いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

ニコンからサクラ色のカメラ

2008年09月22日 | 比べてみよう

 極楽家の記録部に新しく加わったNIKON COOLPIX S520です。大きさと重量はCybershot DSC-L1とほぼ同じ。やや高さが増していますが、少し薄くなっているので容積には大差ないでしょう。薄いピンク色の「サクラ」と呼ばれる色を選んだのですが、極楽妻には「カタログの色と違う」と最初からクレームをつけられてしまいました。確かにカタログより色が浅いみたいです。私はピンクならいいじゃないかと思うのですが、女性はルージュなどで馴染んでいるため、特にピンク系の色合いには細かいようです。

 カメラの世界では「サクラ」は小西六写真からコニカ、更にコニカミノルタと発展したメーカーの商標名「サクラカラー」(後にコニカカラー)として有名だったので、他社は商品に採用することを憚って(はばかって)いたはずですが、サクラカラーの記憶も遠い昭和の1コマに追いやられた今でこそ「ニコンのサクラ」なのでしょうか。

 私はこんなカメラでも実用品として見ますので、ボディの色よりも画質や処理速度などが気になります。フラッシュ(フィルム時代は他のフラッシュと区別するためにストロボと呼んでいましたが、高圧キセノンランプ以外のフラッシュは絶滅しましたので、一般的な呼称に合わせます)の発光面積が非常に狭いため点光源に近いきつい光になり、光軸がレンズに近いため赤目現象を起こしやすいことが予想されます。ホールドの具合はまあまあですが、この手のコンパクトカメラは画質より携帯性優先なので仕方がありません。

 さっそく撮ってみました。スナップとして十分な画質なのは当然ですが、細かく見るとやっぱりフラッシュが目立ちすぎて平面的な写真になっていますし、赤目も出ていますね。モニター調光のため(と恐らくは赤目低減のため)のプレ発光によりタイムラグが大きいのもやや気になりました。ニコンはこのモニター調光システムをi-TTLと称して高級一眼レフにも展開しているのですが、強力なフラッシュ電源と高速な演算回路を持つ一眼レフではタイムラグが問題にならないのでしょうか。

 さすがに手ブレはありませんね。腕がブレているのは息子の動きによるもので、手ブレではありません。画質はブログ用の圧縮フォーマットで比べても仕方がないので、もう少し撮り溜めてからプリントで検討することにします。現時点で明らかに合格点を付けられるのは、優秀な携帯性と光学式ブレ防止を両立させた実装技術に加えて、値段。在庫処分とは言え、この内容で2GB SDを付けて14,800円は安かったです。そう言えばDSC-L1も簡易フォトプリンタ込みで奇しくも同じ値段でした。極楽家が相手ではメーカーも販売店も利益が出ませんね。
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