昨年8月16日に[ヌルボの韓国映画の思い出 & ★韓国映画ベスト12]と題した記事をupしました。12という中途半端な数になっているのは、[ベスト10]のつもりで並べていったのですが、「オールドボーイ」「ほえる犬は噛まない」も未見のひとにはぜひ観てほしい秀作だし、リストから外せないという思いからワクを拡げた結果です。
その後観た映画の中で良いのもあり、また過去の映画を<シネマコリア>や<輝国山人>のサイト中のデータベースを基に確認して、今回改訂版として[ベスト20]を作成しました。
以下の通りです。
[ヌルボの韓国映画ベスト20]
順位・・・ 「 作品 」(監督.公開年)
1位・・・・ 「神様こんにちは」(ペ・チャンホ.1987)
2位・・・・ 「風の丘を越えて ~西便制」(イム・クォンテク.1993)
3位・・・・ 「息もできない」(ヤン・イクチュン.2008)
4位・・・・ 「猟奇的な彼女」(クァク・チェヨン.2001)
5位・・・・ 「僕が9歳だったころ」(ユン・イノ.2004)
6位・・・・ 「ペパーミント・キャンディー」(イ・チャンドン.1999)
7位・・・・ 「八月のクリスマス」(ホ・ジノ.1998)
8位・・・・ 「われらの歪んだ英雄」(パク・チョンウォン.1992)
9位・・・・ 「グエムル 漢江の怪物」(ポン・ジュノ.2006)
10位・・・・「殺人の追憶」(ポン・ジュノ.2003)
11位・・・・「過速スキャンダル」(カン・ヒョンチョル.2008)
12位・・・・「灼熱の屋上」(イ・ミニョン.1995)
13位・・・・「おばあちゃんの家」(イ・ジョンヒャン.2002)
14位・・・・「オールドボーイ」(パク・チャヌク.2003)
15位・・・・「ほえる犬は噛まない」(ポン・ジュノ.2000)
16位・・・・「妻が結婚した」(チョン・ユンス.2008)
17位・・・・「母なる証明」(ポン・ジュノ.2009)
18位・・・・「シークレット・サンシャイン」(イ・チャンドン.2007)
19位・・・・「子猫をお願い」(チョン・ジェウン.2001)
20位・・・・「馬鹿たちの行進」(ハ・ギルチョン.1975)
今回は、20位に何を入れるかおおいに迷いました。
「鯨とり コレサニャン」、「ディープ・ブルー・ナイト」の1984年ペ・チャンホ監督の2作品や「霧の村」(イム・クォンテク.1983)も捨てがたいし、「春の日は過ぎゆく」(ホ・ジノ.2001)も良かったなあと考えてみたり・・・。
これまで観た映画の本数を数えなおしたら、若干の誤差はありますが、ちょうど150本。北朝鮮のもの10数本は含みません。
このリスト、次の改訂版はずーっと先になるでしょう。それより先に、心に残る男優・女優というのを考えています。日本の俳優ならすんなり出てくるんですが・・・。山田五十鈴、久我美子、左幸子・・・、古~い、ですか? やっぱり。
その後観た映画の中で良いのもあり、また過去の映画を<シネマコリア>や<輝国山人>のサイト中のデータベースを基に確認して、今回改訂版として[ベスト20]を作成しました。
以下の通りです。
[ヌルボの韓国映画ベスト20]
順位・・・ 「 作品 」(監督.公開年)
1位・・・・ 「神様こんにちは」(ペ・チャンホ.1987)
2位・・・・ 「風の丘を越えて ~西便制」(イム・クォンテク.1993)
3位・・・・ 「息もできない」(ヤン・イクチュン.2008)
4位・・・・ 「猟奇的な彼女」(クァク・チェヨン.2001)
5位・・・・ 「僕が9歳だったころ」(ユン・イノ.2004)
6位・・・・ 「ペパーミント・キャンディー」(イ・チャンドン.1999)
7位・・・・ 「八月のクリスマス」(ホ・ジノ.1998)
8位・・・・ 「われらの歪んだ英雄」(パク・チョンウォン.1992)
9位・・・・ 「グエムル 漢江の怪物」(ポン・ジュノ.2006)
10位・・・・「殺人の追憶」(ポン・ジュノ.2003)
11位・・・・「過速スキャンダル」(カン・ヒョンチョル.2008)
12位・・・・「灼熱の屋上」(イ・ミニョン.1995)
13位・・・・「おばあちゃんの家」(イ・ジョンヒャン.2002)
14位・・・・「オールドボーイ」(パク・チャヌク.2003)
15位・・・・「ほえる犬は噛まない」(ポン・ジュノ.2000)
16位・・・・「妻が結婚した」(チョン・ユンス.2008)
17位・・・・「母なる証明」(ポン・ジュノ.2009)
18位・・・・「シークレット・サンシャイン」(イ・チャンドン.2007)
19位・・・・「子猫をお願い」(チョン・ジェウン.2001)
20位・・・・「馬鹿たちの行進」(ハ・ギルチョン.1975)
今回は、20位に何を入れるかおおいに迷いました。
「鯨とり コレサニャン」、「ディープ・ブルー・ナイト」の1984年ペ・チャンホ監督の2作品や「霧の村」(イム・クォンテク.1983)も捨てがたいし、「春の日は過ぎゆく」(ホ・ジノ.2001)も良かったなあと考えてみたり・・・。
これまで観た映画の本数を数えなおしたら、若干の誤差はありますが、ちょうど150本。北朝鮮のもの10数本は含みません。
このリスト、次の改訂版はずーっと先になるでしょう。それより先に、心に残る男優・女優というのを考えています。日本の俳優ならすんなり出てくるんですが・・・。山田五十鈴、久我美子、左幸子・・・、古~い、ですか? やっぱり。
3位にランクインしている『息もできない』はちょうどつい最近観たのですが、たしかにとてもよい作品でした!サンフンはいわば影画で、本当の主人公はハン兄弟ではないかと、個人的には思いました。
『猟奇的な彼女』がその次についているんですね…タイトルはよく聞くけれどなんとなくスルーしていたので、今度観てみます。あと、以前ベスト12にならしめたらしい『オールドボーイ』。『ほえる犬は噛まない』は…ポン・ジュノの作風が、作品はよいのに、なぜか個人的にちょっと苦手(?)なので保留にしようかなと思います。
韓国文学の方もちょこちょこ参考にさせていただこうと思います。
コメント長々と失礼しました。
「風の丘を越えて~西便制」はいかにも韓国らしい精神風土の魅力、ということでほぼ不動。
・・・で「息もできない」は、展開が読めてしまう、という欠点はあっても、ほとんど一番といっていいです。あの漢江の場面は思い出しただけでも涙が・・・。出会いの場面も印象的。
チョン・ジヒョンは「猟奇的な彼女」の自分自身を超えられないでしょう。チャン・ツイイーが「初恋の来た道」を超えられないみたいに。(&長澤まさみが「ロボコン」を超えられないみたいに?)
今あらためて見てみると、最近見直した「鯨とり ナドヤカンダ」を入れてもよさそうだし、「酔画仙」も悪くなかったなーとか、あ、「彼とわたしの漂流日記」は20位内に入るなー、と思ったり、「オアシス」はもう一度ちゃんと見直さなければ、と考えたり、まあいろいろ・・・、ですね。(別に無理して順位づけする理由など全然ないんですけどね。)
『ほえる犬~』はDVDのケースを見てみたらよさ気だったので借りてきたら、ポン・ジュノ“らしさ”にもかかわらず意想外にツボで、3作の中ではこれが一番好きで、再鑑賞もしました(笑)『オールドボーイ』は日本で言うと紀里谷監的というか、映像やカット割りが独特で、これも愉しめました。
『猟奇的な彼女』についても、思っていたよりもずっとおもしろかったです。ただ…個人的にラブストーリー(ラブコメ含む)がやや苦手(?)ということもあってか、半分くらいでお腹一杯な感じでした。
とにもかくにも、韓国映画に対する興味がいい具合に刺激されました。しばらくヌルボさんのリストで楽しめそうです!
「映画生活」での評点→
http://cinema.pia.co.jp/title/4143/
は、なぜか全然高くないんですよ・・・。
近頃の韓国映画については、観てない作品もちょこちょことあるので、逆にこれは良かった!というのがあれば教えて下さい。
赤亀さんのブログ「あおぎみれば、空」で当ブログについて言及して下さってありがとうございます。
いくつかの記事を拝読しましたが、韓国映画関係以外の記事も一つひとつの内容が深く、いろいろ考えさせられます。本の話題には私も特に興味を持っていますので、今後も期待しています。
ブログ読んで下さった上に、嬉しいお言葉まで、ありがとうございます!長い記事ばかりなのでやや読むのに難儀されたかもしれませんが、書いた甲斐があります(^^)
韓国映画、この機にスクリーンでも観ていきたいなと思っていますので、何か良いのがあったらお知らせしますね。
「神様こんにちは」が1位なのは、日本ではマイナーな作品なだけにうれしいです。
もちろん韓国版DVDも所有しております。
でも、私なら「殺人の追憶」1位で、その下にするかなあと思いました。それで3位以降はまたポン・ジュノでw
今、韓国で新作が公開され、順調に観客動員してるようですが、過去の作品を見る限り、作品的にも興行的にも失敗作は作らなさそうです。
「神様こんにちは」のあの3人は当時も今も大物俳優なんですよね。初見時は全然知りませんでしたが。あの女優さんはドラマ「善徳女王」の主要人物のひとりだった年下俳優さんと数年前に離婚したらしいですね。
ペ・チャンホ作品は入手しづらいので、他には「鯨とり」と「黒水仙」を見ましたが、後者にはがっかりしました。
前者は全体的にはいいんですが、主人公と風俗嬢が知り合ってから愛し合うまでの流れが好みじゃなかった気がします。
キム・ギドクは1本も入れないんですね。私もそんなに好きではないですが、普通は入る監督さんですよねw
私なら20位まであるなら「鰐」「受取人不明」「春夏秋冬そして春」から何か入れるかなあと思いました。
キム・ギドク監督についてはちょっとした先入観のため「弓」以外は長く観たことがありません゛した。2012年3月(!)にやっと「春夏秋冬そして春」を観て、その感想はコチラに記しました。 →
http://blog.goo.ne.jp/dalpaengi/e/395f7bee3152653afbc1b3fdb80abba9
今年観た「嘆きのピエタ」とともに、ベスト20(orベスト10?)に入る作品だと思います。(あまり好きではないけど。)
この記事を書いた2010年4月以降に観た韓国映画の中で印象に残ったものついては、
<2010年の映画 ヌルボのベストテン> →
http://blog.goo.ne.jp/dalpaengi/e/5ba5b4b4212cdd15394e95a32fdde3de
<2011年 ヌルボの個人的映画ベストテン> →
http://blog.goo.ne.jp/dalpaengi/e/be0bc2e22a9b3d97d027d4e526d57196
<2012年 ヌルボの個人的映画ベストテン> →
http://blog.goo.ne.jp/dalpaengi/e/abc59f5e5cdd4b985ba5451718f5ecf7
・・・をご参照ください。
その中では、4つ前のコメントにも書いたように、「彼とわたしの漂流日記」が良かったですね。その他では、昨年観た「拝啓、愛しています」等も。
ポン・ジュノ監督作品にはハズレがありませんね。韓国で8月1日からスタートした「雪国列車」は予想通り快調な出足ですね。ただ、「DAUM映画」を見るとネチズンの平均評点は7.1とあまり高くなく、逆に熱血会員や専門家の評点が共に7.8と高いのが一般の娯楽映画とは正反対。「玄人好み」の作品ということなんですかねー? 日本では今秋公開とのこと。早く観てみたいです。