が一週間先も元気でいてくれるかはわからない。

何の変哲もない日常でも、確実なものなどひとつもないと気づくのではないだろうか。

離婚にあって、きっとあなたは多くの選択が必要かもしれない。

何をどう判断して、決めて良いのか途方にくれるかもしれない。

その選択が大きな方向転換になると不安に思うかもしれない。

私も経験があるが、心が弱っていると、ひとつひとつの判断がしんどい。

そもそも頭がまともな結論を出してくれない。

ちょっとしたことで不安になって、どうしようもなくなる。

以前にも書いたが、私自身も当時は、

仕事をしていても、電車でも、ごはんをしていても

突然動悸がきたり、震えてきたり、涙が流れてしまったり、

もう感情の波に翻弄される。常に薬を持っていて、

職場でも何度も飲むしかなかった。

動けなくて、トイレに籠ったこともあった。

はじめに、普通の日常でもたくさんの選択があって、

どれをどうしたら良いかなんてわからないと言ったが、

離婚の苦しみにあるときの判断もそれと同じで

何が正解なんてわからない。

一生懸命に考えて、悩んで、自分の判断に任せるしかない。

他人の意見など意味がない、自分の人生のことは自分でしか受け止められない。

他人や親は最後は離れていくが、自分だけは最後まで自分と一緒なのだから。

どうしても、最善の策、正解を探してしまう。誰だってそう。

未だに、離婚当時の自分の判断や行動が正解かどうかなんてわからない。

ただ、ひとつ言えることは、当時の自分は、ベストを尽くしたということ。

正解かどうかは死ぬときまで、いやそのときでさえわからないかもしれないが、

離婚のときも、今の今まで、自分に恥じない生き方ができたと言えればそれでいいと思う。

自分の人生を評価するのは、他人ではない、死を前にして自分自身であるはずなのだと思う。

もし、今のあなたが何かの判断で迷っていたとしたら、

自分にとって何がベストかを考えてみてほしい。

〇〇のため、〇〇にこう言われた、ではなく、自分のために何がベストか、

自分の価値観、生き方に恥じない、後悔のない選択はどれか、

ベスト(最善)がなくても、ベター(より良い)のはどれか。

今日も自分自身でそう思って生きていきたいと思う。

あなたの今日も応援しています。
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離婚とは、何なのか

2020-09-04 07:20:34 | 日記
これまでずっとお伝えしていますが、

ほんとうに辛いことです。

離婚を言い出した側、言われた側、

子供、結婚年数、年齢、仕事、

いろいろな要因でそれぞれその受け止めは違うでしょう。

驚くべきことに、今年の半年で10万組が離婚しました。

統計では、平成27年では22万件です。

ちょっとネットで調べれば、県別で出ていますが、

県によっては、45%の離婚率です。

東京で30%程度。

この数字は、もはや日本でも結婚して生涯一緒ということが常識とはいえなくなっていること。

ただ、

こんな数字なんだから、しょうがないとか、離婚なんて大したことない、

そんなことを言うことは違うでしょう。

みんな苦しんでいるから、あなただって、しょうがいなんてこともありません。

今、あなたが苦しんでいることはそんな統計と関係なく、

今、この瞬間、間違いなく苦しいし、他人なんてどうでもいい。

不倫相手と一緒になって苦しむ時間もない人もいるでしょう。

そのことを許せない気持ちもあるでしょう。

一方で、仕事もなく、住む場所さえ。。。という人もいるでしょう。

離婚の苦しみは人それぞれで、どんな数字も世間の雰囲気も意味がない。

何度も書いていますが、離婚して15年以上たって、当時2歳の娘とは

一度も会えていません。でも養育費はちゃんと払っています。

日本の法制度などその程度です。

私は、当時、家裁で調停、裁判をしたときから、国に期待するのは止めましたし、

法律に期待もしていません。

大人気ないし、論理的ではありませんが、それ以来、選挙に行くのをやめました。

年賀状だったり、儀礼的なものはやめて、大切な人、こと、自分の軸で

行動を決めてきました。

そのことに囚われて、人生を無駄にする気はありません。

離婚をどうとらえて、どう行動して、どう対処して、

これからをどうするかは、ほんとうに自分次第なんです。

はじめに伝えたようにたくさんの人が離婚しています。

私もあなたもその統計の数値の一組に過ぎませんが、

それぞれに人生があり、自分で決める権利があります。

少し厳しい言い方ですが、

離婚を理由に、すべてがだめで、人生をあきらめて、人生を捨てる理由にはならないということです。

苦しみはある。尋常ではない苦しみや悲しみがある。

でも、たった日本でもこれだけいる離婚者のなかで、

自分の人生を決める理由にはできないということは言えるのかもしれません。

最近もガンと闘病されている芸能人の話題がいくつか見られます。

オリンピックの若きエースが、先日水泳に復帰しました。

世界トップのアスリートが、パフォーマンスの落ちた身体や動きを見せるのは

どれだけの勇気がいることか、しかし、病気になったからこそ、

ほんとうに大切なものが見えたのでしょう。

離婚は苦しい、人生でも最大級の苦しみのひとつでしょう。

でも、どう対処するかは自分であるということが原点です。

ブログをずっと読んでいる方は以前にも書いていますが、

「自分が源泉」

自分が起点とならなければ、何も変化していかない。

選ぶのは自分でしかない。

ただ勘違いしないでいただきたいのは、

今、この瞬間に動けないからと言ってダメではないし、

立ち止まり、心を休め、身体を休め、他人がどう言おうが、

自分なりに歩めばいいのです。

みんな苦しみのなかで、かっこよくなんてない。もう必死。

私もこれまで書いてきたようにボロボロの時間を過ごしてきました。

それでも、なんとか生きてきたな、生かされてきたな、そう感じます。

命が終わるまで、まあ自分なりに試行錯誤して生き抜いていくか、

だったら、少しでも楽しんだほうがいい、挑戦したほうがいい、

そう思えるまでに変化しました。

人生のプロセスはひとそれぞれ違うけれども、最後はみんな同じゴールですから。

今、私自身は、そう感じて、日々過ごしています。

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