JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

桜日和:管弦楽団@エムズ

2010年04月05日 | ステージから

 4月3日(土)
アレンジャー:ヨウ・パクリンこと小林洋さん率いる『パクリン1001合奏団』
(室内楽団のピックアップメンバー5人による)の紡ぎ出す調べがエムズを
満たしました。
 昼の部15:30~は85%以上が妙齢のご婦人「マダム・クラス」
夜の部:18:30~はいい感じの混ざり具合で「アダルト・クラス」
エムズが初めての方も多くいらっしゃいましたが、みなさん
銀座のサロン風ミニ・コンサートを十分に楽しまれたようでした。

 その昔、スタンダードを覚え始めた頃に、なんとなくいかがわしげな
小さな楽器屋さんで手に入れた「1001」(せんいち)という、
表紙も無地の一冊の曲集。数えてみたら507曲あるとのことで、
「これを片っ端から弾きたおす」と唐突に決意した洋さんの
企画第一弾なのです。

 この曲集の中には、現在でもよく演奏されるものももちろんありますが、
だれも一度も演奏したことのないものもたくさんあり・・いわば、
「ずっと家にあるけど入ってみたことがない蔵」みたいなもの。
音源もなく、譜面だけを頼りに初めて演奏された曲もあって「意外といいなあ
「ヘンな曲!」などいろいろでしたが、何といってもひどい風邪がぬけないままに、
当日の午前3時までアレンジに励んだ洋さんは、もしかして「1001ハイ」状態だったかも。
 しかし、初めてエムズに流れたバイオリン&チェロ&アルトサックスの
コンビネーションは「思った通り、エムズの空間にぴったりマッチして(by洋さん)」
いて心地よく、「洋さんいつもと全然違いますねえ、美しい」とは五味さん、
ヒドいんじゃない
 私も初めての至近距離での弦楽器との絡みを楽しめました。

 今回お送りした曲は、[A]の項のほとんどで、歌入りだったのは
Again
All Of Me
Am I Blue? でした。

 [B]のアレンジが完成するのは夏ごろでしょうか?
「[Z]にたどりつくのは何年後」とみんな興味津々。
以前の記事に「洋さんの体調不良と、心変わりがなければ・・」と書いたら
洋さん「メンバーに見捨てられることも考えられる
と心配そうでした。
 洋楽団とエムズのコラボレーションの今後にどうぞご期待ください