JAZZ & BAR em's(ジャズバーエムズ)

 銀座6丁目に2003年末オープンしたジャズバーです。
「大人のくつろぎ空間」をお探しの皆様にご案内申し上げます。

ペンタ・トニックと「エムズ亭」的演奏スタイルについて

2005年06月21日 | 生ジャズ
「ペンタ・トニック」ジントニックの仲間ではありません。「ドレミソラ」の五つの音を
使った音階のことです。時々ミュージシャンの間では「やっぱりさ、ペンタトニックを使った
フレーズって抵抗なくホロリとくるよね」なんていう会話が交わされます。先日某所で、
うちでも御馴染みの小林洋さんの室内楽コンサートがあったのですが、音を使った遊び好きの
洋さんの面目躍如、「よく似ている曲の合体!」アレンジ新作の中に「出だしがペンタトニックの
曲メドレー」がありました。「In A Sentimental Mood」「P.S. I Love You」「浜千鳥」
「Someone To Watch Over Me」ご存知の方は歌ってみてください。ご存知でない方には、後日、
エムズで影山が歌って差し上げます。どれもいい曲ですよね。日本人好み、でもあるのかな?
 小林洋さんといえば、演奏中の音遊びが過激で有名です。ベートーベンからおサルの駕籠やまで、
ソロの間に大サービスで盛り込んで大騒ぎ、とってもおもしろいのですが、そのうち元は何の曲か
全員わからなくなる恐れあり。本人は「これがオレのアドリブだ~!」と叫んでいらっしゃいますが、
エムズではこのスタイルが伝染して、最近では酒井一郎さんも負けてはいません。一曲の中に
挿入した別の曲の数では、今のところ東西の横綱ですね。 そんな演奏も楽しめる日は
「ジャズバー エムズ」ではなく「エムズ亭」と呼ばれています。