evergreen の ふぃ~るど・のおと

~「ふるさと」の自然やくらしのなかで 気になる話題につぶやいてみる~

SDG s - 持続可能な開発目標

2018年10月28日 | Weblog
「どうやって直すのか分からないものを壊し続けるのはもうやめてください」。今から約26年前、ブラジルで開催された地球サミットでの当時13歳だった少女の演説だ。会議では生物多様性、地球温暖化などの地球規模での環境問題の解決に向けた宣言を行った。同時に「持続可能な開発目標」も謳われ、国や企業だけではなく、市民も身の丈に合った生活を続けることが地球環境をこれ以上悪化させないうえで重要な要素だと確かめられた。四半世紀経った現在、その目標に沿った貢献は続けられているのだろうか? ローカルな視点でマチのエリアを見渡すと明らかに改善されたのは川だ。以前、川の小石には必ず汚れた藻が付いていたがこのところは見られない。家畜糞尿などの対策が活かされていると感じる。ただ一方で、ウグイやドジョウなどの小魚の成長を妨げている要素の存在は感じている。また、森林の一部は放置林化して荒れた状態にあると聞く。産業(経済)と環境が相反関係ではないにしても、経済の成長が環境問題を解決するわけでもない。小さな自治体にも環境や生物、エネルギーなどを総合的かつ統括的に扱う部門の必要性を感じつつ、晩秋の透き通るような紅葉の山々を眺めながらサミットでの少女の言葉を反芻していた。(知駒)
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2018年10月07日 | Weblog
普段はあまり読まない、いわゆる自己啓発分野の本だが、タイトルにそそられて買ってしまった。『学びを結果に変える アウトプット大全』(樺沢紫苑・サンクチュアリ出版2018)。つまりこれまでの、特に日本人に多かったインプット(入力)タイプの学習による知識詰め込み型にエネルギーを使うことから、アウトプット(出力)型の運動へとシフトしてゆくことの重要性を説く内容である。確かに学習も大切であるが、あたかも知りえたことでの満足感が次へのもっと重要な動きを鈍らせていることがあるようだ。本来、アウトプットするためのインプットであるはずのものが、気が付くとインプットだけで満足している自分がいる気がする。「読む」「聞く」から「書く」「話す」への意識的な行動形態の変革と同様に従来の「受信」型から「発信」型の地域づくりがいま求められているのも確かだ。(彩雲・弥生)
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