年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

草津訪問(その1): 遠見遮断

2008年10月05日 | 写真~その他
一昨日10/3金曜日は有給休暇を取っておっ家内と二人で、広島市西区の草津という千年以上の歴史がある小さな旧城下町を訪れました。 広島駅から路面電車で約20分位で、その先には海中に建つ大鳥居で有名な安芸の宮島、厳島神社があり、10年振りにお参りしてきました。 草津で町歩きをした後でしたので、宮島特産の「アナゴ飯」が美味しかったです、はい。 草津には幾つかの目的があって訪れたのですが、今日はその一つ「遠見遮断」の町並みを見て頂きます。 
 
町は入り組んでいて、遠くが見渡せないようになっています。 真っ直ぐな路地がすぐ突き当りの行き止まりになってしまう、迷路のような路地作りになっています。 これは戦で攻め入られた時に 敵に道を見失わさせ迷子状態にさせようという意図を持って、わざと入り組んだ町にしたものです。 これを「遠見遮断」と言います。 先ずは↓の写真を見てください。 
   
左側の白い車の手前は今は空き地になっており遠くが見えますが、本来その空き地には家が建っていたので、突き当たり状態だった所です。 私めが書き入れた赤い線で示すように、町の路地や家の敷地取りを見ると、鋸(のこ)の目のように入ったり出たりしています。 中央路面の家の影から、路地の右側の家の敷地取りも同様であることがお判り頂けるはずです。 これも戦の時、身を隠すのに都合が良いように建てたものです。  
 
↓がその典型的なもので、路地の奥は突き当たりになっています。 
   
 
もう1枚見てください。 
   
 
遠見遮断やこういう敷地取りは、昔も今も生活者にとっては厄介なものですが、戦時を最優先に考えた町造りを実行した武士や町民の、自分の国や町を守ろうという気持ちの表れなのではないでしょうか… 
 

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