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塚口サンサン劇場「T-34レジェンドオブウォーダイナミック完全版」見てきました!

2020-03-19 23:15:19 | 映画感想

 昨日は死霊の盆踊りで脳ミソがお豆腐になってしまったので、脳ミソを復元するべく今日は内臓がちぎれる方のガルパンこと「T-34レジェンドオブウォーダイナミック完全版」を見てきました。
 通常版及び1週間限定の完全版はすでに見ているんですが、完全版の方はボイスオーバーがあったせいでちょっと没入感をそがれる部分があったのと、なによりやはりこの映画は完全に塚口案件だったので、今日で上映終了ということもあって見てきました。

 見よこの雄度の高いポスターを。
 さて感想なんですが、前述の通り作品自体はもうすでに見ているので、やはり注目……というか、耳を傾けるべきは音響です。
 なにせ、サンサン劇場の重低音ウーハーに加えて本来なら関係ないはずの岩浪監督が音響調整を行ったという時点で本作は完全にガルパン実写版であると言い切っても過言でも華厳でもないわけです。ほらもうステパンが麻子に見えてきた。
 本作では皆さんご存じの通り、冒頭から激しい戦車戦が繰り広げられます。
 そのため、もうしょっぱなから爆音渦巻く大迫力のバトルが楽しめます……なんですが。
 なんかこう……シートの揺れ方とかでわかるんですよ。この時点ではまだ手加減してるって。
 砲撃はもちろんのこと、パンターのエンジンの震えまでもがシートを震わせるわけですが、それでもまだあと変身を2回残しているって感じです。
 これ絶対ラストバトルで音響のリミッターが吹っ飛ぶやつだろ……と期待しながら演習場からの脱出を見ていました。
 しかしまあウッキウキで演習の説明をしてるイェーガーとシカトこいて視線でアーニャを口説きにかかってるイヴシュキンのシーンは何度見ても笑いを誘います。
 そして森での一夜の静寂が、これまでの激戦との対比でまた効きます。
 今までも何回か書いてきましたが、塚口の音響は静寂にも効くんですよね。
 さてそこから怒涛の市街戦、そしてラストバトルの一騎打ちとなるわけですが、もう全開
 昨日の日記で「映画は疑似体験を楽しむもの」と書きましたが、わたくしT-34の中にいました。
 装甲を打ち据える砲弾の轟音! 必殺の砲撃の爆音! そして鉄(くろがね)の猛獣のうなり声!
 耳だけではありません。背中から、そして足元からそれらの轟音という名の説得力が押し寄せてくる!
 特にラストの一騎打ちの際のT-34とパンターのエンジンの音は完全に肉食獣のそれで、わたくし大脳基底核に眠る古の記憶がよみがえりそうになりました。
 これも日記でしばしば書いていることですが、作品にはその力を最大限に発揮できる「場」があると思います。
 そして本作は、この岩浪監督によって調整されたサンサン劇場という「場」と出会うことで、まさにダイナミック完全版として完成したと言えるでしょう。
 あとはまあ……マサラ上映があればフリーザ様第3形態になれるので期待してます。

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