後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔669〕雨のち晴れの「3.20さようなら原発集会」。澤地久枝さん(90代)、鎌田慧さん(80代)、落合恵子さん(70代)はじめ6000人参集!

2024年03月22日 | 市民運動

*今集会は4種類のステッカーでした。

*裏にはそれぞれプログラムが印刷されています。

*原宿から代々木公園に向かう道々、チラシを20組ほどもらいました。

 2024年3月20日、代々木公園に着いたのは午後1時を少し回った時でした。オープニングライブの松元ヒロさんがステージに上がっていました。相変わらずの乗りの良いトークに会場が大いに沸いています。しかしながら、途中で冷たい雨が降ってきました。座ったまま傘を広げて耐えていましたが、さすがに窮屈です。途中でトイレに立った後は、多くの人が立ちながらの集会参加でした。
 澤地久枝さん(90代)は今年も杖をつきながら駆けつけてくれました。鎌田慧さん(80代)は最後までデモの先頭に立って歩き続けられました。落合恵子さん(70代)の歯切れ良いコメントを繰り出します。

*小さく写っているのが澤地久枝さんです。

*ルポライターの鎌田慧さんです。

 そして、全国各地の反原発・脱原発団体によるアピールが続きます。詳しくはプログラムを参照してください。
 ブース出展は24団体、キッチンカーも出動して賑やかです。

 3時から2つに分かれてデモ行進です。我々3人組清瀬隊は短い方の渋谷コース1.3㎞を歩きました。副都心線で清瀬まで戻ってきてビールで乾杯! ご苦労様でした。
  清瀬・憲法九条を守る会、清瀬・くらしと平和の会のメンバーは合計5人、叛逆老人はまだまだくたばりませんよ!

◆坂本龍一さんも大江健三郎さんもいないけど…「事故から13年、脱原発をあきらめない」代々木公園で集会(東京新聞、2024年3月20日 19時14分)

 昨年亡くなった作家の大江健三郎さんや音楽家の坂本龍一さんらが呼びかけた「さようなら原発」運動の全国集会が20日、東京・代々木公園で開かれた。主催者発表で約6000人が集まり、一時雨が降る中、脱原発を訴え、集会後は周辺をデモ行進した。

「さようなら原発」全国集会で反原発を訴え、プラカードを掲げる参加者たち(写真略)

 東京電力福島第1原発事故直後の2011年6月、大江さんや坂本さん、21年に亡くなった瀬戸内寂聴さんら9人が呼びかけ人となって始まった。原発のない社会を目指し、署名や集会などを続けてきた。
 20日の集会では、大江さんらと共に呼びかけたルポライターの鎌田慧さん(85)が登壇。「大江さんも坂本さんも瀬戸内さんも亡くなった。ここまで頑張って13年がたったが、まだ原発はある」と述べ「あきらめずに声を上げて廃炉、脱原発に向かっていきたい」と力を込めた。

反原発を訴えデモ行進をする人たち(写真略)

 能登半島地震被災地の石川県珠洲(すず)市で、かつて「珠洲原発」の建設を止めた住民運動に関わった元市議の北野進さんも参加。「原発ができていたら(今回の地震で)奥能登が被ばくしていたかもしれない」と危険性を訴えた。(岡本太) 

 ◆3月の脱原発行動
  3.15(金)「原発いらない金曜行動」、
  3.20(水・休日)「さようなら原発集会」、
  3.23(土)「Stop!女川原発再稼働」集会

                                   鎌田 慧(ルポライター)

 福島原発事故。昨日で13年たった。それでも「帰還困難区域」と言い
換えられている「立ち入り禁止区域」は、福島県内にまだ7市町村も
残っている。住民登録する人の数に対する居住者の割合は、第一原発の
立地地域の双葉町は2%、大熊町は6%。隣接していただけなのに浪江
町は14%。
 「原発さえなければ」と牛舎の板壁に書き遺して自死した、54歳の酪
農家の無念さをわたしは時々想い起こす。
 いま平然と原発促進を唱える岸田文雄首相は、彼の死をどう思うのだ
ろうか。いまだ事故後の「緊急事態宣言」下にあるにもかかわらず「原
発回帰」を掲げる首相の無責任と暴政は許しがたい。

 13年たった11日(月)タ刻、内幸町・東電前での抗議行動があった。
 わたしも参加。10万年もの未来に危険を与え続ける核廃棄物の始末を
解決できない原発は、いますぐ停止すべきだと訴えた。
 3月15日(金)午後6時30分から、首相官邸前で「原発いらない金曜行
動」がある。
 このほかに参加するのは20日(水・休日)午後1時、代々木公園で「さ
ようなら原発集会」。落合恵子さん、澤地久枝さん。福島の東電刑事告
訴団、女川原発、志賀原発、東海第二原発反対運動や環境・エネルギー
団体の若い活たち。23日(土)午後2時、仙台勾当台公園で「Stop!
女川原発再稼働」集会。脱原発は必ず成功すると訴えたい。
                (3月12日「東京新聞」朝刊19面「本音のコラム」)