離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

振り返るとき

2017-10-29 00:00:01 | 日記
離婚から長い年月を経て

そして、遠き場所に立つとき、

その過去を冷静に見ることができる。

山登りでは、

もちろん、その頂に立つ喜びや、過程、努力も

とてもすばらしいものですが、

山を下って、振り返り、自分の踏破した山の頂を見たときに、

ほんとうに大きな感動と、自信を感じるのです。

人生のなかでも、死や、大きな障害、不治の病といった

私にも想像できない苦しみを抱えることを除けば、

大きなライフイベントである離婚は、

その苦しみの頂として、かなりの上位でしょう。

富士山というわけではないけれども、3000mを超えるアルプス級の

高き、苦しみといえるでしょう。

でも、そこから降りて、再び平地へと戻ったとき、

きっとあなたには、大きな力や価値観、人生観が備わり、

離婚を経験する前よりもはるかに、成熟した人になっていることでしょう。

人生では、楽しみも、幸せもありますが、

成長することも大きな課題だと、私は考えています。

離婚という苦しみなく、成長できれば良いのですが、

自分に与えられた、いつもいう配られたカードで勝負していくしかない。

あなたが振り返ることができたとき、

それは人生で起こる出来事のなかでも

大きな、大きな山を乗り越えた瞬間です。

そのときが、あなたに来ることを祈っています。

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心の声を大切に

2017-10-24 00:00:01 | 日記
苦しみにもがくなかで、

同じことを何度も、何度も考え、否定し、肯定し

答えの出ない問いを繰り返しているかもしれません。

ここで大切なことは、

あなたの心の奥底にあるほんとうの想いを聴くことです。

そこには、否定したい想いや、聴きたくない想いもあるかもしれません。

ただその声を無視していても、

やはり心の底にあるわけですから、

これからのあなたの人生に影響しないはずがありません。

復縁したい。

今でも相手を大切にしている。

後悔している。

悔しい、

怒り、

恨み、

相手を傷つけてやりたい

そんな強烈な想いもあるかもしれません。

あなたの心のほんとうの声を無視するのではなく、

そういう想いもあるのだと聴いてあげましょう。

肯定も否定もせず、ただ聴いてあげる。

そういう想いもあるし、違う想いもあるし、

迷っていることもある、

人はそういうもので、白黒つけられるものではないのですから、

灰色も認めていい。

自分の深い想いを否定したり、無視するほどに

苦しくなります。

黒も白も青も、黄色も、灰色も、すべての色の自分の声を聴いてあげて

そのすべてが自分の一部なのだと認めてあげる。

その先に、じゃあ、自分のこれから先はどの色に向かっていこうか、

目指していこうかということになる。

それでも自分の中にある、いろいろな色は自分のなかにあるけれども

一番たくさんある色はどの色なのか。

どうしたいのか。

自分にやさしく、大切にしてほしいのです。

この離婚で、周囲からいろいろ言われているでしょうし、

あなた自身であなたを攻撃しているかもしれません。

あなたくらい、ほんとうのあなたを大切にしてあげても良いじゃないですか、

あなたくらい、あなた自身にやさしく接してあげても良いじゃないですか。

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どうにかしない

2017-10-21 00:00:01 | 日記
人はどうしても

何かをコントロールしたい。

仕事でも人間関係でも。

だが、この離婚というイベントを経験して、

どんなに努力しても、相手のことを想っても

ベストを尽くしても

どうにもならないことがあると気づいたかもしれません。

そして、これまでの価値観など大したことではなく、

何が常識なのかもわからなくなったのではないだろうか。

いつもいうように、病気や死はコントロールできない。

健康的な人が突然、癌になることもあるし、

まだ小さい子供のいる小林麻央さんのように

素敵な家庭があっても、病に倒れることもある。

世界を見れば、突然の銃撃や、災害だって日常的だ。

コントロールできると思っている人は無知だし、

そう思い込みたいにすぎない。

どうにかしたい、

どうにか自分の望むようにしたい

そう思えば思うほど、

あなたは苦しくなる。

何もすべてを捨てて、仏になることを提案しているのではありません。

少なくとも、これまでより、

周囲の勘違いしている大部分の人よりは

捨てることができるかもしれないと言いたいだけです。

それこそが、苦しみを手放すための方法のひとつではないかと

私自身が試行錯誤、苦しみながら得た結論です。

けして押し付けるつもりはありませんし、

ひとりずつ違うと思いますから、

私の提案も考えつつ、自分自身で考えていく、試していくしかありません。

そして、私自身も未だに、手放せずに苦しむこともありますが、

それでも、この長きに渡り、経験し、苦悩し、

大きな悲しみと折り合いをつけてきたなかで得たことを、

生涯、志向していくつもりです。

あなたにも自分自身の「軸」が見つかりますように

応援しています。

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周囲に合わせる必要はない

2017-10-18 00:00:01 | 日記
あなたの苦しみを本当に理解しているのは、

あなた自身でしかない。

あなたの虚しさの真の意味を知っているのは、

あなたでしかない。

周囲は、あなたが苦しんでいるのを

見ていることは辛い。

だから、早く立ち直れとか、

もう諦めなさいとか

いつまでそんな状態なのかとか、

あーだ、こーだと言ってくる。

離婚した直後は支えてくれた人も

次第に忘れていくし、

表面的には、多少なりとも取り繕うことができるようになったら、

以前のようには関わってくれない。

だが、

離婚の苦しみ、悲しみ、虚しさは

そんなすぐに解消できないし、

簡単でもない。

恋愛でさえ、何年もひきずることもあるのに、

生涯を誓った相手との別れや、

子供との離別を

簡単に受け入れることができようか。

不倫や、相手の裏切りに納得できようか。

周囲に合わせる必要などない。

あなたは、あなた自身が納得して、

次の歩みが始まるまで、悲しんでいいし、

動けなくてもしょうがない。

みんなそうなんだから。

あなたが特別に弱いわけでもない。

あなたはあなたなりの一歩を歩めばいい。

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10年という時間

2017-10-15 00:00:01 | 日記
時折、書いていますが、

私が離婚してから、10年以上。

この10年という月日は、たしかに当時は

途方もない時間に思えたけれども、

結果的には、毎日、毎月、毎年、

一歩ずつ、目の前のすべきことをして、

悲しみ、苦しみ、虚しさを抱え、

それでも、新しい価値や、新しい人間関係を作りながら

楽しみも感じ、幸せも感じ、

一喜一憂しながら、生きてきた結果としての10年。

今でも当時のことは明瞭に覚えているし、

そのときの苦しみを思い出すことはできる。

自伝小説くらいは書けそうなくらいに。

けれども、変化し、成長し、乗り越えてきた自分には

当時とは違う向き合い方ができるし、

そんなことを思い出したり、悲しんだりするよりも、

もっと大切なことや、考えるべきことが

目の前にたくさんあって、

優先順位という表現でいえば、最下位というレベルでしょう。

その上で、この10年という月日を考えると、

自分の中での優先順位として、離婚やその苦しみは、

ゆっくりとであるが、順位が下がっていったと思う。

順位が下降をはじめれば、あとは自動的に下がっていく。

たまには、順位を上げるようなこともあるが、

年単位で見れば、確実に下降していったように感じる。

ただ、ここで大切なことは、

いつも書いているようなこと、あなたに提案しているようなことを

地道にやっていったことで、

自分にとっての優先順位が変わっていったのだと思う。

離婚というものを、接着剤で固定し、ロープでグルグル巻きにして

堂々の第一位に縛り付けてしまっては、

他のものには目も行かないだろうし、

誰も、あなたのなかの優先を変えることはできない。

当時の私は、すべてを失った、もう何も怖くない、

死すらどうでもよいと思っていたからこそ、

逆にいえば、ある意味で、捨て身でいろいろな行動で

爆発的に変化を起こしていった。

誰もがそうすればよいとは思わないが、

変化させることができるのは、あなた自身しかいない。

そのあなたを、心から応援しています。
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今日のことだけ

2017-10-10 00:00:01 | 日記
離婚して、

あまりに大きい喪失感と虚しさで

暗闇の中を彷徨うとき、

先々のことを想うと、

張り裂けそうになるほどに苦しい。

喪失感も、虚しさも、悲しみも

考えるほどに大きくなり、

けして救われることはない。

今日一日のことだけに集中する。

言われたって簡単にはできないことは

私自身も経験してきて知っている。

だけど、やはり言えることは、

今日のこと、目の前のことにのみ集中していくことが

とても大きな力になる。

復縁したいという想い、

子供の将来のこと、

将来のパートナーのこと

仕事や、収入、借金、養育費・・・・

数えればきりがないほどに

先々のことが不安でいっぱいになる

介護や老後、自分の体調・・・

普通でも不安になるのだから、当然もっと不安でいっぱいになる。

だがその多くは予測できないし、

必ずというようなことはない。

今日一日のことだって

ざっくり考えるのではなく、

動きごとに分解して集中する。

朝ごはんを食べる

歯をみがく

水を飲む

電車に乗る、仕事にいく

昼ごはんを食べる

コンビニに行く

炊事洗濯

ジムにいく

ひとつずつ、ひとつずつ、

目の前のことにのみ集中する。

先のことを考えるのは、

自分の気持ちが落ち着いたとき、

この悲しみに折り合いをつけながら、

本来の自分を取り戻してからでも

遅くはない。

今、この苦しみのなかで、さらに苦しみを増すこともない。

今のあなたの目の前に集中しよう。

少なくとも、そう心がけていきたいものです。
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時間とは

2017-10-05 00:00:01 | 日記
先日、ある記事で、面白い言葉がありました。

「日本人は、他人のお金は盗まないが、他人の時間は平気で奪う」

細かくは違うかもしれませんが、

こんな表現でした。

なるほどと思ったのです。

会社では、残業がいまだに奨励され、

定時で帰る人は、さも仕事が足りないように考える。

仕事が終ってからも、仕事の付き合いとばかりに

飲み会に強制されたり、接待があったり。

このように、他人から強制されるものもありますし、

日本人は他人に合わせる、協調がとても重要ですから、

地域の行事や、近所付き合い、友人付き合い。。。

とにかく、いろいろな部分ですべきことがたくさんある。

あなた自身も、テレビやスマホで時間を長時間使うこともあるでしょう。

どれも悪いわけではなく、自分の意志で選定して使えば問題ありませんが、

無意識に時間を浪費していくということは、

どうでしょうか。

離婚の苦しみにあるときに、

こんなことを言っても、しょうがないと思うでしょうが、

いつもいうように、根本的に生き方、人生の在り方を考えていくことは

とても大切だし、価値観を大きく変えていかないと、

簡単には乗り切れないのがこの離婚の苦しみです。

いつもいうように、これまでと同じ視点で世の中に関わり、見ていたのでは

結婚がすべてでしょうし、パートナーがいるかいないかの二者択一になってしまう。

そうではなくて、もっと広い視点が必要なのす。

最終的にどう決めるかはその人の価値ですが、

一度はゼロベースの思考に戻す必要があると思うのです。

あなたの人生、時間とは何のためにあるのか、

どう使えば、死ぬときに後悔しないのか、

ゆっくりとでよいので、しっかりと考えてみることができるのは、

虚しさを感じ、悲しみに暮れ、何も動くことすらできないようなこんなとき。

大きく人生全体を見渡しましょう。

そして、あなたが悲しんでいるときも、幸せなときも

時間は均等に流れているのです。

時間とは人生そのものなのです。

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