昨日、義実家にどうしてもの用事があり旦那と行ってきた。
3週間前、旦那と私がアウトドアを楽しんでいると話した時義母は
「他に何の楽しみも知らないからそんなことをやっている」
「○○(旦那)は友達がいないからね(そんなことをやるしかないんだ)」
「かわいそうな子だ」
と言い、私の気持ちを地の底に突き落とした。
それ以来のことだった。
もちろん本音は行きたくはなかったし、言われた直後はその用事にも
「もう行かない!!」という気持ちもあった。
しかし義父が亡くなる前の4年間、
同じような理由で義実家と距離を置いていたが、その時私もいろいろな思いをして
結果後悔したので。
それに今回行かなかったとしても義実家と断絶するというまでの気持ちはもちろんなかったので
これならばここは一つ大人になって何もなかったかのように行こうと思ったのだ。
いや、それでもまったく何もなかったようにしてしまうのもやはり悔しかったので、
用事は用事できちんと済ませるがいつもとはやはり少し違うぞというところも
ちゃんと見せないとという気持ちと前回あんな憎まれ口をたたいた義母とあまり長くは
いたくないという気持ちもあり、用事を済ませて少し経ったところで
「他にちょっと用事があるから・・」と言い、いつもよりはだいぶ早めに義実家をあとにした。
前回、義母に暴言を吐かれた時、私はその直後は義母とはほとんど口を聞かず、
というか義母とは一緒にいないようにし、ちょうどもうそろそろ帰るという雰囲気にもなっていたので
最後の用事を済ませている旦那のところに行ったりして
そのうちいつの間にかもう車に乗り込んでいたという感じを装い、
シラ~っと帰ることにした。
悪いことを言っても義母はいつもその自覚がないので
もちろん嫁と姑という関係上、その場で怒ったり感情を出すことはないが、
少しは「こちらにも気持ちがあるのだよ」というところを見せなければという気持ちもあった。
用事を済ませた旦那も「じゃ、帰るよ-」と玄関で叫び、義母には直接顔を合わせずに車に乗り込んだ。
そんな私たちの態度に、いつもは人の気持ちに恐ろしく鈍感な義母も少し何か気づいた様子で
慌てて窓から顔を出し、これ見よがしに手を振っていた。(普段は義母からこのような態度はあまり見せない)
その様子を見て「あぁ、今回はちょっとは何か感じてはくれたのかな」とは思っていた。
旦那は私が相当腹を立てていたのを知っていたのでもしかしたら手を振り返さないかなと思ったと
あとから言っていた。
しかし大人としてそこは一応振り返した。しかし「またね~~!!」というテンションを乗せた手の振り方ではなく、
大人として一応振り返しましたよ、という程度のものにしておいた。
そんな事もあったので、
今回義実家行っても、義母はちょっと気まずく接するかもしれないとも思っていた。
いつもは私にもの凄く話してくるがそれも今回はしないかも、と。
しかしそんな予想とは反し、義母はいつものように私に凄く話してきた。
そんな様子を見て
「そうか~、前回ちょっとは悪いことしたかなと感じてくれたかと思ったけど
やっぱり気づいてなかったんだな」と思った。
義母はいつものように「毎日やることがない、やることがない」と愚痴を言っていた。
「SARAちゃん、私はね、何の為に生きてるのかわからないよ」と笑いながらだが言っていた。
要するに「何の楽しみもない」「つまらない」「寂しい」という感じなのだろうが、
自分がそうなら尚更旦那や私によくあのようなことが言えたなと思った。
自分たちを良く言うわけではない。そういうわけでは決してないが、
今の時代、結婚もせず、仕事もせず、年老いた親の家で部屋に引きこもって
ゲームばかりを毎日しているという人もたくさんいる。その人たちがいけないという
わけではなく、
そういう人もいる中、ちゃんと結婚し、仕事をし、家を建て、子供はできなかったが奥さんと
仲良く共通の趣味を楽しんでいる旦那に、
何故あのようにバカにするようなことを言うのだろうと。
それはそれで充分いいことじゃないかと。
やはり悔しくて何事もなかったかのようにはしたくなかったので
20分くらいかな、義母の愚痴を聞いたあとはキリのいいところで旦那が
「じゃ、行くよ」と言ってくれた。
あんなことがあったあとだったので旦那とも今回は用事が済んだらすぐに帰るという
すり合わせをしていたのだ。
すると旦那も私も立ち上がったあと義母が急に言い出した。
「あんたたちキャンプやってるんでしょう?西湖と山中湖とかそういうところに行って
の?」
「え・・うん・・まぁ・・」と返した。
「私はね、この間テレビで見たよ。あのなんとかっていうグループの1人がね、
どこだかのコテージに行ってね、1人でキャンプしててね・・・・」
と、私たちがもう立ち上がっているのに1人でしゃべり出したのだ。
「あんたたちも泊まりで行ってるの?」
「あの人・・あぁ、名前が思い出せない、ほら、グループだったけど、グループの
誰かが悪いことしてやめちゃって・・」とその後はそのテレビでキャンプをしていた
思い出せない人の話をしていたが、義母が急にキャンプの話を自分から出してきたのには
驚いた。
義母はやはり気づいていたのだ、私たちが気分を害したことに。
だからキャンプの話を出してきてあわよくば「あれはあれでいいんじゃない?」というような
ことを言おうとしたのかなと思った。
しかし私もだからと言ってすぐに許してあげようというような気持ちにはなれなかったので
素っ気なくするわけでもなく、だからと言ってその話にもの凄く乗るわけでもなく、
また義母の話のキリのいいところで「じゃ、またね」という感じで帰ってきた。
いつもは10時頃に行って一緒にお昼を食べてから午後の1時から2時の間くらいに帰るというのが
定番のところ、
昨日は30分くらいで帰った。
これでまた義母には更に伝わったと思う。
時折、義実家に行っているのだって暇だから行っているのではない。
恩に着せるわけではないが、私たちには私たちの生活があり、やることがあり、やりたいことがあり、
そんな中行っているのだということをわかってほしい。
特に旦那は平日睡眠時間も少なく、自分の時間もほとんどなく働いて、週にたった1日の休みを
義実家行きに費やすことも少なくない。
そんな旦那に「友達がいないからね」「他に楽しみを知らないからね」
そんなことを言ったのだ。
でもまぁ、今回は義母も少しは「悪いことを言っちゃった」というような自覚があったよう
だし自分からキャンプの話を出してきたのも義母流のごめんねだったのかなと取れなくもない
ことを鑑みると、
ムカついたからと言ってその場で直接何かを言ったわけでもなく、
しかし何事もなくヘラヘラと接していたわけでもなく・・と対応してきた自分の
態度も、大人としてちゃんと対応できたじゃないかとちょっと誇らしく思えた。
ムカついた直後は昨日の用事も行かなくてもいっかと思っていたが
最終的にはやっぱり行って良かった。
2月の頭から悔しくて悔しくてモヤモヤグルグルとしていた義母への思いも少しは晴れた。
が・・
だからと言ってやはりまたこれからも何事もなかったかのようにはしないつもりだ。
根に持つわけではないが、
年寄りだからと言って何でも許せるわけではない。
こちらにも気持ちがあるのだ。
自分のことも大切にしたい。
そうそう、さきほども書いたが義母は変わらず
「やることがない、やることがない」と言っていた。
寂しさもあるのだろうが義母は私たちにもっと来てほしいと訴えている気がする。
「何の為に生きているのかわからない」とか
「早くお父さんのところに逝きたい」とか強い言葉を使うのもそうだと思う。
こちらが「じゃあ、もっと来るね」と言うのを待っている気がする。
旦那もやはり同じように分析していた。
「寂しいんだけど、寂しいって言えないんだよ」と。
そんな義母もはっきりと
「SARAちゃん、遊びに来ない?」と言ったことが一度だけあった。
去年の夏だ。
ある日電話がかかってきた。
「やることなくてねぇ・・SARAちゃんは毎日何をしてるの?」と
言ってきた。
私は適当に「こんなことしたり、こんなことしたり・・」と
答えていたと思う。
普段「これをやってほしいんだけど」とか「ここに連れて言ってほしいんだけど」と
電話をかけてくることが多いがそれももしかしたら私たちを家に来させる口実でも
あるのかもしれないとは思っていた。
が、その日はそういったお願いごとをしてくるわけでもなく
「やることなくて・・」と言ってきた。私はすぐに来てほしいんだなということはわかった。
しかしこちらからそう言い出すことはしなかった。
すると義母は普段は口にしない
「SARAちゃん、遊びにこない?」を言ったのだ。
もちろんその言葉を待っていたわけではない。
できれば言ってほしくはない言葉だった。
しかし義母は切羽詰まっていたのだろう、そう言った。
しかし私は「いいですよ、行きますよ」とは言えなかった。
それは、その時はたまたまこちらの機嫌が良くてたまにはいっかと気分で行ったとしても
普段思っている本音は「できれば行きたくない」なので、
それに応じてしまって、この先も用事がなくても電話をすれば来てくれると
向こうが思ってしまうのは結果向こうにとっても可愛そうだと思ったからだ。
話を濁して逃げていると
そのうち義母が急にキレ出したというか
「あぁ、じゃあ、もうわかった!」という感じでその後は急に敬語になり出して
「○○(旦那)のことよろしくお願いしますね!!」とぶつけるように言うと
電話を切ってしまったのだ。
恐らく義母にしてみれば素直に「遊びにこない?」まで言ったのになかなか応じてくれない
嫁に頭にきてしまったのだろう。
しかし私も無理はしたくないし、それにキレるのは義母の甘えでもある。
私が時折旦那と義実家に行っているのは、そんな義母にも少なからずお世話にはなってきたし、
義父がいて義母がいて、まぁ、2人に限ったことではないが、私たち夫婦が今も平穏に暮らしているのは
いろんな人のおかげ、どんなに嫌なことをされても言われてもやはり無下にはしてはいけない、
感謝することがあればその分はできるだけ返そうという気持ちがあるからだ。
しかしだからと言って何を言われても許せるわけでないよ、という気持ちもあるし、
嫌なことも酷いことも突き落とされるようなことも散々言われてきたという積み重ねがあるので
それがなかったらもしかしたら私はもっと義実家に行っていたかもしれないと思う。
去年の暮れはこちらも少々余裕がなくてほとんど顔を出さなかったのでお正月明けて落ち着いたら
何か煮物を作った時があったらそれを持って顔を出すというようなこともやってもいいかもしれないと
思っていた。しかし案外年明けてから義母から要請が何度かあり、それに応じる形で交流はあったので
それもまたでいっかと思っていた。
しかし3週間前の義母の暴言で更にそういった気持ちはなくなった。
数ヶ月かけて徐々に元に戻すとは思うが、
今はまだ少し距離を取ろうと思ってる。
義母が「友達」と言っている人たちも意識的かはわからないがそんな風に距離を取っているのではないかと
私は推測している。
3週間前、旦那と私がアウトドアを楽しんでいると話した時義母は
「他に何の楽しみも知らないからそんなことをやっている」
「○○(旦那)は友達がいないからね(そんなことをやるしかないんだ)」
「かわいそうな子だ」
と言い、私の気持ちを地の底に突き落とした。
それ以来のことだった。
もちろん本音は行きたくはなかったし、言われた直後はその用事にも
「もう行かない!!」という気持ちもあった。
しかし義父が亡くなる前の4年間、
同じような理由で義実家と距離を置いていたが、その時私もいろいろな思いをして
結果後悔したので。
それに今回行かなかったとしても義実家と断絶するというまでの気持ちはもちろんなかったので
これならばここは一つ大人になって何もなかったかのように行こうと思ったのだ。
いや、それでもまったく何もなかったようにしてしまうのもやはり悔しかったので、
用事は用事できちんと済ませるがいつもとはやはり少し違うぞというところも
ちゃんと見せないとという気持ちと前回あんな憎まれ口をたたいた義母とあまり長くは
いたくないという気持ちもあり、用事を済ませて少し経ったところで
「他にちょっと用事があるから・・」と言い、いつもよりはだいぶ早めに義実家をあとにした。
前回、義母に暴言を吐かれた時、私はその直後は義母とはほとんど口を聞かず、
というか義母とは一緒にいないようにし、ちょうどもうそろそろ帰るという雰囲気にもなっていたので
最後の用事を済ませている旦那のところに行ったりして
そのうちいつの間にかもう車に乗り込んでいたという感じを装い、
シラ~っと帰ることにした。
悪いことを言っても義母はいつもその自覚がないので
もちろん嫁と姑という関係上、その場で怒ったり感情を出すことはないが、
少しは「こちらにも気持ちがあるのだよ」というところを見せなければという気持ちもあった。
用事を済ませた旦那も「じゃ、帰るよ-」と玄関で叫び、義母には直接顔を合わせずに車に乗り込んだ。
そんな私たちの態度に、いつもは人の気持ちに恐ろしく鈍感な義母も少し何か気づいた様子で
慌てて窓から顔を出し、これ見よがしに手を振っていた。(普段は義母からこのような態度はあまり見せない)
その様子を見て「あぁ、今回はちょっとは何か感じてはくれたのかな」とは思っていた。
旦那は私が相当腹を立てていたのを知っていたのでもしかしたら手を振り返さないかなと思ったと
あとから言っていた。
しかし大人としてそこは一応振り返した。しかし「またね~~!!」というテンションを乗せた手の振り方ではなく、
大人として一応振り返しましたよ、という程度のものにしておいた。
そんな事もあったので、
今回義実家行っても、義母はちょっと気まずく接するかもしれないとも思っていた。
いつもは私にもの凄く話してくるがそれも今回はしないかも、と。
しかしそんな予想とは反し、義母はいつものように私に凄く話してきた。
そんな様子を見て
「そうか~、前回ちょっとは悪いことしたかなと感じてくれたかと思ったけど
やっぱり気づいてなかったんだな」と思った。
義母はいつものように「毎日やることがない、やることがない」と愚痴を言っていた。
「SARAちゃん、私はね、何の為に生きてるのかわからないよ」と笑いながらだが言っていた。
要するに「何の楽しみもない」「つまらない」「寂しい」という感じなのだろうが、
自分がそうなら尚更旦那や私によくあのようなことが言えたなと思った。
自分たちを良く言うわけではない。そういうわけでは決してないが、
今の時代、結婚もせず、仕事もせず、年老いた親の家で部屋に引きこもって
ゲームばかりを毎日しているという人もたくさんいる。その人たちがいけないという
わけではなく、
そういう人もいる中、ちゃんと結婚し、仕事をし、家を建て、子供はできなかったが奥さんと
仲良く共通の趣味を楽しんでいる旦那に、
何故あのようにバカにするようなことを言うのだろうと。
それはそれで充分いいことじゃないかと。
やはり悔しくて何事もなかったかのようにはしたくなかったので
20分くらいかな、義母の愚痴を聞いたあとはキリのいいところで旦那が
「じゃ、行くよ」と言ってくれた。
あんなことがあったあとだったので旦那とも今回は用事が済んだらすぐに帰るという
すり合わせをしていたのだ。
すると旦那も私も立ち上がったあと義母が急に言い出した。
「あんたたちキャンプやってるんでしょう?西湖と山中湖とかそういうところに行って
の?」
「え・・うん・・まぁ・・」と返した。
「私はね、この間テレビで見たよ。あのなんとかっていうグループの1人がね、
どこだかのコテージに行ってね、1人でキャンプしててね・・・・」
と、私たちがもう立ち上がっているのに1人でしゃべり出したのだ。
「あんたたちも泊まりで行ってるの?」
「あの人・・あぁ、名前が思い出せない、ほら、グループだったけど、グループの
誰かが悪いことしてやめちゃって・・」とその後はそのテレビでキャンプをしていた
思い出せない人の話をしていたが、義母が急にキャンプの話を自分から出してきたのには
驚いた。
義母はやはり気づいていたのだ、私たちが気分を害したことに。
だからキャンプの話を出してきてあわよくば「あれはあれでいいんじゃない?」というような
ことを言おうとしたのかなと思った。
しかし私もだからと言ってすぐに許してあげようというような気持ちにはなれなかったので
素っ気なくするわけでもなく、だからと言ってその話にもの凄く乗るわけでもなく、
また義母の話のキリのいいところで「じゃ、またね」という感じで帰ってきた。
いつもは10時頃に行って一緒にお昼を食べてから午後の1時から2時の間くらいに帰るというのが
定番のところ、
昨日は30分くらいで帰った。
これでまた義母には更に伝わったと思う。
時折、義実家に行っているのだって暇だから行っているのではない。
恩に着せるわけではないが、私たちには私たちの生活があり、やることがあり、やりたいことがあり、
そんな中行っているのだということをわかってほしい。
特に旦那は平日睡眠時間も少なく、自分の時間もほとんどなく働いて、週にたった1日の休みを
義実家行きに費やすことも少なくない。
そんな旦那に「友達がいないからね」「他に楽しみを知らないからね」
そんなことを言ったのだ。
でもまぁ、今回は義母も少しは「悪いことを言っちゃった」というような自覚があったよう
だし自分からキャンプの話を出してきたのも義母流のごめんねだったのかなと取れなくもない
ことを鑑みると、
ムカついたからと言ってその場で直接何かを言ったわけでもなく、
しかし何事もなくヘラヘラと接していたわけでもなく・・と対応してきた自分の
態度も、大人としてちゃんと対応できたじゃないかとちょっと誇らしく思えた。
ムカついた直後は昨日の用事も行かなくてもいっかと思っていたが
最終的にはやっぱり行って良かった。
2月の頭から悔しくて悔しくてモヤモヤグルグルとしていた義母への思いも少しは晴れた。
が・・
だからと言ってやはりまたこれからも何事もなかったかのようにはしないつもりだ。
根に持つわけではないが、
年寄りだからと言って何でも許せるわけではない。
こちらにも気持ちがあるのだ。
自分のことも大切にしたい。
そうそう、さきほども書いたが義母は変わらず
「やることがない、やることがない」と言っていた。
寂しさもあるのだろうが義母は私たちにもっと来てほしいと訴えている気がする。
「何の為に生きているのかわからない」とか
「早くお父さんのところに逝きたい」とか強い言葉を使うのもそうだと思う。
こちらが「じゃあ、もっと来るね」と言うのを待っている気がする。
旦那もやはり同じように分析していた。
「寂しいんだけど、寂しいって言えないんだよ」と。
そんな義母もはっきりと
「SARAちゃん、遊びに来ない?」と言ったことが一度だけあった。
去年の夏だ。
ある日電話がかかってきた。
「やることなくてねぇ・・SARAちゃんは毎日何をしてるの?」と
言ってきた。
私は適当に「こんなことしたり、こんなことしたり・・」と
答えていたと思う。
普段「これをやってほしいんだけど」とか「ここに連れて言ってほしいんだけど」と
電話をかけてくることが多いがそれももしかしたら私たちを家に来させる口実でも
あるのかもしれないとは思っていた。
が、その日はそういったお願いごとをしてくるわけでもなく
「やることなくて・・」と言ってきた。私はすぐに来てほしいんだなということはわかった。
しかしこちらからそう言い出すことはしなかった。
すると義母は普段は口にしない
「SARAちゃん、遊びにこない?」を言ったのだ。
もちろんその言葉を待っていたわけではない。
できれば言ってほしくはない言葉だった。
しかし義母は切羽詰まっていたのだろう、そう言った。
しかし私は「いいですよ、行きますよ」とは言えなかった。
それは、その時はたまたまこちらの機嫌が良くてたまにはいっかと気分で行ったとしても
普段思っている本音は「できれば行きたくない」なので、
それに応じてしまって、この先も用事がなくても電話をすれば来てくれると
向こうが思ってしまうのは結果向こうにとっても可愛そうだと思ったからだ。
話を濁して逃げていると
そのうち義母が急にキレ出したというか
「あぁ、じゃあ、もうわかった!」という感じでその後は急に敬語になり出して
「○○(旦那)のことよろしくお願いしますね!!」とぶつけるように言うと
電話を切ってしまったのだ。
恐らく義母にしてみれば素直に「遊びにこない?」まで言ったのになかなか応じてくれない
嫁に頭にきてしまったのだろう。
しかし私も無理はしたくないし、それにキレるのは義母の甘えでもある。
私が時折旦那と義実家に行っているのは、そんな義母にも少なからずお世話にはなってきたし、
義父がいて義母がいて、まぁ、2人に限ったことではないが、私たち夫婦が今も平穏に暮らしているのは
いろんな人のおかげ、どんなに嫌なことをされても言われてもやはり無下にはしてはいけない、
感謝することがあればその分はできるだけ返そうという気持ちがあるからだ。
しかしだからと言って何を言われても許せるわけでないよ、という気持ちもあるし、
嫌なことも酷いことも突き落とされるようなことも散々言われてきたという積み重ねがあるので
それがなかったらもしかしたら私はもっと義実家に行っていたかもしれないと思う。
去年の暮れはこちらも少々余裕がなくてほとんど顔を出さなかったのでお正月明けて落ち着いたら
何か煮物を作った時があったらそれを持って顔を出すというようなこともやってもいいかもしれないと
思っていた。しかし案外年明けてから義母から要請が何度かあり、それに応じる形で交流はあったので
それもまたでいっかと思っていた。
しかし3週間前の義母の暴言で更にそういった気持ちはなくなった。
数ヶ月かけて徐々に元に戻すとは思うが、
今はまだ少し距離を取ろうと思ってる。
義母が「友達」と言っている人たちも意識的かはわからないがそんな風に距離を取っているのではないかと
私は推測している。