離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

何が正解かわからない

2020-09-09 01:00:01 | 日記
毎日の生活のなかで、

小さな決断や判断も含めたら

1時間に1回どころか、最低でも5分に1度は何かの判断をしている。

朝起きて、電気をつけて、水を飲んで

ごはん作って、通勤の準備をして・・・

朝だけでも無数の選択肢がある。

とはいえ、どの選択をしたところで大きな違いにはならないだろう。

けれども、自分がいつも乗っている電車が遅れていたとすると、

ちょっと早起きして早いスタートだったとしたら、回避できていたかもしれない。

昨日決まった出張先で災害や事故に遭うかもしれない。

今日は健康的に歩いて駅までと思ったら、交通事故に遭うかもしれない。

確率は低いが、確実だというものはない。

そこにあるのは、「たぶん大丈夫だろう」だ。

大切な人が玄関を出て、元気に帰ってきてくれる保証などない。

昨日話したばかりの高齢の両親が一週間先も元気でいてくれるかはわからない。

何の変哲もない日常でも、確実なものなどひとつもないと気づくのではないだろうか。

離婚にあって、きっとあなたは多くの選択が必要かもしれない。

何をどう判断して、決めて良いのか途方にくれるかもしれない。

その選択が大きな方向転換になると不安に思うかもしれない。

私も経験があるが、心が弱っていると、ひとつひとつの判断がしんどい。

そもそも頭がまともな結論を出してくれない。

ちょっとしたことで不安になって、どうしようもなくなる。

以前にも書いたが、私自身も当時は、

仕事をしていても、電車でも、ごはんをしていても

突然動悸がきたり、震えてきたり、涙が流れてしまったり、

もう感情の波に翻弄される。常に薬を持っていて、

職場でも何度も飲むしかなかった。

動けなくて、トイレに籠ったこともあった。

はじめに、普通の日常でもたくさんの選択があって、

どれをどうしたら良いかなんてわからないと言ったが、

離婚の苦しみにあるときの判断もそれと同じで

何が正解なんてわからない。

一生懸命に考えて、悩んで、自分の判断に任せるしかない。

他人の意見など意味がない、自分の人生のことは自分でしか受け止められない。

他人や親は最後は離れていくが、自分だけは最後まで自分と一緒なのだから。

どうしても、最善の策、正解を探してしまう。誰だってそう。

未だに、離婚当時の自分の判断や行動が正解かどうかなんてわからない。

ただ、ひとつ言えることは、当時の自分は、ベストを尽くしたということ。

正解かどうかは死ぬときまで、いやそのときでさえわからないかもしれないが、

離婚のときも、今の今まで、自分に恥じない生き方ができたと言えればそれでいいと思う。

自分の人生を評価するのは、他人ではない、死を前にして自分自身であるはずなのだと思う。

もし、今のあなたが何かの判断で迷っていたとしたら、

自分にとって何がベストかを考えてみてほしい。

〇〇のため、〇〇にこう言われた、ではなく、自分のために何がベストか、

自分の価値観、生き方に恥じない、後悔のない選択はどれか、

ベスト(最善)がなくても、ベター(より良い)のはどれか。

今日も自分自身でそう思って生きていきたいと思う。

あなたの今日も応援しています。
コメント (6)
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