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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

ノーラン監督3作品

2020-09-23 21:56:39 | 映画+その他

大変ご無沙汰してしまいました。

最後の投稿は8月13日なので何と1ヶ月も更新しなかったのは
ブログを始めて7年、初めてかもしれません。いえ初めてです。

あ、コロナに感染したとか具合悪くて入院していたとか
そんな事はなく体調はそこそこ良いのでご心配なく。
心配されていた方には本当に申し訳ございません。

長い間更新せずにいればきっと閲覧してくれる方もいないだろうなー、
と昨日久しぶりにこのブログにアクセスしたところ
以前と変わらない閲覧数にちょっと涙が・・・本当にありがとうございます。

何かあったわけではありませんが
何となく少しブログやツイッターなどSNSから離れていました。
なぜでしょうね、夏バテだったのかも。
今年の夏の気温は異常でしたよね。40度ってインフルエンザじゃないんだから。
その暑さにマスクはかなーりしんどかったですよ。
人が少ないところで外すと、こんなに涼しかったの?って思うほど。(でも40度)

でも最近はめっきり涼しくなりました。
どんなに夏が熱くてもちゃんと秋がやってくるんだなーと。

前置きが長くなりました。
ノーラン監督の「TENET」公開を控えノーラン祭りで盛り上がっていて
私も祭りに参加しようと企画だけは考えていたのですが気がつけばもう公開じゃないですか。

なのでかなり遅れましたがノーラン監督3作品の感想を短くまとめてみました。

まずは2006年公開の「プレステージ」

プレステージ予告

ふたりの天才マジシャンが競い合う、よくあるライバル映画かなと思っていたら
後半の展開とラストのどんでん返しの連続にただ驚くばかり。
これジャンルは何?SF?

Prestigeの意味は名声とか威厳とかそんな意味です。
ふたりは奇術師としての名声をかけて競い合っていました。

マジシャンはクリスチャン・ベールと

アルフレッド・ボーデン(クリスチャン・ベール)

ヒュー・ジャックマン

ロバート・アンジャー( ヒュー・ジャックマン)

ヒューさんはどんな役柄だろうが衣装だろうが髭面だろうがカッコいいですね。
ふたりの手品対決も凄いですが演技対決も目を離せません。

ヒューさんの妻役レベッカ・ホールと

サラ( レベッカ・ホール)

ヒューさんの助手からクリスチャン・ベールの助手になったスカヨハさん

オリヴィア(スカーレット・ヨハンソン)

このふたりの女優さんは最高に好きなので観ていて楽しかったです。

そしてこの作品をキリっと締めるお馴染みのマイケル・ケイン

ハリー・カッター(マイケル・ケイン)

今回は下積み時代のアンジャーとボーデンの直接の師で手品の小道具を作るエンジニアさん

さらに驚きのキャストが。

ニコラ・テスラ(デヴィッド・ボウイ)

ニコラ・テスラが出てくるのも驚きましたが演じているのは何とデヴィッド・ボウイ。
いや、私全然気づかなかったです。

この場面ものすごく美しいです。エジソンさんにもこんな場面ありましたね。

お互いがお互いを超えようとするあまりエスカレートしていく過程と
それに伴う犠牲があまりにも悲しすぎました。
  

2010年公開の「インセプション」


映画『インセプション』予告編

Inceptionは発端と始まりの意味があります。
子どもたちのために相手の無意識にアイディアを植え付ける「インセプション」を
引き受けるコブ。

コブ役のレオくん。

アーサー役のジョセフ・ゴードン=レヴィット

トム・ハーディはイームス


アリアドネ役のエレン・ペイジ

インセプションのターゲット、ロバート・フィッシャーはキリアン・マーフィー

コブの妻、モルはマリオン・コティヤール

この作品のマリオンさんは本当にめっちゃ美しいです。

依頼人サイトーは渡辺謙。

ディカプリオやトムハと渡り合うなんてすごいです、ケン・ワタナベ。

そして今回のマイケル・ケインはコブの師でモルの父、マイルス教授。

この映画は公開してすぐに観に行きました。
考えると思考が止まってしまいそうだったので
難しいことはいろいろすっ飛ばして観ていました。

だけど、ラストのあの場面だけはどうしても理解したくて
理解したいというか、コブのあの世界は現実だったのかどうかわからず、
もしかしたら見落としがあったのかも、次の日も観に行きましたよ。

当たり前ですけど結局わかりませんでした。
わかるようには作ってなかったみたいですね。

コブが幸せならそれでいいよ、と思うことにしました。
迫力ある映像だったので映画館で観ることができて良かったです。

 

最後は2014年の「インターステラー」

映画『インターステラー』予告編

理論物理学者のキップ・ソーンが考案と聞くだけで難しそうな気がしますが
もうね、インセプションもそうだけど深く考えないのが一番です。

あらすじとしては地球の滅亡が迫り人類を救おうとするお話で、
突然現れたワームホールを通り別の銀河系で第二の地球を探したり重力を解明したり。
物理学だし説明されても意味不明な事ばかりなのですが
とにかく映像がとても美しいのでそれだけでも観る価値はあります。

ブラックホールとその中を通る時の映像はとても幻想的でした。
かなり「2001年宇宙の旅」テイストな場面がありましたので
その影響もあるかと思いますが物理学に基づいた仮説を可視化したとのことで
驚いたのは2019年にNASAがシミュレートして映像化したブラックホールが
まんまこの映画に出てくるブラックホールだったんです。

↓これは映画に出てくるブラックホール。

そしてこれがNASAの映像。

ブラックホール周囲の円盤を可視化

ブラックホールを通り抜けたパイロット、クーパーは マシュー・マコノヒー。

クーパーと共に第二の地球を探すミッションに参加するアメリアはアン・ハサウェイ。

クーパーの娘で重力を解明するマーフはジェシカ・チャステイン。

少女時代のマーフとクーパーは最高に可愛い親子でした。

クーパーの息子はベンアフの弟、ケイシー・アフレック。
(画像ありません)
少年時代は ティモシー・シャラメが演じています。

48年前にワームホールを通り第二の地球を探す旅に出たマン博士にマット・ディモン。

そして今回のマイケル・ケインはアメリアの父ブランド教授を演じています。

クーパーたちと共に宇宙に旅立つロボットTARSが結構お気に入り。

とにかく難しいセリフが多いし彼らが何のためにどんな行動をしているのかも
さっぱりわかりませんがそこは重要ではありません。
この映画のポイント、それは「愛」なんです。

愛は地球を救う、いえ愛は人類を救ったんです。
何しろマーフが重力を解明できたのはクーパーとの強い絆、そして愛があればこそだし
第二の地球を見つけることができたのはアメリアの愛ゆえでした。

実は愛こそ現在でも解明されていない不可思議なもの、だそうです。

そんなわけでノーラン監督の作品は一癖も二癖もある厄介だけど最高に面白いので
テネットも観に行かねば・・・・と思っているところです。