evergreen の ふぃ~るど・のおと

~「ふるさと」の自然やくらしのなかで 気になる話題につぶやいてみる~

絨毯とゴミ

2013年10月30日 | Weblog
森のなかの小径は様々な色の落ち葉で敷きつめられている。シラカバやイタヤカエデの黄色、ミズナラの茶色そしてナナカマドの赤いアクセントもある。その上に足を載せるとまるでフカフカの絨毯(じゅうたん)を歩いているようだ。落ちた木の葉がゆっくりと時をかけて腐葉土になり、その上にまた種が落ちて育つ。まさに森は常に循環を繰り返している。けれど舗装道路の上に落ちた枯れ葉は時として燃えるゴミ袋に押し込まれ迷惑なものとして処理される。同じものでもその行く末にこんな違いができることを思うたび、森の小径を歩く靴底に何かほんのり温かみを覚えてしまう。(ふるさとの森・藤井)
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針広混交樹林

2013年10月21日 | Weblog
聞き慣れない言葉だが、つまり針葉樹と広葉樹が適度に入り交じった森林のこと。夏の間は緑一色で気づかないが、春の芽吹きそして特に今の紅葉時季になるとそのことが強く印象づけられる。豊かな森の象徴といってもよいこの環境は北☆北海道にも広く存在している。そこでは野生生物を育み植生を多様にするしくみが作用し、ほどよい遷移もくり返されている。それらが生み出す数々の恵みは我々人間も受けている。例えば水源林として、また昨今の災害を防止する意味において・・・。そんなことを考えながら遠くを見つめているとカラ類の混群が目の前を賑やかに横切っていった。秋深し・・・。(知駒岳)
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