evergreen の ふぃ~るど・のおと

~「ふるさと」の自然やくらしのなかで 気になる話題につぶやいてみる~

もうひとつの雪虫

2009年03月31日 | Weblog
晩秋、雪のしらせを告げる雪虫を知る人は多いが、今の時期にももうひとつの雪虫が存在する。クロカワゲラの仲間でセッケイムシ(雪渓虫)とも呼ばれている。晴れた暖かい日に雪の上を歩く姿が見られる。川沿いを歩くと本当の雪に交じって降ってくる(?)黒い粉のようにも見える。雪上に昆虫の姿・・・初めは戸惑いがちに眺めていた。(頓別川・寿)
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「シカタ」が吹かない

2009年03月29日 | Weblog
もう4月だというのに雪解けが進まない。暖冬であったはずなのにここへきて春は足踏みをしているようだ。古老の話によると「シカタ」が吹かないからだという。「シカタ」とは春から夏に吹く強い南風のことで「日方(ヒカタ):お日様の方向から吹く風」が正しいらしい。それでも南斜面の山裾には土が見えているところもあって、今年最初のフキノトウを見つけた。耳を澄ませば「シカタ」の音が聞こえてきそうな気がした。(平太郎ノ沢・寿)
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春の予感

2009年03月15日 | Weblog
長い冬が終わりを告げようとしている。「春は水辺から始まる・・・」というが、雪で閉ざされていた川が開き、ヤナギの芽が膨らんできた様子からも春の予感がする。スズメたちのさえずりも変わり、トンビも戻ってきた。桜が咲くのはまだまだ先だが、待ちにまった季節の移ろいを2ヶ月以上もゆっくりと味わえる。北のマチで暮らすことに感謝したい。(頓別川・上駒)
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