evergreen の ふぃ~るど・のおと

~「ふるさと」の自然やくらしのなかで 気になる話題につぶやいてみる~

せめぎあい

2014年08月21日 | Weblog
夏を代表する山野草、ヤナギランやヨツバヒヨドリもすっかり盛りを過ぎたようだ。替わってハンゴンソウが満開だが、そのなかでせめぎあいの光景を見ることとなった。ここでも憎き帰化植物の代表格オオハンゴンソウが繁茂している。いわゆる在来種VS帰化種の構図を呈しているわけだが、こんな場合どうも帰化種の方が強いイメージがある。オオハンゴンソウは環境保護グループなどで抜き取りをしているが、何しろ明治時代に帰化を始めたとのことで100年近い歴史(?)を持つ強者(つわもの)である。このように一緒に咲いているエリアはあまりないようなので、何年か見続ける事によってどちらが優勢であるか分かるだろう。もちろん在来種であるハンゴンソウに軍配が上がってほしい。(神崎)
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マチに感ずる - 人口減少社会

2014年08月13日 | Weblog
このほど日本創成会議が示した自治体ごとの人口将来推計データにはショッキングな数字が並んでいた。このマチの2040年の人口が764人(現在1,890人)となってしまうというものだ。高度な少子高齢化社会が招く結果としての予測を認めない訳にはいかないが、特に小規模町村にとって人口減少はマチの存続を揺るがす主因となる。子どもを産む女性(20~39歳)の人口構成が低いとこの傾向は顕著であるから、若者の人口を増やすことが急務であることは明白だ。一方、別の新聞の記事は以前と比べて農山村で暮らしたい若者の希望者が増えていると伝えている。この両者のニーズとウォンツを融合させるにはどうしても地域での仕事が必要である。そのためには地域の資源を活用した新ビジネスの創出、例えば木質バイオマスの生産拠点あるいは有機野菜生産農家や放牧型酪農スタイルの提案などの可能性、さらに山村暮らしを希望する都市の子どもたちの受け皿となる体制づくりなどを探ってゆくしかないだろう。人口減少社会では地域間競争が激化するが、それを勝ち抜いてこそ農山村は生き残れるのである。無策な地域は消えゆく運命にあるこの社会において、改めて自治体の主体性が問われている。現状を未だ他人事としか捉えられない輩たちにも現実は確実に迫りつつある。
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