JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

“バンチャン”の名前の由来:レポートその3

2008年05月26日 | エピソード

芦田「え~、1,2年前に、バンチャン(光井さん)が、
『ねえ、オレって何で“バンチャン”なんだっけ?』と、訊いてきまして、
たいそうビックリしました。というのも、彼がまだ二十歳そこそこで、
我々がレギュラーでやってたところへ入って来まして、普通先輩
ばかりのバンドに来た初日は、隅の方で小さくなってるモンですが、
話の合間に『ガッハッハ!』と、それは豪快に笑うもんで、
『なんだ、今度の新人はずいぶん肝の太いヤツだな』って話になって、
それでボクが『伴団衛門みたいだね』って言ったことから
“バンチャン”になったんです。名づけ親に50年も経ってから
『何だったっけ?』って・・
まあ、それが彼らしいところなんですがね

塙団衛門(はなわだんえもん):豊臣方、加藤嘉明の家臣から
関ヶ原後浪人し、大阪夏の陣で大阪城にあり「夜討の大将」と
名を馳せた塙直之(ばんなおゆき)通称:団右衛門(だんえもん)

 戦国の豪傑から来たニックネームでした

未熟とは?:レポートその2

2008年05月26日 | ステージから

 今月3日で実は満81歳になられたという河辺さん。
私たち後輩ミュージシャンとしても、おおいに勇気付けられる
存在ですが、ステージ・トークもまた年季が入っておりまして・・・

河辺「私は15の歳からトロンボーンをやっております。
先日たまたまTBS系の番組で収録がありまして、そのとき隣にいた仲間に、
『15から吹いてんのにうまくならないな~、オレは未熟だな~』と愚痴ったら、
その人が(名前は言いませんけどね)『未熟ってなあ、まだ進歩の余地がある、
つまりこの先があるヤツが言うもんだ』って言いやがって、もとい、
おっしゃいまして。愕然といたしました。それが誰だったかは、決して、
死ぬまで言いませんけどね!」相当お怒り。


「23の頃にはキャバレーで仕事してまして、キレイなお姐さん達が
たくさんいましてね。27くらいの人にぽ~っとなったもんで。
23歳くらいは『年増』に憧れますね~いや~なんとも色気を感じた
モンですが・・・。この歳になりますと、ちょっと年増の方というと
タイヘンなことになりますんで、ここは、ひとつでもふたつでも年下のほうが
いいなあ、と思うわけで、よろしくお願いいたします。
う~~ん、ナルホド・・・奥が深いっていうか・・・


 そんな河辺さんのトロンボーン・ソロ'The Nearness Of You'
なんともゾクッといたしました。