◯月経過多◯
月経による通常の出血の場合、血液の色は明るい赤で、どろっとした固まりが出ないのが多くの場合です。しかし、2日目、3日目でも毎回漏れ出すくらいになっていて、ナプキンを替えないといけない場合、出血が多すぎるかもしれません。もし、出血が多く、疲れを感じたり、弱ってきたような感じがあれば、ヨガの練習は休んで、ゆっくり休むことも大切です。また、毎月続くようであれば、お医者さんに診てもらうと安心です。
◯子宮内膜症◯
月経過多は、もしかすると、もっと深刻な原因がある場合もあり、子宮内膜症もそのひとつです。子宮の内側を覆っている組織が、妊娠の準備をするために厚くなって、妊娠しないと月経のときに剥がれて排出されますが、体外に排出されずに溜まったものが、卵巣や子宮以外の他の臓器に癒着して増殖するため、激しい生理痛や、月経過多などの症状を起こします。
原因に関わらず、ストレスがさらに悪化させるともいわれています。激しい生理痛は、ストレスの多い生活や、無理のしすぎへの身体からの気づいてほしい、というメッセージ、ウェイクアップコールだと思って、はじめの1日は、意識してたっぷり休んだり、そのあとも、無理をしすぎず、身体を休めるようにしたいですね…!そして、少しずつ時間をかけて、ストレスの多い生活、身体に負担をかけるライフスタイルを見直せたら良さそうです。
◯月経が重いときのヨガ◯
できるだけ、ポーズで無理をしないようにして、深くポーズをとりすぎないようにします。
ヘッドスタンドや、ショルダースタンド、脚を上に上げるポーズ、鋤のポーズなど、逆さまになるポーズをしないようにします。
ポーズのなかで、完全にリラックスします。お腹の力を緩めて、脳もリラックスさせて、呼吸をゆったりと心地よいペースでしていきます。呼吸を、お腹、頭、脚など今心地よくないところ、がんばりすぎているところに送るようにイメージします。
ゆったりとしたポーズは、ひきつりや痛みを和らげ、ストレスを軽減し、新鮮な血を骨盤周りにもたらします。
自分への厳しいジャッジや、もっとがんばらなきゃ、という思い、もっと戦わなきゃ、という思い、厳しさを少し緩めて、いったん立ち止まり、自分の身体を包みこむように、いたわるように、抱きしめるように、今の感情、身体、呼吸、そして自分自身に気づいていきましょう。
参照: The Woman's Book of Yoga & Health
ー A Lifelong Guide to Wellness ー
Linda Sparrowe 著