世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ひとり、一人、独り

2012年03月13日 | 人生
風邪をひいてしまったようだ。



こういうとき


一人暮らしは身に染みる。






ヒトリも



ひとりとひらがなで書くときと



一人


独り



と書く時では




まったくニュアンスが違う。






ひらがなで書く


おひとり様




なんとなく



弾けて


ひとりを面白がっている風情が受取れて



楽しそう。






一方


一人と書くと


どことなく




うら悲しさが漂ってくる。






ボクは


「独り」


が好きだ。






敢えて


「独り」 を選んでいる。




独立している


孤高の人といった





凛とした意味合いを感じるからだ。






「独り」 には



誇りがある



気概がある。







なぜか



ローンウルフに憧れる。



(今の状態は


ローンを抱えたウルフだが)





自分の生き方の中で


「自由」ということを



重要視する。








学生時代



親元を離れ


都会での一人暮らしを始めた時



それが



ボクの独立宣言だったとすれば






今、


敢えて



独り暮らしを決めた時



それは


「自由宣言」だったと思う。









もし


飼い犬か


野良犬かを選ぶとすれば




躊躇なく


後者を取るだろう。







動物園のライオンより


サファリで暮らす飢えたライオンの方が好きだ。







33年前


商社から脱サラして以来




今まで


常に




群れない生き方を選んできた。








だが


こうして


熱にうなされ


一人ベッドに横たわっているときは





さすがに


寂しさを覚える。





自ら


傷口をなめる姿に似る。







自然治癒力が


どこまで有効か。







宇宙の気を


体中に噴射中だ。





こうして


幾度となく




心の傷も癒してきた。








自然の懐に抱かれているとき


一人ではなく



独りなのだと


実感する。







所詮


人は




ほとんど


一人で生まれ、


独りで死んでいく。







この世で最も強いものは


孤独の楽しみ方を知っているものだろう。






【追記】






仲間



といった言葉が


美化される一方、




現実は


独り暮らし が急増し




孤独死といった文字が


新聞の紙面を飾る。







決して


家族や仲間



否定するものではないが






現実問題として



災害に備えるように



孤独にも備えが必要なのではないだろうか。


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