このブログで初めてマンガの感想を書きます
本を読むことが趣味ですが、実にマンガも好きです
最近では、
こうの史代さんの「夕凪の街、桜の国」「この世界の片隅に」や、
言わずと知れた「のだめカンタービレ」がお気に入りです
そして、もう一つ、勉強に飽きると何度も読んで癒されていたのが、
森薫さんの
「エマ」
ヴィクトリア朝時代のイギリスを舞台に、
ジェントリ階級の青年ウィリアムとメイドのエマとの恋物語を描くマンガです
話は身分違いの恋、というベタなものですが、
この作品の魅力は何と言っても絵の美しさです
丁寧な絵で、当時の風俗を生き生きと描いています
特に、調度品や動物の絵がとっても素敵
「メイドが主人公」ということで、オタク系のマンガにも見えちゃいますが、
実は「格調高い」メロドラマ漫画です(笑)
お気に入りは番外編の「夢のクリスタルパレス(水晶宮)」(コミックス
8巻)
ヴィクトリア朝時代の中流市民層の日常生活や万国博覧会の熱気を感じることができるエピソードで、大好きなお話です
クリスタルパレスを始め、精緻で美しい絵も堪能できます
そして、同じ作者の最新作が
「乙嫁語り」
中央アジアを舞台にした作品です
弟から借りて読んだのですが、「エマ」以上の絵の美しさにただただ圧倒されます
主人公たち(アミルとカルルク)もとってもチャーミングで魅力的ですが、
シルクロードの文物を細かく描写していて、すごく知的好奇心も刺激されます
まだ2巻までしか出ていなくて、続きが出るのはだいぶ先になりそうですが、すごく楽しみです