ミュージカルな日々

ミュージカル好きの私が、観劇・映画・ドラマ・音楽・本の感想を書きつづるブログ、になる予定。

藤本隆宏さんのスタパ その2

2011-02-27 | ミュージカル動画・記事他
藤本隆宏さんが,「坂の上の雲」のテーマ曲を歌っている動画を発見

「Stand Alone」( 坂の上の雲 テーマ曲 )


カウント数が多いのも,何だか嬉しいです(笑)

歌い上げるより,丁寧に言葉を伝えようとする,そんな歌い方ができる俳優さんですよね
ささやくように,大事に歌っている姿には,もう,惚れるしかないです

是非,ミュージカルにたくさん出て欲しいです

「プライド」&「W~ダブル」

2011-02-27 | お芝居観劇記
ご無沙汰しております
最近,ばたばたしていて,更新が滞ってしまいました

芝居も観に行っていないです…
でも,NHKのおかげで,テレビでは最近も2本,舞台を見ました

これに関連してですが,
NHKが,舞台放映を止める,という話が持ち上がっていて,
私が覗いているブログの方々も怒ってらっしゃいますが,私も,全く同意見です。
NHKだからこそ,視聴率度外視で良質の舞台を
舞台を観に行けない全国の人が見られるように放映し続けて欲しいです

さて,その舞台中継で見た2本というのは,まず新妻聖子さん&笹本玲奈さんの「プライド」

二人の歌を聴きたくて見ていたのですが,やっぱり,見どころはその歌だけでしたね(笑)

話は,もともと原作漫画を途中まで立ち読みしたので,ほぼ知っていて,すごく嫌いな話だったんです

だから,それを大石静さんが脚色されると聞いて,
もう観に行かなくていいや,と判断して,行かなかった訳ですが,
テレビで見ても,やっぱり,う~ん…という感じでしたね

でも,とにかくお二人の歌は素晴らしかったです
二人とも,オペラティックな歌い方も勉強されたそうで,いつもとは一味違う歌声で魅了されました

舞台の構成としては,すごくシンプルな舞台装置で,出演者も4人だけ,ということで,
工夫はされていましたが,やはり,単調になってしまった感は否めなかったです

もう一つは,「W~ダブル」

「プライド」とは対照的に,華やかな舞台装置が印象的で,
その中に「お嬢様奥様」という雰囲気で可愛らしい中越典子さんが座っていると,すごく絵になって
それだけで,第一印象で惹きつけられました

ストーリーは,二転三転するので,飽きさせないですし,出演者も魅力的

まず,橋本さとしさん。
かっこいいけど,胡散臭い,という役が本当にぴったりです(笑)
立ち姿や,視線が,本当にかっこいいですよね

堀内敬子さんも,時にチャーミングなメイドさん,時にふてぶてしい悪女,
と色んな表情をくるくる見せてくれて,とっても魅力的でした

物語の落ちは,ネタばれになってしまうので書きませんが,
お洒落なエンターテイメント小品,という感じで,面白かったです

スキー

2011-02-13 | 日記
二泊三日でスキーに行ってきました
越後湯沢近くの石打丸山スキー場で,楽しんできました

さすがに,三連休とあって行きの新幹線は混んでいましたが,
でも,自由席でグループ全員(9人)が一緒に座れたので,まずまずですね

ゲレンデも,広くて一番簡単なところは人が多くて,よけて滑るのが大変でしたが,
初級者の私には,十分に楽しめました

私,スポーツはからっきしダメなのですが,子どもの頃,YMCAのスキー合宿に放りこまれたおかげで,
スキーだけは,何とか人並みに滑れるんです
そして,あの雪山の雰囲気が大好きで
久しぶりに行けて本当に楽しかったです

ちなみに,宿泊は友人の持っている別荘(笑)
設備も整っていて,すっごく快適で。別荘のよさを初めて知った気がします
ま,そんなご身分には,なれっこないのですが

夜は9人で鍋を囲んで,カードゲームに興じ,学生時代に戻ったみたいでした
また,行けたらいいなぁ

「江~姫たちの戦国」 第5話 感想

2011-02-07 | ドラマ
大河ドラマ,今回もちゃんと見ました
だって,,,今回でトヨエツ信長は見おさめですものね

光秀謀反の知らせを受けて,「光秀,そちも天下が欲しかったか」と一言つぶやく信長が,
第5話の中で,一番かっこよくて,テンションが上がりました

願わくば,燃え盛る本能寺の中で,敦盛を舞って,
かっこよく切腹するところまで,見せてくれると良かったのですが
そこで,お江を出して,綺麗にまとめちゃうのは,ないなぁ…と弟とダメ出ししていました。

今回の信長は,天下太平のために,あえて嫌われ役・汚れ役を引き受けた,孤独な改革者,という造形でしたが,
まさに,トヨエツの信長は演技はもちろん佇まいまでも,見事にそれを表現していて,かっこよかったです

しかも,お江に見せる眼差しの優しさには,完全にやられっぱなし(笑)
ここに素敵な写真がいっぱいありました

何だか,まだまだ色んな役ができそうですね
また,今後の大河でも活躍して欲しいです

そして,今回活躍した人物は,もちろん,市村正親さんの光秀です
信長に折檻されたり,いじめられたり,手の震えが止まらなかったり,可哀そうな光秀を,
舞台役者らしく,きちんと造形されていて,
信長が好印象である一方で,ちゃんと光秀にも同情できるようになっています

特に,本能寺に進路を取る際に,軍勢に檄を飛ばすシーンでは,舞台役者の本領発揮
信長に正義はなく,自らに正義があることを,理路整然と,熱く語りかける光秀の姿には,
こちらも圧倒されて,思わず,光秀に正義があるのではと思わされたほど

光秀役の市村さんも来週までか,と思うと,ちょっと悲しいです

二人が退場すると,今度は岸谷さんの秀吉が本格的に登場ですね
どういう風に秀吉を造形されるのか,今から楽しみです

「新史 太閤記」 感想

2011-02-03 | 
司馬遼太郎の作品をたくさん読むという計画の下,「新史 太閤記」を読み進めていたのですが,
今日,読み終わりました

実は,司馬遼太郎の戦国時代を題材とした小説のうち,
「国盗り物語」→「新史 太閤記」→「関ヶ原」→「城塞」
と読み進めよう,という計画がありまして,今ちょうど半分,読み終えたことになります

と,同時に,読み途中の幕末~明治もの「世に棲む日日」「翔ぶが如く」「坂の上の雲」も何とかしたいと思っていて,
この前書いたとおり,「世に棲む日日」は読み終えたんですよね。

次は,すぐに「関ヶ原」に取り掛かるか,まず「翔ぶが如く」を片づけるか,悩み中です(笑)

さて,その「新史 太閤記」ですが,
ちょっと拍子抜けだったのは,徳川家康を形式上臣従させるところで,物語が終わってしまっていること。

まだ,死ぬまでに13年もあるのに,全部すっ飛ばして,辞世の句ですかという,感想は拭えなかったです
私の中では,秀吉の朝鮮出兵というのは,理解しがたい歴史上の事実の一つなので,そこを司馬先生がどう解釈しているのかが,すごく気になっていたのですが

ただ,小説を読んでいて思ったのは,豊臣政権というのは,織田家の家臣をかなりの部分引き継いでいて,
もともと同輩だった秀吉が,その頂点に立ち続けるためには,
彼自身の直轄領は少なくして,気前よく,配下の大名たちに土地を与え続ける必要があった,ということ。

そして,秀吉という類稀なる人格なくしては,多くの大名を懐柔し,統率することは不可能だったということ。

そんな秀吉が,老境に差し掛かって,自分の寿命が見えてきて,このままでは,豊臣政権が終わる,ということを予感し,一方で,自分の子孫にその政権を引き継がせたいと痛烈に思った場合,

大規模な外征をして,豊臣政権のリーダーシップを確立するとともに,
新たな領土を獲得し,その土地を,また気前よく諸大名に分け与えることによって,
子供に政権を引き継がせられる,と考えたのかもしれないなぁと思ったりしました。

司馬遼太郎作品で,戦国時代を改めて読んでみると,
個々の武将たちの動き方が,頭で理解できてとても面白いです

今の大河ドラマ「江」も,同じ時代を扱っているので,いろいろ深読みしたり,
家族にうんちくを披露したりと(笑),司馬作品の効用も早速現れています

次は,やっぱり「関ヶ原」にしようかなぁ