風呂場のリモコンが全く反応しなくなったので外してみました。台所に親機があるので何とか入浴できますが、親機では湯船の温度や湯量調節ができず不便です。
外した後の台座です。給湯器本体との連絡はこの2芯のコネクターだけ。インターフォンと同じく、電源電流に制御信号を重ねて通信しているようです。台座を壁に取り付けるのは配線やコーキング処理が必要で普通はプロの仕事なのですが、リモコン部分だけなら誰でも付け外しできます。
ゴムパッキングが劣化して中に湿気が入ったのかと思いましたが、回路部分はきれいで、明らかな損傷はありません。こうなると複雑な回路だけにお手上げです。新品と交換してみる以外に妥当な修理方法はありません。
裏のパターンはこんな感じ。風呂のリモコンも今ではロジック回路なので、診断機なしで故障部位はわかりません。リモコンだけなら大きな出費にはなりませんが、給湯器側のマザーボードを交換することになると、5万円で済まないこともあるそうです。こうなると全体を買い換えることも考えないといけません。メーカーが推奨するガス給湯器の寿命は10年。ボイラー部分は20年ほど使えると聞いていますが、電子回路の寿命が全体の寿命を縮めているわけです。