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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

コンテイジョン

2020-03-30 06:38:00 | 映画 ミステリー・サスペンス

Contagion 

Directed by Steven Soderbergh
Produced by Michael Shamberg  Stacey Sher  Gregory Jacobs
Written by Scott Z. Burns
2011 USA

映画『コンテイジョン』予告編【HD】

COVID-19、新型コロナウィルスが広がり日本でもオーバーシュート寸前の気配があり
不安の毎日だと思いますがみなさまやご家族は大丈夫ですか?

この週末都市では不要不急の外出を避けるよう要請があり、
テレワークを採用する企業も増えてきましたが私は毎日電車で通勤です。
感染者が出ないと動かない役所みたいな会社なんです。

会社の愚痴はおいといて、

このニュースを聞いたとき真っ先にこの映画を思い出しましたが
最近あちこちでそんな感想を見かけます。
ほぼ10年前の映画ですがパンデミック対策として役立つ情報が詰まっている作品です。

この時期に不謹慎だと思われる方もいらっしゃると思いますが
この時期だからこそ振り返りたい作品だと思いましたので書くことにしました。

「コンテイジョン」はウィルス感染による脅威とパニックを描いた作品で
感染がどのように広がり、なぜパニックが起こるのか、
そしてWHOやCDCの動きなどもとてもわかりやすく描かれていました。

ストーリーは所謂ハイパーリンクムービーで

最初に発症した家族、WHO、CDC、そしてフリー記者などがそれぞれの目線で進みながらリンクしていきます。

冒頭はベス・エムホフ ( グウィネス・パルトロー)が登場。
アルダーソン社の役員を務めるベスが香港の出張からミネアポリスの自宅に帰宅すると
すぐに体調を崩し救急車で運ばれますが死亡します。

ミッチ・エムホフ(マット・デイモン)
ベスの夫ミッチは医師からベスの死を告げられますが
同じころ自宅で養子のクラークも同じ症状で死んでしまいます。

死亡の原因を突き止めるため病理解剖を行った医師が伝染病の可能性があると気づき通報。
ミッチは隔離されるものの感染しておらず娘のジョリーと自宅に帰ります。

CDCのエリス・チーヴァー医師(ローレンス・フィッシュバーン)は
EISのエリン・ミアーズ医師をミネアポリスに派遣します。

エリン・ミアーズ医師( ケイト・ウィンスレット)は現地で調査を行いベスが発生源であることを突き止めます。
当日ベスは香港から一旦シカゴ市内に入り4時間ほど滞在後ミネアポリスに帰宅してることがわかりました。
シカゴには元カレが住んでいることを知っていたミッチは妻の浮気を知ることになります。

感染拡大を阻止しようと地元の役人に協力を求めますが得られず孤軍奮闘しますがついには感染してしまいます。

このウィルス「MEV-1」は呼吸や飛沫などの媒介物で感染し発症するとすぐに死に至る特徴がありました。
つまりドアノブやエレベーターのボタンなどから人の体内に入るわけですが
エリンは映画の中で「人は一日に2000回~3000回顔を触る」と言っています。
この言葉がすごく印象に残っていたのでコロナが発生した時もなるべく触らないよう意識するようにしました。

収容施設があっても看護師がいない。
治療方法も対応策もないので看護師たちはストライキをしていました。
エリンは他の患者同様ほとんど治療も受けれないまま死んでしまいます。

エリンが説明していたR0、基本再生産数という言葉を初めて知りました。
何人に二次感染させるかの数字だそうです。

インフルは2~3、はしかが12~18、
新型コロナは今のところ1~4くらいと推定されています。

アリー・ヘクストール医師(ジェニファー・イーリー)は
ウイルスがブタ由来の遺伝物質とコウモリウイルスの合成物であることを突き止めますが
ウィルスの培養ができないためワクチン開発の実験に進めない状況でした。

ウィルスがレベル4に指定されたため研究を禁止されたイアン・サスマン博士(エリオット・グールド)は
密かに研究を続け培養に成功します。

長くなりそうなので2つに分けます。


Martin Freeman Breaks Down His Career「SHERLOCK」

2020-03-24 21:07:54 | 英国俳優

マーティンの振り返りその5です。

 

↓ Vanity Fairサイトより
Martin Freeman Breaks Down His Career, from 'The Hobbit' to 'Black Panther'

↓ Youtubeより
Martin Freeman Breaks Down His Career, from 'The Hobbit' to 'Black Panther'

青字がマーティンです。

 

「Sherlock」

舞台を21世紀のイギリスに置き換え、自称「コンサルタント探偵」であるシャーロック・ホームズが
スマートフォンやインターネットといった最新機器を駆使して事件を解決する様を描く。
各エピソードはドイルの原作を下敷きとしている。

 

ここで止まると終わらなくなりそうなので今回はさくっといきますよー。



「僕がベストフレンド・・・マン?」

「そう、君だ。もちろんベストフレンドだけどね。」

 

読み始めてすぐテレビで見ていたものとは違うとわかった。
ベン・カンバーバッチがいたよ。彼を見てとても頭が切れるんだなと思った。すごいよ。
僕は2回ほど行った。
最初の時にどうも僕はちょっとバカなことをしたと後になってわかった。

なぜかは覚えてないんだけどそこの行くのが面倒で、
到着したころにはちょっと機嫌が悪くなってたと思う。
で、それをうっかり顔に出してたんじゃないかな。

エージェントに電話して「ところでシャーロックの話はどうなった?」と言うと
「実はあなたはあまり興味が無いんじゃないかと言っています。」と。
「なんで、どういうこと?」
「あなたが断るんじゃないかと思っているようです。」
僕は(ピー)で。
「すごく興味があると伝えてくれよ。よくできた脚本だったって。もう一度チャンスを。」

もう一度ベンと読み合わせをしたんだけど
読み始めてすぐにケミストリーがあるとわかった。

テレビや舞台、それに映画の間に線引きしたことは一度もない。
書くことが好きなら物書きになるしそのためならどこにでも行くだろう
トム・クルーズの映画には出たことないけど。

だから大作映画で主役をやるつもりはなかったしそんな話もなかった。
僕はいつもメディアとは距離を置いてきたと思う。

 

続きます。

いつも思うのですがイギリスは映画とドラマの壁がないですよね。
超大作映画で主演したかと思えば普通にドラマの脇役にも出てるし。

アメリカではあまり考えられないことだと思いますがそのあたりもすごくいいなーと。
だから映画もドラマも舞台も高いクオリティの作品が多いのでしょうね。


Martin Freeman Breaks Down His Career「Love Actually」「The Hitchhiker's Guide to the Galaxy」

2020-03-21 11:05:40 | 英国俳優

マーティンの振り返りその4です。

 

↓ Vanity Fairサイトより
Martin Freeman Breaks Down His Career, from 'The Hobbit' to 'Black Panther'

↓ Youtubeより
Martin Freeman Breaks Down His Career, from 'The Hobbit' to 'Black Panther'

青字がマーティンです。

かなり意訳が入っております。間違っていたらごめんなさい。

 

Love Actually

映画は、ロンドン・ヒースロー空港の雑踏に、デイヴィッドによるナレーションがかぶせられる形で始まる。

アメリカ同時多発テロ事件の犠牲者が最後に遺したのは、

憎しみではなく愛のメッセージだったことが語られ、登場人物たちの恋物語が始まる。

 

大好きな映画です。

あらためて観るとすごいキャストです。

アラン・リックマンもいらっしゃいます。

キーラちゃんもすごくキレイで。

 

 

他にもたくさんたくさん、豪華キャスト陣です。
最初はバラバラに見えますが最後につながっていくのがとても良くて

このタイプの映画はたくさん作られましたがやっぱりこの作品が一番好きです。

ハッピーエンドばかりではないけれど
恋愛や家族や友人たちの愛がたくさん詰まっていて気持ちがとてもあたたかくなります。

 

マーティンの役どころにはちょっとびっくりしたけど

こんな出会いもあるんだなーと。

 

 

 

「ジュディ、今度は上を脱いでくれないか?
照明とカメラが乳首の見える位置と見えない位置を確認したいそうだ。」

「いいわ。ここは温かいし。」

「うん、いつもこうだといいよね。

セブン・イヤーズ・イン・チベットでブラッド・ピットのスタンドインをやったんだけどすごい寒かったよ。」

「悪いけど急いでくれないか。役者たちが到着するんだ。」

「いいわ。」

 

ラブ・アクチュアリーには愛着がある。
The Officeのときリチャード・カーティスがチョコ入りの手紙で僕を褒めてくれてね。

いや、入っていたわけじゃなく包まれたチョコレートのような手紙で

「I love 'The Office、IThe Officeで演じた君がとても好きなんだ。最高だよ。」と言ったんだ。
僕にはそれが×××のように聞こえて。

 

すごくうぬぼれてたんだ。
彼はただ僕を好きだと言ってくれただけなのに。

何だよ、本当の事さ。

彼はファンになった相手には誉め言葉で埋め尽くされた手紙を贈るんじゃないかな。



彼は番組の大ファンだった。
だから僕と仕事をしたいと思っていて
ラブ・アクチュアリーの読み合わせを他の人たちとすることになった。
最終的には採用されなかったけどみんなうまかったよ。
そのうちにキャストが決まりだしてラッキーなことに僕もその中に入っていたんだ。

 

 

「The Hitchhiker's Guide to the Galaxy」

『銀河ヒッチハイク・ガイド』は、イギリスの脚本家ダグラス・アダムスが書いたスラップスティックSFシリーズ。
また、その第1作のタイトルであり、作中に出てくる架空の電子本の名前でもある。

大森望の言葉を借りれば「バカSFの歴史に燦然と光り輝く超弩級の大傑作」。
ブリティッシュ・ジョークを満載したこのシリーズは、大元のラジオドラマがスタートした当初から人気があり、
小説版はベストセラーになり、35か国語に翻訳されて、全世界で約1,600万部が売れたとされ[1]、いまなおカルト的な人気を誇る。

銀河ヒッチハイク・ガイドのアーサー・フィリップ・デントの読み合わせで
プロデューサーのニック・ゴールドスミス、ディレクターのガース・ジェニングスが所有するロンドンのボートハウスに行った。

ふたりと映画の話をしたんだけど最高だった。
いくつかデザインを見せてもらってアーサーのセリフも読んだかな。
でも当時の彼女が車の中で待っていたことをずっと考えていた。
罪悪感があったね、車でアマンダが待っていたから退屈しないといいな、とか。

何もかも順調だった、彼らは僕に主役をと言ってたし、すごいよ。
でも帰らないといけなくて。

何か別の事を考えていたのは結果的によかった。
アーサー・デントは人気があるとか、そんなことも考えなかった。
候補者の名前は聞いていた。
何人かはハリウッドスターだったな、もちろん僕はそうじゃない。
だから大したことはないと思っていた。
ディナーに間に合うかな?って考えてたよ。

でもサム・ロックウェルにズーイー・デシャネルにモス・デフだよ。
すごく楽しかった。最高だよ。
僕以外はみんなかっこよく見えたね。

いろいろな部屋着があった。緑のテリー織のタオル地ローブにパジャマとスリッパ。
モスはクールだしズーイーはステキだしサムはエルビスとかジェームズ・ブラウンみたいだった。

そこに僕だよ。
だから、ちょっと劣等感を感じるときがあったよ。

続きます。


Martin Freeman Breaks Down His Career「Ali G Indahouse The Movie 」

2020-03-17 20:54:15 | 英国俳優

マーティンの振り返りその3です。

↓ Vanity Fairサイトより
Martin Freeman Breaks Down His Career, from 'The Hobbit' to 'Black Panther'

↓ Youtubeより
Martin Freeman Breaks Down His Career, from 'The Hobbit' to 'Black Panther'

青字がマーティンです。

 

「Ali G Indahouse The Movie 」

『アリ・G』(Ali G Indahouse The Movie)は2002年に製作されたイギリスのコメディ映画。
イギリスのテレビ局チャンネル4の番組『Da Ali G Show』に登場するキャラクター、アリ・Gを主人公に映画化された。
主演は映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』で知られるサシャ・バロン・コーエン。
全英興行収入成績初登場1位(2002年3月24日付)。英国アカデミー賞最優秀コメディアン賞受賞。
(Wikipediaより)

 

この場面の動画です。
Car Scene | Ali G Indahouse | SceneScreen

 

He's gonna get himself killed.」

「Yeah, yeah, G, it's the LAPD, man.」

「Yeah, and?」

「[laughs] Oh, man, you are a bad mo-fo, man.

最初の映画だ。
アリ・Gは英国テレビで育ったんだ。
すごく人気があったしチャンネル4で放送されてたからみんなその話でもちきりだったよ。

すごい面白けど誰なんだあいつ。
ケンブリッジに通っていたらしいよ、とか。
そう、サシャ・バロン・コーエン自身の情報も少し入ってたな。

ちょうど「オフィス」の撮影が終わったところでこの映画に入ったからすごく楽しかった。
何となく達成感を感じたんだ、わかるかな。
僕はアリ・Gの仲間、リッキー・Cを演じた。
笑っちゃうくらいばかばかしくて(笑)
アドリブもあったな。
カットがかからずずっと続けていくうちにアドリブになっていったシーンもあって
サシャと僕は車の中でビートを刻みながらラップしてたんだよ。

「A to the L [Martin beat boxing] to the I to the G, Ali G, that's me, that's me.
A to the L to the I to the G, that G, that's me, that's me.
R to I to the C to the K to the Y, that's Ricky C. Ricky C, to the C, to the C, Ricky C.」
「Oh, wait a second.」
「I's gonna be late for my class.」
「Let's go.」


ひいき目ではなく最高のシーンだ。
共同脚本に名前が載ったかって?
いや、でも最高に楽しんだ。

サシャとダン・メーザーなど彼の共同制作者は思うに
彼のスピリット・アニマルというか、みんな面白くて頭がいいんだ。
僕は彼らがとても好きなんだ。
多分、衣装は今までで最低だと思う。
どぎついって言う人もいて、本当にすごくどぎつい色だったね。
だからベストドレッサー賞は辞退するつもりだった。


 

続きます。


Martin Freeman Breaks Down His Career「The Office 」

2020-03-13 21:36:55 | 英国俳優

マーティンの振り返りその2です。

 

↓ Vanity Fairサイトより
Martin Freeman Breaks Down His Career, from 'The Hobbit' to 'Black Panther'

↓ Youtubeより
Martin Freeman Breaks Down His Career, from 'The Hobbit' to 'Black Panther'

青字がマーティンです。

 

「The Office 」

2001年と2002年にBBCで放送されたイギリスのテレビドラマ。
イギリスのロンドン郊外の町スラウにある製紙会社ウェーナム・ホッグの支社を舞台に、
リッキー・ジャーヴェイス(演出と脚本も務めている)が演じる無神経な上司によって振り回される
オフィスの日常をドキュメンタリー・タッチで描いたシニカルなシチュエーション・コメディ番組である。
(ウィキペディアより)

マーティンをスターにしたドラマ・・・でいいのかしら。
現在アマゾンprimeで配信されていますがまだ観れていない私・・・・

「思い出したぞ、昔はよくやった。体に感覚が戻ってきた」

「忙しい?」
「いや、士気を高めてた。」
「話せる?」
「Yeah.」

リッキー・ジャーヴェイスには彼が書いたBBCのバラエティ番組「Bruiser」で会った。
僕たち6人にはオリヴィア・コールマンも含め大活躍している英国有数のコメディアンもいる。
オリヴィア・コールマンとは何度も共演したけど最高だったよ。

そのあと、The Officeのオーディションに呼ばれたんだ。
マッケンジー・クルックが演じているけど最初はギャレス・キーナンのオーディションを受けたんだ。


僕はギャレスのセリフを言って部屋を出た。
そうしたらプロデューサーのスティーヴン・マーチャントか
アッシュ・アタラのどっちかがティムをやらせようと言ったんだ。
僕はOKしたよ。脚本は全部読んでいたからね。本当に最高の脚本だった。


僕は戻ってティムのセリフを言ったらギャレスよりしっくりきた。
部屋から出ようとした僕を止めてくれた神に感謝だね。
ギャレスはマッケンジーのほうが合っていたからダメだっただろうし。


リッキーとスティーブがラフの前にいくつかエピソードを聞かせてくれた。
身内にその話をしたらみんな感心してたよ。

もちろん、初のモキュメンタリーというわけではないけど。
でもある意味最高のタイミングだったと思う。
確かに2001年以前はそういった作品はテレビではまったくなかった。

スパイナル・タップは今でも最高の作品だ。
でも彼らの知識や功績を守ろうとして踏み出せなかった。
だからすごく興奮したよ。

 

続きます。

mock documentary、モキュメンタリーというジャンル初めて聞きましたが
早い話が「偽ドキュメンタリー」らしいのでそれだったら観たことあります。
「ブレアウィッチプロジェクト」ってホラー映画でずいぶん昔に観た映画ですがすごく怖かったのを覚えています。

で、「オフィス」がシットコムモキュメンタリーだったのも初めて知りました。