ミュージカルな日々

ミュージカル好きの私が、観劇・映画・ドラマ・音楽・本の感想を書きつづるブログ、になる予定。

「わが心の歌舞伎座」 感想

2011-01-31 | お芝居関連


うちの近所の映画館での上映は,今週の金曜日までだったので,
昨日,慌てて見に行きました

3時間近い,長い映画でしたが,
歌舞伎を見始めた私にとっては,作品・役者カタログとしても見られて,堪能しました

造りは,歌舞伎役者が一人ずつ現れて,自身の歌舞伎座への思いを語り,
そこに,さよなら公演での舞台映像を織り交ぜる,という若干単調なモノ。

なので,さすがに梅玉さん辺りまでくると,若干疲れてきて(笑),
しかも,途中からトイレに行きたくなってしまい,ちょっと集中力が切れちゃいました

それでも,片岡仁左衛門さんが出てくるまではっと頑張りました

その仁左さまは,「菅原伝授手習鑑」の菅丞相と,「女殺油地獄」の映像が中心でした。
私は,残念ながら菅丞相は見ていないのですが,見ておけばよかった…との想いが,
映画を見ながら募りました…

あんなにも真摯に,役と向き合っているお姿に,こちらも神妙な気持ちになりました。
おいそれと,またやって欲しいと言えるお役ではないだけに,返す返す見なかったことが悔まれます…

まあ,忙しい時期だったし,心理的にも,見に行ける状態ではなかったので,仕方がないのですが…

「女殺油地獄」は見ました
現代にも通じる無軌道な若者を,リアルに演じる仁左衛門さん,やっぱりすごいです

他に,映画を見ていて,やっぱりすごいなぁと思ったのは,
市川団十郎さんと,坂東玉三郎さん

あと,映像だけの出演でしたが,中村雀右衛門さんと市川猿之助さんの映像にも魅了されました
もっと,まとまった映像を見てみたいなぁと思っています

というわけで,歌舞伎初心者の私にも,すごく楽しめる映画でした
でも,歌舞伎座に何度も行っているベテランの方は,もっと感慨深く,感動的に見られるんだろうなぁと思います

新しい歌舞伎座ができるのは,まだあと2年以上あるわけですが,
新歌舞伎座ができた頃には,歌舞伎初心者から中級者くらいに昇格して,
新しい世代の役者の活躍を見守りつつ,歌舞伎を見続けられたらなぁと思います

acteur stage

2011-01-23 | お芝居関連
本屋で発見して衝動買いしてしまいました

1月発売の
acteur stage

表紙は,向井理さんです
舞台「ザ・シェイプ・オブ・シングス」に出演される,ということで,表紙を飾っている訳ですが,
凄まじくかっこいいグラビアが満載で,インタビューも含めると何と20ページ

向井理ファンなら絶対買わずにはいられない,そんな雑誌に仕上がってます

ただ,ちょっと哀しいのが,
この雑誌,色んな舞台俳優さんのインタビューが他にもたくさん載っているのですが,
その人たちの記事は,概ね4ページづつ。
例えば,浦井健治さんとか,福士誠治さんとか。

なのに,向井理さんには20ページ…
ちょっと,向井さんの人気に乗っかり過ぎではと思ってしまいます

せめて,浦井健治さんにはもう少しページを…
ま,要するに,これ↑が言いたいがための文句なんですけどね(笑)

2月大阪松竹座

2010-12-25 | お芝居関連
2月大阪松竹座の公演は,「片岡仁左衛門昼夜の仇討」と題して,
仁左さまの通し狂言二本立て
松竹HPより

出演者が,松竹の「ほうおう」に載っていて,ますます行きたくなっちゃいました

昼の部「彦山権現誓助剱」は,毛谷村六助が仁左さま,お園が孝太郎さん,敵役の京極内匠を愛之助さん
夜の部「盟三五大切」は,薩摩源右衛門が仁左さま,小万が芝雀さん,三五郎が愛之助さん

まあ,歌舞伎初心者の私は,役者の名前しか分からない訳ですが,
他にも,母一押し若手(笑)の,松也さんや,ベテラン段四郎さんら,渋いがいい感じの座組みの模様。

新幹線で往復はつらいなぁ。でも,行きたいなぁ,という困った状況です

銀河劇場6月公演「グレンギャリー・グレン・ロス」

2010-12-19 | お芝居関連
石丸幹二さんと坂東三津五郎さん出演の舞台,「グレンギャリー・グレン・ロス」の告知を発見しました
銀河劇場HP

演出は映画監督の青山真治さんだそうです。
作品はスタンダードな戯曲なのかな?よくわからないですが。

坂東三津五郎さんは,NHKの古典芸能入門~歌舞伎編でその江戸弁の語り口に惚れ,
(片岡愛之助さんと同じパターンですね(笑))

歌舞伎の舞台では何度か拝見し,
「功名が辻」では,三津五郎さんの明智光秀と和久井映見さんの濃姫のエピソードのみを楽しみにしていたくらいですが,
普通の演劇はまだ見たことがありません

石丸幹二さんも,大好きな俳優さんですし,ちょっと気になる舞台です

市川海老蔵さん

2010-11-27 | お芝居関連
市川海老蔵さん,大変なことになっていますね

とりあえず,南座の顔見世興行は休演だとか。
松竹のHPも,すでに差し替えてありました

昼の部の「阿国歌舞伎夢華」の名古屋三山は,仁左衛門さん,
夜の部の「外郎売」の曽我五郎は,愛之助さん。

スポニチの記事が面白くて,
「仁左衛門は、07年7月に海老蔵が右足裏裂傷で休演した際にも代役を務めており、これで2度目。」
「「外郎売」は、本来、市川家以外の俳優が演じることはほとんどなく、歌舞伎関係者は「30日の初日目前での苦肉の策」と話した。」

だそうです。仁左衛門さんに頭上がらないって感じの書きようですよね(笑)
代役のおかげで,玉三郎さんとの舞台になるので,これはこれで,ファンは喜びそうですが。
…というか,私も行きたかったです

一方,愛之助さんは御気の毒なのかも…
歌舞伎のことはよくわかりませんが

最近,降板・代役騒動,多いですよね