昨日、義母の誕生日の食事会に行ってきた。
義兄の子供たちも来るのかどうかわからなかったが、結局は
義兄夫婦だけだったのでそこは気が楽だった。
国道沿いにある和風のレストランのようなお店を義兄が予約
してくれていた。
義母の誕生日会ということだったので会席料理のコースのような
ものを頼んであると想像していた。私達2人が負担する金額も
2人で10,000円くらいはかかるのかなぁと。
しかし実際は料理は何も頼んでいないからメニューを見て、
それぞれが頼む、というスタイルで、金額的な面で言えば、
義母の誕生日会というよりも本当にみんなでただ食事をしに来た
、という形だった。
まぁ、その方がこちらとしても助かるのでそれは良かったのだけど。
こういう、たまに人と会う場になると私は過興奮状態になるこ
とが多いが、昨日はそれもなかった。やはり義母や義兄夫婦、
それぞれと会う方が私はテンション上がる。みんな一緒の大所帯
になるとやはり緊張の方が上回る。あと、失礼があってはいけな
いとどこかで思っていたりとか。
なので「すごく楽しかった!!」というお食事会では正直なかった。
かと言って物凄く不愉快な思いをしたというものではなかった。
が、少し気にかかったのは、義姉はやはり私のことをあまり良くは
思っていないのではないか、ということだった。
いや、これも特別何があったというわけではない。
義姉はいつものように愛想良く私達と話してくれた。
私が楽しく話ができる数少ない人の1人。
そういう意味ではいつもと変わらなかった。
しかし義姉から出てくる話の内容が、何となくだが誇示に聞こえる
場面が何度かあったり、最後、別れる時にも「じゃ、また!」と
なんだかいつもよりあっさり帰って行ったのと、こういう時義姉は
いつも帰ったあとかならずLINEを送ってくるのだが、昨日はそれも
なかった。
疲れもあったのかなぁとも思う。
食事会の最後の方、義姉はこめかみを自分で揉んだり、少し疲れた
ような表情を見せていた。やっと緊張が解けてもっと話していたいと
思う私とは相反し、義姉は「もう帰りたい・・」という顔をしていた
。以前は会ったあとのLINEにも「またお茶でも飲みましょう」と
良く言ってきていたし、まぁ、今年のお正月にもそうは言ってきて
いて、その圧が強く感じたことも良くあったが、以前よりはそういう
勢いのようなものもなくなってきた。
仕事がフルタイムになってから食事の支度がやる気がしないとか、
疲れるとか、そういう言葉も増えてきたので、義姉は義姉で大変なの
かもしれないが。
私としては、義姉とは親戚なのだが、ちょっと仲の良いつきあいの
長い先輩、のような位置づけでずっときた。
なんだかなぁと思う時もある人だが、それ以上に私にとってとても
話しやすいことの方が大きい。
しかしやはりライバル意識のようなものはお互い存在する。
が、私にとっては義姉には勝てないことの方が多すぎるという存在
でもある。
が、それは置いておいて将来的にもずっと仲良くしていたいというか
頼りたい存在の1人でもあるので、義姉にとっては私なんてただの
親戚なのかなと思う場面があると少し寂しく思う。
義姉には勝てないことが多いが、唯一勝ててるのは容姿かもしれない。
いや、私もそれほど大したものじゃないが、義姉は地味な顔立ち
なのと、こう言っちゃなんだがファッションセンスもそれほど長けて
はいないので、そこは勝ててるかなと思う。
こういうみんなで会う機会があると、私は帰ってきてから必ず旦那に
「お義姉さんと私、どっちが可愛かった?」と聞くのがもうネタのよう
になっているのだが、旦那は昨日も「ダントツでSARA」と答えた。
「ホント?冗談抜きで言って。」と言うと「マジで」と言う。
こんな問答をしていると誰かが聞いたら、私って相当嫌な奴だと
感じるかもしれないが、本当はこの問答は負けてる負けそうと感じる
自分が懸命に精神的なバランスを取るためのもので、むしろ負けてると
感じるからこそこういうことをしているのだ。
昨日行ったお店には、独身のころに旦那と行ったことがあった。
しかし結婚してからは行っていない。
中途半端に高い店なので、普段気軽にランチなどで入るには私達
にはちょっと敷居が高かった。
しかし昨日の食事会で義姉は「この間はこれを食べたんだよね」
とか「前にはこれが美味しかったよね」などと義兄と話していて
「私達はいつもここに来ているのよ」というのを誇示するように言
っていた。最初はスルーしていたが、あまりに言うのでスルーしっ
ぱなしも返って不自然かなと思い「良く来られるんですか?」と聞
くと「そう、お酒も置いてあるし、○○や○○なんかとみんなで来たり
するの。」と言う。○○や○○というのは子供の名前。
もうその2人の子供も独り暮らしをしているが、それでもたまには
みんなで食事したりしてるのよという、これもまた私達に対する
自慢のように私は聞こえた。
義兄や義姉は良くこういう誇示や自慢をトークに良く入れてくる。
いや、考えてみればみんなそうかもしれない。
義母もそうだし、実家の姉もそうだし、友達も。
私にそう聞こえているだけなのか、それともやはり私に「うちに
は子供がいない」というコンプレックスがあるから余計にそう
聞こえてしまうのか・・。
人と楽しく話がしたいと思っても、いつもこんな風に自慢されてる
ような気持ちになったり、誇示されて、「あぁ、この人にとって
私は敵なのかなぁ」と寂しい気持ちになったりする。
そう言えば昔、亡くなった友達も言っていた。
私と話しながら「子供いない人と話すと楽~~~!」と。
子供のいる人はみんな意外と子供のいない人が持つコンプレックス
を軽く見ているのかもしれない。本当はみんな乗り越えているつも
りで乗り越えていなかったりするし、普段は忘れているのだけど、ふ
とぶり返すいつまでも傷む傷のように子供がいないという現実を
胸に持っている気がする。でも子供のいる人にはこちらがそこまで
思っているとは思わないのかもしれない。
そう考えると私はやはり一生人とはわかり合えない気持ちを抱いて
孤独に生きていかなきゃいけないのかなと思ったりもする。
仲良くなったって結局はわかり合えない。
逆に言えば向こうだって子育ての大変さをわかってもらえないと
思ってるのかもしれないが。
あぁ、そんな風に考えると余計に寂しい気持ちになってしまった。
昨日は本当は生理予定日だったが、こういうことがあったせいか
やはり来なかった。今朝少しだけその兆候があったので明日あさって
くらいには来るかもしれないが、そういう時でもあるので余計に気
持ちが落ち込むというのとあるのかもしれない。
とにかく今日はヤケに寂しい。
優しい人に話を聞いてもらいたい。
私の話を興味深く親身に聞いて、私が楽になれるような優しい言葉を
返してくれるような人に。
明日からまた旦那が連休。
旦那はまたどこかに出かけると言い出すかもしれないが、私はなん
だか疲れてしまった。
少し前までは出かけるのがすごく楽しかったけど、今は家でゴロゴロ
していたいという気持ちの方が強い。
なんだか疲れてしまった。