離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

むなしさとの折り合い

2020-09-26 01:00:01 | 日記
離婚したときに、

多くの人が虚しさを感じるのではないだろうか。

結婚するときには、

運命の出会いとまでいかなくても、

相手と出会い、恋人の時間を過ごし、それなりに考えの違いや性格の違いもあり、

それでもずっと一緒に人生を歩もうと決めたわけです。

でも、離婚するときには、それらすべてが無駄であったかのように、無意味であるかのように

憎んだり、相手が生活できないレベルまで肉体的、精神的に追い詰めたりする。

綺麗ごとではく、お金の問題や、両親、両家とのいざこざも絡んでくる。

自分がこれまで生きてきて、信じてきた価値観、行動指針、倫理観など

あらゆるものにヒビが入る。いや、崩壊することも多い。

生きるとは何なのか、人生とは、そんなことを考える。

多くの人が、死んでしまいたいと何度も考えたことでしょう。

人生が終わってしまったと絶望することも数えきれない。

何かのハウツー本や、自己啓発のように、

〇〇をしたらよいとか、解決するなんてことはなくて、

いつも伝えているとおり、もがきながら、少しずつしか進めない。

以前書いた「聖なる諦め」というか、もうやり尽くしたという感覚。

これまでと同じではなく、元に戻るのではなく、

新しく生きなおす、新しい人生を再構築していく作業。

180度方向転換する人もいるだろうし、少しだけ価値観を変更していく人もいるだろう。

自分のなかにある本当に真実で正しいと思える部分だけを残して、

それを日々、必死に探して、確認して、何度も確認して、試して、

そして、それ以外を変えていく作業。

虚しい日々のなかで、ひとつ、ふたつと少しだけ価値あるものが見えてくる。

いきなり大きく変化はしない。目に見えないレベルの変化を積み重ねて、

1年、3年、5年、10年たって、ようやく、

ああ、あれからここまで来たんだ。変化できたのかもしれない。

そんな感覚かもしれない。

でも、1年後、2年後にそんなことを想えたら十分なんです。

だって絶望しかない日々から考えれば、十分です。

眠れず、食事もできず、仕事もできない日々から考えれば、

毎日ではなくても、ひとつでもふたつでも、美味しいと思えたり、

心が癒されたり、なごんだり、少しだけ興味のあることができたり、

そんなわずかなことを大切にしていきたいものです。

未来はその積み重ねの先にしかないのだから。

今日もあなたを応援しています。




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする