ミュージカルな日々

ミュージカル好きの私が、観劇・映画・ドラマ・音楽・本の感想を書きつづるブログ、になる予定。

最近の出来事

2012-07-30 | 日記
最近、引っ越したり、環境がかなり変わって、
エンタメはほどほどに、ばたばたとした日々を送っております。
ここ数日は長めの夏休みを頂いたので、少しゆっくりしておりますが

最近の出来事と言えば、やっぱりオリンピックですかねー
昨日は、柔道の海老沼匡選手の試合を途中まで観戦し、謎の判定に旦那と二人で文句を言いつつ、
結局、準決勝までは待てずに寝てしまいました

ちなみに、この海老沼選手、なかなかりりしいお顔立ちですよね
我が家では「武士っ」と呼んで、にわかファンになってしまいました(笑)
結果はちょっと残念でしたが、礼儀正しく、本当にすがすがしい選手だなぁと思います

さて、今夜は体操男子があるようですね
普通に寝る時間までに決着はつかないと思いますので、たぶん明日の朝結果を知ることになるのかなぁ。ドキドキ。

頑張れ!「平清盛」

2012-07-04 | ドラマ
ブログを色々見ていたら、同じタイトルのブログを発見して、
「そうだ!そうだ!」と思ったので、私も思いの丈を述べたいと思います

まず、NHKは視聴率なんて気にしないで、信念を貫いて欲しいです。
広く浅く見てもらえるドラマなんて、他局でたくさん作られているわけで、
NHKの大河ドラマは、あくまで格調高く、視聴者の中でもハイレベルの作品を求める人に向けて作る作品であって欲しいです。

それに、昔の大河ドラマに比べれば、今の「平清盛」は決して、暗すぎるものでも、難しすぎるものでもないと思うのです。
私が一番好きな大河ドラマ「太平記」なんて、鎌倉幕府の滅亡から南北朝ですよ

「太平記」との比較はともかく、
この「平清盛」、特に「保元の乱」あたりから、これまでにも増して面白くなっています。
正直、若さみなぎるマツケン清盛が駆け回っている頃は、ついて行けないこともあったのですが、
清盛が落ち着いてきて、政治の表舞台に本格的に出てくるようになってからは、毎回見逃せないという気持ちで見ております。

前回の「平治の乱」は、何度泣きそうになったことか。
信西が死んでしまうことは、もちろん歴史上そうであることは、知っていて見ているわけですが、
それでも清盛に感情移入して、「生きていてくれ」っと本気で思っている自分がいました。
それだけに、志半ばで信西が自決に追いやられるシーンでは、涙が出ました

阿部サダヲさんも本当に素晴らしい俳優さんだなと、改めて思いました。

そうそう、「平清盛」はキャストだけ見ても、NHKの本気度が見て取れましたよね
前半を大いに盛り上げていた三上博史さんの鳥羽上皇は圧巻でしたし、
たぶん今もどこかに流されて恨みの涙に暮れているはずの崇徳上皇の井浦新さんも、抑えた演技がこれまた素晴らしかったです

それから「保元の乱」で惜しくも(?)殺されてしまった、悪左府、藤原頼長=山本耕史さんも忘れられません。
公家の皆さんはしっかりお歯黒までして、リアルさの追及も私は素晴らしいと思います

頼長や信西といった改革者たちが、そのやり方故に疎まれ、滅ぼされてしまった後、
これらの改革者たちを武士を使って追い落とした既成の権力者たちが、ついには武士=平清盛に追いやられ、
清盛が真の改革者として実権を握る、という流れでしょうか。

ちょっと心配なのは、今挙げた素晴らしい俳優陣が次々に滅ぼされ、殺されてしまっていること
マツケンは思った以上に安定感があって、貫禄も出てきたので、主役にふさわしい方と思うのですが、
いかんせん周りのキャストがどんどん薄く…

今後の期待の星は、私の中では、平重盛役の窪田正孝さんですが、
後が続かない…

最後に、私が「平清盛」がいけるっと思った最初の瞬間というのは、OPテーマを聴いたときです。
前回のご都合主義の大河ドラマは、OPテーマも泣きたいくらい陳腐で(好きな方、すみません)、
こりゃだめだ、と思ったものですが、
今回のサウンドトラックの格調の高さは感涙ものです
挿入曲のタルカスもとても面白い曲なので、こちらに貼っておきます
ちょっと長いので、テンションを上げるための作業用BGMとしてもどうぞ(笑)


西島秀俊さん

2012-07-04 | 西島秀俊さん
久しぶりに土日に家にいたので、土曜日の昼間、のんびりテレビを見ていたら、
西島秀俊さんが田中正造と南方熊楠の番組に出ていました
ETVの「日本人は何を考えてきたのか」というまじめな番組です。

さすが西島さん、知的な番組によく似合います
田中正造と南方熊楠のゆかりの地に自ら足を運んで、レポートし、
落ち着いた語り・朗読も担当し、スタジオにも出席し、と大活躍

今の原発問題を思い起こさせる環境破壊・公害問題の元祖とも言うべき足尾銅山鉱毒事件についてのレポートは、
色んなことを考えさせられました。

真の文明は 山を荒らさず 川を荒らさず
村を破らず 人を殺さざるべし

という田中正造の言葉には重いものがあるなぁと思いました。