役に立つ時、困る時

先日のこと。
またジャスミン（猫）が見当たらない。



いつものように、タンスの上、食器棚、冷蔵庫の上、ロッジの中、バスケットの中、カーテンの後ろ側……
どこにもいない！

そこで、ハッ！となった。
少し前に、私はベランダに出て、たった一鉢しかない「プミラ」に水を遣っていた。

もちろん、ベランダに出る時は、細心の注意を払い、窓の開閉を必要最小限に開けてすぐに閉めている。
まさか、その一瞬で……？！



焦ってベランダに出て、そして外を見る。　いない、と思っていても……いなくて良かったぁ！

まさか、ね！　それ以外に窓は開けなかったよね。
頭の中でクルクル考えながら、少しだけ心臓の鼓動が早くなった。

それまで「ジャスミン？」と小声で呼んでいたが、そうだ！と思いつく。
「ジャ～スミ～ン！」と大声で呼んでみた。

あ！



期待通り、アリス（犬）が反応した☆！



え？　アリス～、ジャスミンおねぇちゃんは、そっちの部屋？

アリス（犬）は、ごはんもおやつも全部ジャスミン（猫）の後。
ジャスミンの後に自分の番だ、とわかっているので、ジャスミンに出て来てもらわなくては困るのだ。



これはもう完全に向こうの部屋にいるな♪

もう一度、奥の部屋を丁寧に探す。
……いた！



これじゃあ、わからなかった筈だ。
ジャスミ～ン、探したよ～。



このキューブボックスの中に居るのは、非常に珍しい。



良かった♪　そこにある座布団、オカァサンが作ってあげたんだからね。
全然使ってくれていなかったので、別の所に移動しようかと思っていたくらいだ。



ジャスミンは、突然こちらの気持ちを汲んでくれる時がある。ニクイやつめ♪

ところで、これは昨夜のこと。



アリスがソファでぐっすり眠っていた。



ジャスミン（猫）も口角が上がっているが、アリスも口角があがっているので、なんだかニコッと笑っているように見える。



何か楽しい夢を見ていますか～♪と眺めていたら、突然跳ね起きて、



冷蔵庫に向かってまっしぐら。　何？！



しかも、ウウウウ……ガルルル……と、冷蔵庫に向かって唸っている。



あ！　あれか？！　アリス～、今、ゴトゴトゴト～ンって音がしたから？



ごめ～ん、アリスには言っていなかったけど、さっき冷蔵庫の「自動製氷」のボタンを押しといたの。

最近急に暑くなってきたので、そろそろ氷を作っておこうかと思ったのだ。



出来上がった氷が、時々下のケースに落ちるので、その都度ゴトゴトゴト～ンと繰り返す。

不審なものに張り付いて……麻薬捜査犬のようだが、やぁ～困った困った。
アリス～、それ、全然不審なものじゃないからこっちにいらっしゃい！



その後もずっと、その場を離れませんでした……。=3


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