土曜日、旦那は結局皮膚科の診察を受けることができた。
診断結果はその前に行った病院と同じ「帯状疱疹」だった。
土曜日はかなり混むようなことが、そして診察人数を超えた
場合はお断りすることもありますとホームページに書かれていた。
旦那は別の病院に行ったあと向かったので、到着が10時過ぎる
こともあり、もしかしたら土曜日にうちに診察を受けられない
かもしれない、そしたらまだ別のところに行くことになるのかな、
皮膚科、このへんにあんまりないんだよなとグルグル考えていた。
あと、旦那は時々首回りに発疹が出ることがあり、時間が経つと
消えてしまうのだけど、酷い時は1ヶ月くらいの間、場所を変えて
ずっと出ていることもあり、いつも気になっていて、今も少しまた
出ていたのでちょうど良い機会だと思い、それも一緒に診てもらう
よう旦那に電話をした。
すると病院には無事に受付できて、11時半に診てもらえることに
なったということだった。首回りも一緒に診てもらってと伝えて
電話を切った。
お昼には薬をもらって無事に帰宅。
やれやれだった。
とにかく命の危険のある病気じゃなくて本当に良かったという安堵感
が半端なかった。
早速昼から薬を飲み始めたので、痛みはそのうち引くだろうと思っていた。
とにかく痛い痛いだったので。
しかし昼の分を飲んでも夜の分を飲んでも痛みは引かなかった。
しかし眠気は起きるのか、横になると寝られるそうなので痛くて眠れない
ということはないようだったが、次の日の休みも、起きてる時はほぼ
「痛い、痛い」と本当にかなり辛そうだった。
薬を一日3回、2日分飲んでも効いてる感じがない。
旦那も「これ、本当に帯状疱疹なのか・・?」と疑っていた。
夜には「この薬は本当に帯状疱疹用の薬なのか」と調べていた。
薬が間違っているんじゃないかと疑うくらい、痛みは2日経っても引か
なかった。
見ていても、本当に可愛そう。
しかし私も旦那も心の奥底にあったのは「命に別状はない」という安心感
だった。旦那も「俺絶対入院するんだろうなと思ってた」と言っていた。
それよりはマシだと。
本当にそれは思った。
痛そうで可愛そうだけど、これが例えば癌の痛みで、余命いくばくもない
のに、死ぬまでただただその痛みに耐えなくてはいけないというのは本当に訳が
違う。しかし世の中には本当にそんな人が、そしてそれを近くで見守っている
家族がいるのだ。
旦那が薬をネットで調べてた時に「3日くらい飲むと効いてくるらしい」と
どこかに書いてあったらしく、しかし効くというのも、発疹の症状が引いて
くるのが3日なのか、それとも痛みがなくなってくるのが3日なのか、はたまた
その情報自体も正確な情報かもわからなかったが、今日までの分を(昨日の時点
では明日までの分を)飲めば楽になるかもしれないという希望を旦那は持った
みたいだったので「じゃあ、あと1日頑張ろう」「明日には引くかもしれない
ね」と私もできるだけ後押しした。
もらった薬も種類がとにかく多かったが「この薬が一番重要な薬なので」と渡さ
れた薬が1週間分出ていたので、いずれにしても恐らく1週間くらいで症状は落ち
着くんじゃないかとは思う。だけど毎日毎日痛みに耐えている本人にしてみれば
その1週間はかなり長いものだろう。
一日でも早く痛みが引くといいなと思っている。
この土日は私はかなり寝ていた。
土曜の午後からガッツリ昼寝し、それでもまた土曜日の夜は夜でガッツリ寝て、
それでも日曜日の午後はまた昼寝して・・・みたいな。
とにかく2日間眠くて眠くてしかたがなかった。
木曜日の夜はほとんど寝てないまま金曜日を過ごしていたのでその疲れかなと
思っていたが、今日になって生理が来たのであの異常な眠気は生理の直前の
症状だったんだなと。
今も眠い。
このあとまた昼寝しよう。
もう無理はしない。
実は最近、あるyoutuberさんの言葉でとても印象に残った言葉があった。
「無理することと強くなることは違う」と。
私はそこをずいぶんはき違えていたなと感じた。
確かにそうだなと思った。
なので、もう無理はしない。
無理して頑張っている人になろうともしないし、もっと言えば無理して幸せ
にもなりたくない。
私はやはり私でいたい。
ま、だから昼寝する、というのも短絡的な気もするけど。^^;
とにかく旦那が一日も早く良くなるといい。
旦那が病気になる、旦那が命の危険にさらされると私はこんな風に
なってしまうんだ、旦那がいなくなるってこういうことなんだという
本当にリアルな疑似体験をしてしまった。これは本当に地獄。
私にとってこれ以上の地獄はないと思う。
もしかしたら本当に「うつ」とかになってしまうかもしれないという
くらいだった。
旦那は、薬を飲み始めたのにあまりにも帯状疱疹の症状が治らないので
本当に帯状疱疹なのか、そしてまだ最初に懸念したある深刻な病気の
疑いも晴れてはいなようだったが、本当にそんなことがないように祈
りたい。
そして私にとって旦那が最高の、唯一の味方で、そんな旦那と二人で生きて
来れたことは本当に幸せなことだったんだなと再認識した。
旦那が健康でいる限り私は幸せだ。