JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

レポートその2

2013年01月30日 | ステージから

 早い時間のクリニックで完成した曲目を1曲あるいは2曲ずつそれぞれ本番のつもりで
(しゃべりも入れて)披露した方々は「わあ、緊張した!」と興奮気味でしたが、
でも、アドバイザーの立場から見ると、練習中よりもかなり出来が良いのですね
もちろん、ちょっと歌詞を間違えたり、入るところを見失ったりはありましたが、
そこは上手くサポートして、ストップすることなくステージを進行させ、
全体的にはちゃんと収まりましたし、それぞれの個性も良く出ていました。
 何より、クリニックでアドバイスされたことを、自然にすぐに実践できていることに
ビックリ

 ルバート(テンポの縛りのない演奏)は通常バースの部分とエンディングに使われる
ことが多く、聴かせどころでもあり、言うに言われぬ効果も生まれるのですが、
これがシマラナイと、とっても聴きづらいものです。
生の演奏の中に入って歌う経験の少ない人にとって、どうしたらイメージするような
歌い方ができるのか?というのは関門であり、技術的に説明もしにくいのです。

 で、今回この歌い方を使った人、二人が二人とも小谷さんの
「エンディングに差し掛かったらボクのほうも視野に入れて」というアドバイスに
本番で自然に対応し、練習ではテレもあってなかなかうまくいかなかったのに
ちゃんと「共演ミュージシャン」としてのアイコンタクトができていたのです
真剣なあまり小谷さんに
「そんなに向き直って見つめなくてもいいんですよ」と苦笑されていましたが

 このように、「本番」として、でなければ経験できないことがあります。
ジャズを歌いたい人にとって、レパートリーを増やすことも大事ですが、
パフォーマンスで一番重要なのは、「共演している」感覚を磨く、ということなのですね

 「どうしたら演奏中にミュージシャンと上手くコミュニケーションができるのか?」
というところで不自由を感じている方には、小谷さんの[P.C.Clinic]&{A.C.Session]を、
本気でオススメいたします


A.C.セッション レポート

2013年01月30日 | ステージから

 昨日初めて開催した「A.C.セッション(アフター・クリニック・セッション)」は、
小谷クリニックの生徒さん数名を1stステージに出演させる、という形で行いました。
 まず2曲、小谷・大角ペアの演奏→私が一人一人を紹介→順番に歌う
→最後に私が一曲歌って終わり、というやり方です。

 通常「ボーカル・セッション」というと、ご自分の譜面をお持ちの経験者が集まり
(つまり、オーディエンスも歌うアマチュアばかり)それぞれの歌を数曲ずつ披露して
楽しむ、ミュージシャンはひたすら伴奏に徹する、というやり方です。

 ですが、この場合時間が1ステージ45~50分の中で限られていること、
それから、あくまでも「プロとアマのコラボのステージである」
というコンセプトを大事にしたいので、いつものエムズのステージの中に
アマチュアの方々を組み入れて構成し、たとえば普通のお客様がみえても、
それはそれでご納得いただいた上で聴いていただく、というスタイルが良いと考えました。

 そういう経過ですので、今後、月に一度の「A.C.セッション」ご参加希望の方には、
やはりご予約をいただき、ステージよりも前にいらしていただいて小谷さんと打ち合わせの上
出演者と同じやり方でステージを経験する、ということにしたいと思います。
参加料金:\3,000(1drink付き)
また、このステージに関しては、お聴きになるお客様も同じ料金です。
(2nd以降も居残っていただける場合には飲み物代の追加が発生しますが)

 近々[Information]のページにもアップいたしますが、練習中の方、どうぞご検討の上
奮ってご参加ください。 ある程度の経験のある方には、これはゼッタイためになります。
その理由は・・・・・続く・・・・。