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一の越山荘を後に雄山頂上を目指し一歩一歩登ります。上を見て登る分には怖さはあまり無いですが、下を見るとかなり急斜面ですね。
雄山頂上までおよそ1時間少々ですが、混んでいるときは2時間近いかもです。酸素も薄くなり、足も辛くなってくるので、逆に渋滞することで少し休めるのが有難い。
先程の一の越山荘も室堂平もみるみる小さくなり、とうとう雲の上まで上がってきました。ここまで来ると、槍ヶ岳も、遥か彼方には富士山まで見えました。
人はなんで苦しい思いをしながらも山頂を目指すのだろう。(目指さない人も居ますね)
登り切ることで何が得られるのだろうか?
それは必要なものなのか?
森林限界を超えたアルプスの山々の雄大さ。
雲の上まで上がった事で味わえる空の青さ、空気の爽やかさ。
夜には息を呑むほどの見事な星空。天の川も流星もですが、星座一つもとっても大きくなり、宇宙に近づいた印象が強い。
真っ赤に染まる朝焼けや夕焼けは心奪われます。
そこに行かなければ見ることの出来ないこの景色を何度も味わいたくて私はアルプスを登っているのでしょうね。
音楽も同じで、様々な作曲家の奏でるメロディに心奪われているのだと思う。その甘美な、時には壮大な音楽に触れたくてつづけているのでしょう。
なんでも、そのものの持つ魅力に気づき、感じ、共有できると幸せですね。