龍馬伝 第３８回

第３８回

『霧島の誓い』





龍馬とお龍は薩摩へ。

寺田屋で追った傷を癒す為、温泉で療養。

龍馬は霧島山に伝わる話を聞き、登ろうとしていた。

それを知ったお龍は自分も連れて行ってくれと頼むが、

霧島山は女人禁制だと言われる。


「霧島山に登るがは、自分を奮い立たせる為じゃ。

次にやるべきことはなんがやか、

それを己の心に刻み込むがじゃ。」



龍馬は霧島連山の高千穂峰に登ることに。

案内役を伴い山頂を目指す龍馬。

その後ろから男装したお龍が！！

自分は平気だから連れて行ってくれと頼む。



その頃、長崎では船を購入し、

亀山社中が新たな事業に乗り出すことになった。

その船は薩摩が所有する船に曳航され、

長崎を出向し薩摩へ向かうことに。

そして池がその船を任される。



池はお元に会う為に引田屋へ。

夫婦になってくれと申し出る。


「池さん、芸者を娶りたければ、

お金を出して見受けせんといかんです。」


「分かっちゅう！！

いつになるか分からんけど、金は必ず作る。」


「うちの心を池さんに預けろと？」


「そうじゃ。

今は心だけ夫婦になってくれたらええがじゃ。」



土佐では弥太郎が後藤に呼ばれていた。

長崎で異国相手に商売するよう言われる。

ジョン万次郎が通訳をすることに。



山に登る龍馬はお龍に伝説を話す。

日本国を治める為に、

この山の頂に鉾を突き刺した

天の逆鉾というのが今も残っていて、

それをこの目で見たいと言う龍馬。


そして山頂に着き、そこには逆鉾が確かにあった。


「殆ど全てのもんが世界のことはなんちゃ知らん。

けんど時代はもう変わってしもうた。

今こそ誰かがこの国の行く道を見定め、

声に出してそれを伝え自らが行動し、

尚、動かしていかんと。

これがわしの決意ぜよ。」


龍馬は逆鉾を引き抜き、再び突き刺した。



薩長とイギリスの結びつきが強くなる中、

幕府とフランスの関係は悪化。

龍馬はこうなったら幕府は

長州征伐をやめるだろうと考えていた。


しかし龍馬の思惑は外れ、幕府は長州に攻め込む。

薩摩は長州に兵を出さないと。

薩摩が兵を出すのは幕府を討つ時だと。

それを聞いた龍馬は西郷に詰め寄るが、

西郷も木戸も同じ考えらしい。


「もし、それを受け入れることが出来ないのであれば、

坂本龍馬という役者には

最早舞台から降りてもらうより致し方ない。」



池が乗った船が大嵐に遭い海に散った。



龍馬はひとつの決断をする。


「わしら亀山社中は

長州と共に幕府との戦に加わる。」


戦をしないという志を曲げるのかと反発が。


「戦はの、もう始まってしもうたがじゃ！！

今わしらが、今わしらが立ち上がらんと、

この国はのうなってしまうがじゃ！！」


長州の為でも、薩摩の為でもなく、

日本人としてこの国の為に戦うんだと。


「わしらは舞台から降りる訳にはいかんがじゃき！！」



ブーツを履いた龍馬は、

お龍に見送られある場所へ。

龍馬は決意の写真を撮りに行った。





第３部終了です。


なんか池があっという間に・・・


お元もちょっと可哀想ですね～。


折角心の拠り所が出来たと思ったのにね。


さあ、いよいよ最終章突入です！！


どんな風になるのか楽しみですね。





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