evergreen の ふぃ~るど・のおと

~「ふるさと」の自然やくらしのなかで 気になる話題につぶやいてみる~

機動力⤴

2022年04月27日 | Weblog
若いころバイクに乗っていて、中高年となって再び乗り始める人たちのことを「リターンライダー」と呼ぶらしい。恥ずかしながら私も最近その仲間となった。とはいっても昔乗っていたような大きなバイクではなく小さな排気量のもので、ホンダの「鉄板カブ」の流れを引き継ぐクロスカブ110というオフロード仕様の車種だ。ホンダのバイクは初めてだが、体力の減退が著しい我が身にもやさしく取り廻せるもので、性能の向上には目を見張る。数年前から購入を考えていた理由は、深山ふもとへ行きたくともこのところ崩れた林道は修復されず、車だと進めない場面が多くあること。さらに荒地を車で走った後の汚れや傷に対する家人の冷ややかな目だったりした。二十数年ぶりのランディングは多くの懐かしい気づきを与えてくれた。当たり前だが視界が広いこと、そして何より風や匂いを感じることだ。加えて燃費50km/L以上という地球環境やふところへの「やさしさ」も魅力となっている。
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Kおじさんの個展にむけて

2022年04月15日 | Weblog
以前も紹介したことのある元酪農家のKおじさん。色エンピツを使った風景画を中心とした作品で最近めっきり腕を上げていると評判だ。以前と画風が少し変わったようで、昭和の匂いのプンプンするノスタルジーあふれる作品は心に響いてくる。こんな画はもっと多くの人にも見てほしいと思い、個展をやったり、絵葉書にしたりできないものかと考えている。こんなアートの表現者がいることが田舎の暮らしをもっと豊かにしてくれる。上頓別のバス停で観ることができる。
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若きローカルヒーローたち

2022年04月01日 | Weblog
札幌市出身で大学の卒業論文のテーマを「銭湯」と掲げ、公衆浴場『黄金湯』と深いかかわりを持ったYさんは、昨年の夏から「地域おこし協力隊」としてこのマチで働いている。福祉分野を中心に地域づくりにも積極的に参加しながらその存在感を高めている。行政に身を置きながらもその枠にとらわれず、深い現状分析を重ね、地域課題に対して真正面から向き合いながら発信を続ける様は、まさに地域をおこす「ローカルヒーロー(ヒロイン?)」の名にふさわしい。彼女に限らず近年このマチをリアルに盛り上げている若者は他所からの移住者たちが多い。ともすれば人口減少にともなう悲壮感に苛まれ、地域に対する誇りや想像力までも失いつつあったわが身からは、彼女らの活動は眩しいほど輝いてみえる。と同時にマチの未来に対して手ごたえも感じるほど、忘れかけていた地域の底力も見えてきた気がする。彼女らが私たちに教えてくれるもの、それは小さなマチ、そして小さなコミュニティだからこそできる暮らし方、生き方である。
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