「泣かないで」見に行ってきました
案の定、ハンカチはぐしょぐしょ
原作を読んだばかりなので、結末を鮮明に覚えていて、
だから、何でもないはずの幸せなシーンで既に涙が止まらないんです
ラスト近くではハンカチをずっと顔に押し当ててました
パンフによると、遠藤周作先生はハンカチを2枚使って、
声をあげて号泣してたそうですが、気持ちすごく分かります。
台詞や歌で泣けるのももちろんですが、
ダンスシーンでも涙が込み上げて来て、自分でもびっくり(笑)
美しいだけじゃなく、こちらに強く訴えかけてくる、素晴らしいダンスでした
音楽座のミュージカルは初めてでしたが、やはりダンスの多さが一番新鮮でした
皆さん上手で、飽きさせないし、
登場人物の心の動きを生き生きとダンスで表現しているのがすごくよかったです
歌もみんな上手いんです
コーラスが気持ちよく響いて、大満足でした
そんな中でも、やはり主役の二人の歌は際立っていました
藤岡さんはとりあえず後にとっておいて(笑)、
まずは主役のミツを演じた高野菜々さんから
ダサくてさえなくてお人好しで、あまり頭もよくなくて、でも人には真似できない献身的な行為をごく自然にできてしまう、
原作では聖女と呼ばれ、キリストとも重ね合わされる存在
そんな難しい役を、無理なく演じてらっしゃいました。
それから、とにかく歌が本当に素晴らしかったです
伸びやかで、美しい声で、大好きになりました
ミツの「聖女」の部分がその澄んだ歌声に溢れていた気がします。
そして、藤岡正明さん
今年最後にこんな素敵な藤岡さんの舞台が見られて、本当に幸せでした
やり場のない苛立ち、将来への不安、そんな感情をもてあましている大学生の姿を細やかな演技で表現されていました。
歌は…本当に素晴らしかった
プロローグで、台詞のやりとりが続いた後、ふっと台詞の続きのように、
「この胸の寂しさ どこから来るのか…」
と歌い始めるのですが、ここが本当に素晴らしくて
広がりのある魅力的な声と台詞のような歌で、ぐっと物語世界に引き込まれました。
第一幕は藤岡さんがよく出てきて、たくさん歌って下さるので、
藤岡さん大好きの私としては、大満足
歌の雰囲気が、藤岡さんが歌手として歌っている歌に近いせいか、
とても伸び伸びと歌っていて、この前のマリウスよりもずっと良かったです
ダンスにもチャレンジしてらっしゃいました。
頑張れ~っと応援しながら見てました
第二幕では、ミツが復活病院に入院するので、そちらのシーンが多くなります。
藤岡さんの出演場面で印象的だったのは、
ミツ、たえ子(ミツと同室の患者)、スール山形(患者たちの世話をしている修道女)
そして、吉岡がそれぞれの寂しさを歌い、四重唱するシーン
女性三人のハーモニーは素晴らしくて、涙が滲んできましたし、
藤岡さんの歌声が入ると、その声が抜きんでて響いてきて、胸を衝かれました。
…長くなってきたので、そろそろやめますが、
この作品、本当に原作に忠実に作られているんです。
原作の台詞もかなりそのまま使われているし、
こんなに誠実に小説を舞台化した作品は他に見たことがないって言えるくらい
でも、ミュージカルとしてもすごく楽しめて、
最後は、原作よりもさらに泣けました
原作者すら号泣させる、芝居と歌の力ってすごいなぁ、と改めて思いました。
案の定、ハンカチはぐしょぐしょ
原作を読んだばかりなので、結末を鮮明に覚えていて、
だから、何でもないはずの幸せなシーンで既に涙が止まらないんです
ラスト近くではハンカチをずっと顔に押し当ててました
パンフによると、遠藤周作先生はハンカチを2枚使って、
声をあげて号泣してたそうですが、気持ちすごく分かります。
台詞や歌で泣けるのももちろんですが、
ダンスシーンでも涙が込み上げて来て、自分でもびっくり(笑)
美しいだけじゃなく、こちらに強く訴えかけてくる、素晴らしいダンスでした
音楽座のミュージカルは初めてでしたが、やはりダンスの多さが一番新鮮でした
皆さん上手で、飽きさせないし、
登場人物の心の動きを生き生きとダンスで表現しているのがすごくよかったです
歌もみんな上手いんです
コーラスが気持ちよく響いて、大満足でした
そんな中でも、やはり主役の二人の歌は際立っていました
藤岡さんはとりあえず後にとっておいて(笑)、
まずは主役のミツを演じた高野菜々さんから
ダサくてさえなくてお人好しで、あまり頭もよくなくて、でも人には真似できない献身的な行為をごく自然にできてしまう、
原作では聖女と呼ばれ、キリストとも重ね合わされる存在
そんな難しい役を、無理なく演じてらっしゃいました。
それから、とにかく歌が本当に素晴らしかったです
伸びやかで、美しい声で、大好きになりました
ミツの「聖女」の部分がその澄んだ歌声に溢れていた気がします。
そして、藤岡正明さん
今年最後にこんな素敵な藤岡さんの舞台が見られて、本当に幸せでした
やり場のない苛立ち、将来への不安、そんな感情をもてあましている大学生の姿を細やかな演技で表現されていました。
歌は…本当に素晴らしかった
プロローグで、台詞のやりとりが続いた後、ふっと台詞の続きのように、
「この胸の寂しさ どこから来るのか…」
と歌い始めるのですが、ここが本当に素晴らしくて
広がりのある魅力的な声と台詞のような歌で、ぐっと物語世界に引き込まれました。
第一幕は藤岡さんがよく出てきて、たくさん歌って下さるので、
藤岡さん大好きの私としては、大満足
歌の雰囲気が、藤岡さんが歌手として歌っている歌に近いせいか、
とても伸び伸びと歌っていて、この前のマリウスよりもずっと良かったです
ダンスにもチャレンジしてらっしゃいました。
頑張れ~っと応援しながら見てました
第二幕では、ミツが復活病院に入院するので、そちらのシーンが多くなります。
藤岡さんの出演場面で印象的だったのは、
ミツ、たえ子(ミツと同室の患者)、スール山形(患者たちの世話をしている修道女)
そして、吉岡がそれぞれの寂しさを歌い、四重唱するシーン
女性三人のハーモニーは素晴らしくて、涙が滲んできましたし、
藤岡さんの歌声が入ると、その声が抜きんでて響いてきて、胸を衝かれました。
…長くなってきたので、そろそろやめますが、
この作品、本当に原作に忠実に作られているんです。
原作の台詞もかなりそのまま使われているし、
こんなに誠実に小説を舞台化した作品は他に見たことがないって言えるくらい
でも、ミュージカルとしてもすごく楽しめて、
最後は、原作よりもさらに泣けました
原作者すら号泣させる、芝居と歌の力ってすごいなぁ、と改めて思いました。