後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔606〕鎌田慧著『叛逆老人-怒りのコラム222』(論創社)が発刊されました。

2023年07月29日 | 図書案内
 このブログでお馴染みのルポライター鎌田慧さんの新著が発刊されました。『叛逆老人-怒りのコラム222』(論創社)です。東京新聞で好評連載中の「本音のコラム」4年半分が収録されています。膨大な資料を駆使して書き続ける作家魂に驚嘆させられます。
 なお、本書以前の「本音のコラム」3年分は『言論の礫-不屈のコラム』(同時代社)に収録されています。合わせて読むと、日本の7年半の政治や社会が浮き彫りになります。



■内容(論創社のサイトより)
誰のための政治なのか!

森・加計問題から日本学術会議の任命拒否、そして国葬強行……。
安倍、菅、岸田政権の三代にわたる民意無視の専横きわまる政治はどこまで続くのか。
いまも全国各地で集会やデモを呼びかけ、闘い続けるルポライター、渾身のコラム。

東京新聞で好評連載中の「本音のコラム」4年半分を収録!

■著者紹介
鎌田慧󠄁(かまた・さとし)
1938年青森県生まれ。新聞、雑誌記者を経て、ルポルタージュ作家に。原発、開発、冤罪、労働、沖縄、教育など、社会問題全般を取材、執筆。それらの運動に深く関わっている。
主な著書に『新装増補版 自動車絶望工場』(講談社文庫)、『狭山事件の真実』(岩波現代文庫)、『反骨 鈴木東民の生涯』(新田次郎賞、講談社文庫)、『屠場』(岩波新書)、『六ヶ所村の記録』(毎日出版文化賞、岩波現代文庫)、『残夢 大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯』(講談社文庫)など多数。

〔605〕マティアス・ヴェニガー博士「ナチスによってユダヤ人家庭から盗まれた銀の家宝を返す使命を担う」の巻

2023年07月27日 | テレビ・ラジオ・新聞
 このブログに再三登場していただいてるマティアス・ヴェニガー博士は、バイエルン国立博物館の学芸員です。福田緑の写真集『祈りの彫刻』全Ⅴ巻の発刊に際してはお世話になりっぱなしの恩人です。とりわけ第Ⅳ巻『完・祈りの彫刻-リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』では巻頭言をいただきました。ご自宅にも2回招いてくださり、親しくさせていただいています。
 そのヴェニガー博士の記事がThe Mainichi に掲載されました。緑の解説とともに紹介します。

■私たちの友人、ドイツ、ミュンヘンにあるバイエルン国立博物館のマティアス・ヴェニガー博士の記事が The Mainichi に掲載されたので紹介したいと思って書いています。彼がとても大事な仕事をしていることがわかり、とても忙しそうにしている理由に深く納得しました。
 以下、Deeple翻訳で訳した内容に手を加えて貼り付けました。福田 緑

https://mainichi.jp/english/articles/20230614/p2g/00m/0in/022000c
1 von 3 20.06.2023, 20:38


◆The Mainichi 2023年6月14日

ドイツ人学芸員、
ナチスによってユダヤ人家庭から盗まれた
銀の家宝を返す使命を担う

ミュンヘン(AP)--マティアス・ヴェニガー氏は、白い布の手袋をはめて変色した一対の銀の燭台を慎重に持ち上げ、その底に付いている黄ばんだステッカーを見つめた。

この燭台は、バイエルン国立博物館にある111点の銀製品の一点である。これらの銀製品は1939年の第三帝国時代にナチスがユダヤ人家庭から盗んだものだった。ナチスは政権を取ると、すべてのドイツ系ユダヤ人に対して彼らが所有している銀製品を質屋に持ち込むように命じた。これはユダヤ人を辱め、罰し、排除するために作られた多くの法律のひとつである。

1933年、ナチスがドイツで政権を握った後、ユダヤ人に対する差別と迫害が始まった。そして1945年にドイツが降伏して第二次世界大戦が終わるまでの間に、ナチスはヨーロッパのユダヤ人やその他の人々600万人を収容所(ホロコースト)で殺害するに至ったのだ。

ミュンヘンのバイエルン国立博物館の学芸員であり、返還活動を監督するヴェニガー氏は、できるだけ多くの銀製品を元の所有者の子孫に返還することを使命としている。
「質屋に持ち込まれたこれらの銀製品は、ホロコーストで一掃された人々から残された唯一の生存の証であることが多いのです」。ヴェニガー氏はAP通信のインタビューに答えた。そのインタビューは今後返還されるはずの銀食器が展示された博物館のワークショップで行われたものだった。
「それゆえ、遺族を探し出し、彼らに返還することが本当に重要なのです」と彼は付け加えた。

ユダヤ人家庭から持ち去られた何千もの品々は、約135トンの銀に溶かされ、ドイツの戦争を助けた。しかし、いくつかの博物館には、安息日の前夜にロウソクを灯すための燭台、ワインを祝福するためのキドゥシュ・カップ、銀のスプーン、ケーキ・サーバーなどの数百の銀製品が残されたのだった。

1950年代から1960年代にかけて、ホロコーストの生存者が名乗りを上げ、盗まれた品々を積極的に取り戻そうとすれば、返還されるものもあった。しかし、持ち主の多くはホロコーストで殺害されたり、またナチスから逃れることができたとしても、世界の遠く離れた場所で亡くなった。
「最後の所有者の3分の2はホロコーストを生き延びることができませんでした」とヴェニガー氏は言う。

ヴェニガー氏は、このような困難な状況にもかかわらず、綿密な調査、献身的な活動、そして歴史に関する深い知識を駆使して、これまでに約50点の品々を元の所有者の家族や親戚に返すことに成功した。
氏は、今年中に残りの遺品をほぼすべて返還できると確信している。

まず、彼は元の所有者の身元を探す。いくつかの作品に貼られている小さな黄ばんだ紙のステッカーが彼を助けているのだ。それは質屋によって貼られたもので、独裁政権と戦争の時代にあっても、ドイツ人の執拗な官僚主義が残っていたことを物語っている。ステッカーに書かれた番号は、80年以上前の文書にも銀製品の保存を諦めて質屋に差し出した人々の名前が記載されているのだ。時には、何世代にもわたって家族に受け継がれてきた愛着のある家宝でもある。

ヴェニガー氏は元の持ち主の名前を見つけると、ユダヤ人の死亡記事と系図のデータベースを調べ始める。直系の子孫やもっと遠い親戚がネット上に名前を載せているかもしれないと期待して。

「そうして電話帳を通じてある世代から次の世代への繋がっていき、LinkedIn、Facebook、InstagramやEメールアドレスなどなどが、その家族の若い世代に対応していくことになります。」
と研究者は説明した。
ほとんどの場合、ヴェニガーは幸運にも正しい親族を探し出すことができているという。

子孫の大半は米国とイスラエルに住んでいるが、同博物館はすでに、あるいは現在進行形でフランス、イギリス、オーストラリア、メキシコに住む遺族にも銀製品を返還している。
そしてヴェニガー氏は個人的に遺族に作品を届けるようにしているのだ。彼は今年の早い時期にアメリカに渡った。また先週はイスラエルの遺族に19点の品物を返還してきた。

そのイスラエルでヴェニガー氏は、テルアビブの北にあるクファール・シュマリャフの自宅を訪ね、ヒラ・グートマン(53歳)と彼女の父ベンジャミン・グートマン(86歳)に会い、小さな銀の杯を手渡した。

ヴェニガー氏は、マゲン・ダヴィッド・アドム(イスラエル版赤十字国際委員会)の追跡サービスの助けを借りて一家を探し出すことができたのだ。

この杯は、安息日の前夜にワインを祝福するキドゥシュに使われたものだと思われるが正確にはわかっていない。というのも、ベンジャミンの祖父母であるバイエルンの牛商人サロモン・グートマンとその妻カロリーナが元の所有者だったのだが、祖父母はナチスによってトレブリンカ絶滅収容所で殺されたからだ。
「この杯を取り戻すのは、私たちにとって複雑な気分でした。なぜなら、ご存じのようにそれが祖父母の唯一の遺品であるからです」と語った。
ベンジャミン・グートマンの祖父母はホロコーストで殺害されたが、彼らの息子マックス(ベンジャミンの父)は、ナチスから逃れてイギリス領のパレスチナ(現在のパレスチナ自治区)に逃れたため、生き延びたのだった。

銀の杯を失い、それを返された悲しみにもかかわらず、グートマン夫妻は、銀の杯を取り戻せたことを喜んでいる。そして9月のユダヤ暦の新年であるロシュ・ハシャナーには、親戚一同と共にこの銀の杯で儀式を行うことを計画してるという。

ヴェニガー氏について、グ-トマン夫妻は彼と彼の仕事を賞賛している。
「彼は本当に献身的です。」ヒラ・グートマンは言う。「彼はこの小さな杯をとても大切に扱っています。まるで聖なるもののように。」
                                       
                                                            END

〔604〕冤罪・袴田事件から視えてくるものとは-たんぽぽ舎メルマガから考えます。

2023年07月25日 | メール・便り・ミニコミ
 脱原発・反原発を旗印にするたんぽぽ舎メルマガに貴重な論考が掲載されました。私にとっては馴染みのあるお二人です。再録させてもらいました。

■たんぽぽ舎メルマガ〔4822号〕より
 
87歳の袴田巌さんの残された貴重な人生を
 愚弄(ぐろう)するな!殺すな!
 袴田ひで子(姉)さんの凛とした強さが弟を支えた
 静岡地検は有罪立証方針を撤回せよ…静岡県弁護士会・声明
               溜口郁子(無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会)

 7月16日(日)は夕方から【袴田巌さんの完全無罪を求めるくにたち
集会】でした。
 最初にお話された金聖雄監督は、袴田巌さんを描いた「夢の間の世の
中」や「獄友」という冤罪を訴えながらお互いを励まし合う4人の「
友」の日常を映したドキュメンタリー映画を作られました。
 金監督と袴田さんを救う会はそれ以来ご縁があります。
 最近は「オレの記念日」という、布川事件で冤罪を晴らすために闘わ
れた桜井昌司さんを丹念に撮られた映画で、最近第28回平和・協同ジャー
ナリスト基金賞 奨励賞受賞や第14回座・高円寺ドキュメンタリーフェ
スティバルコンペティション部門で大賞を受賞されました。

 今回はテレビETV特集で放映された「雪冤(せつえん)〜ひで子
と早智子〜」という冤罪を訴える弟さんや夫を支える2人の素敵な女性
のドキュメンタリーの一部に新たな袴田巌さんとひで子さんの日々を加
えた約30分の録画上映をされた後にお話を伺いました。

 「冤罪映画監督と言われてしまいまして」とユーモアを交えながらも
今回の検察の袴田事件への有罪立証に静かな怒りを述べておられました。
 袴田巌さんの日常にも触れられて、最近の「お金を儲けて平和のため
に使わなきゃあかん。」とか「蒲田に最高裁がある。」と巌さんの言葉
が伝えられました。
 袴田巌さんが長年の収監による拘禁症状から抜け出せることはなかな
かないようです。

 又「無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会」からは門間幸枝副代表が
お話し、これまでの袴田さん支援の日々と、完全無罪を強く願いながら
天国に召されてしまった熊本典道元裁判官への思いを切々と語りました。
 何より嬉しいのはと、袴田事件を通して理不尽な冤罪がなくならない
日本を知り、ある小学校と中学生の2人の男子が裁判官とそれに関係す
る仕事を目指している喜びを語りました。

 門間幸枝さんは、「袴田さんを救う会」の広告塔としてこれまで全
国に支援を訴えて回り、ジュネーブの国連人権理事会に訴えたり、海外
にも何カ国も足を運んできました。
 私たち「袴田さんを救う会」では、これまで袴田ひで子さんの凛とし
た強さに逆に励まされてきた年月でもあります。
 検察は今後有罪立証をするとか。袴田巌さんの気の遠くなるような年
月の理不尽さを思います。

 この袴田巌さんの再審公判を巡り、静岡県弁護士会の杉田直樹会長
は18日、静岡地検に対し、有罪立証方針を撤回するよう強く求める声明
を公表した。
 静岡市葵区で記者会見した杉田会長は「いたずらに貴重な時間を費や
す行為。袴田さんに残された貴重な人生を愚弄(ぐろう)している」と
述べました。(静岡新聞より。)
 これからも袴田巌さんが完全無罪を勝ち取るまでご支援をよろしくお
願い致します。
 主催者の「くにたちで人権を考える会」の皆様、お世話になりました。
 司会をされた押田さんは狭山事件の支援者、当会にも多大な協力をし
てくださっている方です。ありがとうございました。

◆沈思実行(155)デッチあげ捜査官の手口
  みそタンクには何もなかった−現場を捜査した静岡県警の発言

                          鎌田 慧

 冤罪事件は誤認逮捕からはじまる。逮捕された容疑者は、警察署
の密室で、刑事たちから虚偽の自供へ誘導される。やっていないのに自
白するわけはない、とだれでもが考える。が、刑事たちは執拗で捕らえ
た獲物に供述調書への署名、指印をさせてしまう。
 彼らは自分たちに不利な証拠は隠蔽し、有罪の証拠を偽造する。その
結果、死刑の宣告を受ける。
 非人間的な、不条理のドラマだ。「みそタンクには何もなかった」。
 1966年、清水市(現静岡市)での一家4人強盗殺人事件で、現場を捜査
した静岡県警の元刑事が東京新聞記者に語った(6月30日付け)。

 逮捕されていた袴田巌さん(87歳)は、東京でプロボクサーになってい
たが、清水市のみそ製造工場ではたらいていた。「ボクサー崩れ」との
賤称が容疑者にされた理由だ。逮捕理由はパジャマに付いていた血痕
が、被害者の血痕と一致する、だった。

 が、逮捕の翌年、みそタンクから、白ステテコ、白半袖シャツ、ズ
ボン、緑色のズボンの5点が発見された。
 検察は犯行時の着衣をこれまでのステテコから、5点の衣類に替え
た。みそ工場の労働者が、自分たちがつくった商品「みそ」の中に血で
汚れた下着を捨てようと思うかどうか。

 当時、捜査を担当した刑事が、べつの警察署に移動していたが、み
そタンクから着衣が出てきた、とのニュースを聞いて「なんであんなも
のがでてくるのか」と驚いた、という。

 着衣に付着していた血痕の色は、事件から1年が経って発見された
にしては、「赤み」が残っていて不自然だった。
 袴田さんが逮捕されたあとに、第三者が入れた可能性を否定できな
い。「第三者は捜査機関の可能性が高い」というのが、再審開始を決定
した東京高裁の判断だった。

  容疑者の着衣に警官が血痕を付着させた例としては、「弘前事件」(
教授夫人殺し、1945年)がある。
 狭山事件では石川一雄さん自宅の鴨居に被害者の万年筆があったとさ
れてきた。
 が、それは被害者のものではなく、別物の万年筆を三度目の家宅捜査
時に捜査官が置いたとしか考えられない。
         (7月19日週刊「新社会」第1315号より転載)

〔603〕西崎さんの憲法審査会ウオッチングメール「憲法審査会関係 長谷部恭男氏による記事東京新聞7月5日」です。

2023年07月16日 | メール・便り・ミニコミ
 お馴染みの西崎典子さんの憲法審査会ウオッチングメールが届きました。新聞記事が良く読めないと思いますがご容赦ください。

◆審査会ウオッチング宛先の方々にBCCでお届けします《拡散大歓迎》

真夏を超える暑さですね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、211国会の審査会は衆院の6.15で終わりましたが、改憲派は
せっせと記者会見などで「ここまで成し遂げた」とPRに努めメディアはそれを反復
公報しました。

その後7月5日には、審査会で参考人陳述をした長谷部恭男早大教授の主張が、今度は東京新聞に
載りました。憲法学者の考えが一般に公開されるのは貴重なことと思い、これを添付致します。



タイトルは「54条の本旨忘却 政権居座りの危険
 緊急事態条項対応。本末転倒の改憲提案」

 審査会のときと全く同じ趣旨で、少しだけ短くなっています。
〈議員の任期延長〉壊憲は、はっきりと退けています。

6月の衆院ー審査会で改憲派は同教授の説明が理解できず、又は理解しようとせず、
権威ある学者に反発し、失職した議員の居残りである〈任期延長〉に拘泥し続けました。

その後、当然衆院審査会での改憲派の発言を知ったうえで、長谷部教授が改めて自説を公表したわけです。
前のとほぼ同じ文ですが、改めて是非お読みください。

【経緯】
最近は緊急事態条項のからみで〈参議院の緊急集会〉と〈議員の任期延長改憲〉の扱い
が大きなテーマに浮上してきました。
緊急事態の際、日本の多くの地域で長期期間
選挙ができなくなったらどうするか、と壊憲派が問題視をしたからです。

参議院の緊急集会については参考人を呼び、話を聞きました。

5.18衆院の参考人…2名、長谷部恭男早大教授、大石眞京大名誉教授
5.31参院の参考人…3名、長谷部恭男早大教授、土井真一京大教授、松浦一夫防衛大教授

このうち長谷部教授は、2回とも〈参議院の緊急集会〉を推し、〈議員の任期延長改憲〉を退けました。
土井教授は、長谷部教授とほぼ同様の発言をし、細部は少し追加をしました。

この結果、参議院は5.31当日の長谷部・土井両参考人の説明を理解し、ほとんどの委員が〈参議院の緊急集会〉を受け入れました。
しかし、衆院は6月1,8,15日の3回とも、〈議員の任期延長改憲〉に固執しました。

秋の臨時国会になると、衆議院の改憲派は、緊急事態条項については
〈議員の任期延長改憲〉を突破口にして、本格的に緊急政令、
緊急財産処分に進もうとするはずです。

質より量で間違った見解で押し切ろうとする衆院審査会にまかせず、参院の〈参議院の緊急集会〉と委員の皆さんを
後押しすることが大切です。

ひとりひとりの意思表明が大きな力になります。憲法改正(か否か)は市民社会と国の生命線です。
暑いですが、考えていきましょう。

以上西崎でした。

〔602〕清瀬市議会議員3期目、ふせ由女の「ゆめ通信」〔2023年夏号〕ができました。

2023年07月08日 | メール・便り・ミニコミ
 清瀬市議会議員3期目、ふせ由女の「ゆめ通信」が出来上がりました。春に市議会選挙があり、少しずれ込んできてこの時期発行になりました。
 ふせ由女は一人会派「共に生きる」で活動しています。無所属の議員です。
 本号は、彼女の議会レポートと、白石孝さんを招いての「マイナンバーカード」と「給食の無償化」の学習会の報告です。
 今年の憲法大集会の様子を私がレポートしました。
 袴田裁判の報告もあります。本日、2023年7月8日、朝日新聞の1面に「検察、袴田さん有罪立証へ」というとんでもない記事が出ていました。恐れていたことが起こりました。





 本を1冊紹介します。
 「第4章 それぞれの朝鮮学校物語」の中には、前川喜平「民主党政権はなぜ朝鮮高校を無償化できなかったのか」、長谷川和男「全国行脚『朝鮮学校を歩く!』1100キロ・156万歩の旅」なども掲載されています。長谷川さんは、私が若き日に教職員組合運動の中で知り合いました。



〔601〕冊子『平和憲法で戦争させない-立憲主義と安保法制違憲訴訟』(寺井一弘、伊藤真)が届きました。

2023年07月07日 | 図書案内
 〔599〕のブログが再び削除されました。冊子の目次を紹介したことが「差別表現などの不適切な表現」になったのでしょうか。鎌田慧さんのコラムは「忖度」して削除します。その他の文章はそのままにしておきます。「いいね」など18人のクリックがあったのですが、残念ながらでゼロに戻ってしまいました。応援してくれた皆様ごめんなさい。(以下原文です)
 

 安保法制違憲訴訟を支援しています。そんな関係から、冊子『平和憲法で戦争させない-立憲主義と安保法制違憲訴訟』(寺井一弘、伊藤真)が届きました。趣旨の賛否にかかわらず一読をお勧めします。
 お手紙と冊子の表紙を紹介しましょう。
 
 残念ながら手紙と冊子の表紙は「意図的に」削除されてしまいました。ならば、目次の骨子だけでも掲載しておきましょう。
第1 平和憲法の成立とその社会的意義
第2 集団安全保障と専守防衛・安心供与政策
第3 反撃能力(敵基地攻撃能力)、安保関連3文書の意味するもの
第4 平和憲法「破壊」のあとの日本はどうなるのか
第5 安保法制違憲訴訟は何故提起されたか
第6 国民と世界へのメッセージ

*なぜか、このブログは「差別表現などの不適切な表現」との理由から削除される可能性があります。あるいは、手紙と画像だけ削除されるかも知れません。ご了承のほどを。
*やはり、このブログを掲載して1時間も経たないうちに画像が削除されました。不思議なことに私のパソコンでは見ることができるのですが、他のパソコンでは削除されました。憲法を守れという趣旨の冊子の何処が差別表現なのか、理解に苦しみます。同じ趣旨のブログが停止されたので、管理人はひょっとして添付した新聞コラムに問題を感じているのかと私は「忖度」して、それらを削除して1週間以上前に「再提案」したのですが、梨の礫でした。何を差別と規定しているのか、明らかにされない怖さを感じます。
*結果的に「差別表現などの不適切な表現」のあるとされたブログは削除しました。しかしそれはこのブログに画像は削除されながらなんとか生き残っています。削除された画像はいずれも間違いなく日本国憲法を尊重する立場の雑誌や冊子です。「差別表現などの不適切な表現」などは微塵もない素晴らしい読み物であることをここに書き記しておきます。横やりを入れてきたのはその逆の立場の勢力でしょう。
*やはり、私のパソコンからも本の画像が削除されました。この画像が「差別表現などの不適切な表現」となるようです。噴飯物とはこのことを言うのでしょう。
*さて、そんなこんなで読むところが少なくなってしまったので、気を取り直して鎌田慧さんのコラムを読んでもらいましょう。(残念ながら削除します)