evergreen の ふぃ~るど・のおと

~「ふるさと」の自然やくらしのなかで 気になる話題につぶやいてみる~

ラクヨウのひろがり

2012年11月11日 | Weblog
雪が降る季節のはじまりは、身近な景色の変化が教えてくれるもの。カラマツは別名「ラクヨウ」とも呼ばれる落葉針葉樹で、黄金色に染まると初雪が近いことになる。北海道にはもともと自生しておらず、すべて造林したものであるが、このように常緑の針葉樹林などでポツンと生えているものは野鳥や獣たちが種をはこんだものと考えていいだろう。今の時期は色の違いでカラマツの分布図が明確になっている。ひと昔前は成長は早いが木材としては扱いにくい(節が多く捻れやすいなど)樹種とされてきたが、最近では乾燥技術の進歩や節があることの特長を生かした用途が見込まれる。もともとなかった樹種が今となっては北海道らしい景観を醸し出しているようだ。(知駒)
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