【2017年成績】 143試合 54勝87敗2分 .383
伊東ロッテの5年目は悲惨なシーズンとなってしまいました。
31年ぶりの二年連続Aクラスから一転して6年ぶりの最下位は球団史上最多敗戦を更新しての記録的な低迷で、ただ負けるだけではなく硬直した選手起用で来季以降の巻き返しへの足がかりのようなものを作ることもなく、9月も半ばになってから思い出したかのような消化試合モードで若手が頑張りを見せたのが唯一の救いではあります。
そうなれば伊東監督が退陣となるのは必然でもあり、ここまで開幕から負けが続けば一気に若返りを期すなどして別の方面での手腕を発揮するチャンスでもあっただけに残念至極、恵まれない環境の中でチームを引っ張ってきた5年間の晩節を汚す結果となってしまったことがもったいなかったです。
ただこの5年間を振り返ってみれば、伊東監督はやりくりで実力以上の結果をもたらすことはできても長期的にチームを作り上げるのは不得手だったのかなと、西武時代も似たような終わり方でしたし、名将であることは間違いないのですが力を発揮できるのはソフトバンクのような選手層の厚いチームではないかと思ったりもしています。
25年ぶりにオープン戦で優勝をするもその25年前は最下位だった、なんて報道がそのとおりになってしまったのには乾いた笑いしかありませんが、弱っちいセントラルとばかりカードを組んだ球団にも責任の一端があることは明らかで、これは相手があることなので勝手にはできませんが来季も変わらないようであれば井口監督には要注意です。
しかし問題はそのオープン戦で結果を残した選手を開幕から使わなかったことで、.324の伊志嶺ではなく.120の岡田を核弾頭に起用をしたのにはビックリ仰天、15イニング無失点だった大嶺祐も先発ローテーションから外しての便利使いもチームの低迷で敗戦処理ばかりとなり、そうこうしているうちに調子を落としてしまうのですから何のためのオープン戦だったのか、これでは選手たちも何を目指してやっていけば分からずに彷徨ってしまうのは浦和と同じ構図です。
ショートを中村と平沢で競わせながらも石垣島から中村ありきの起用は開幕早々に裏切られればオープン戦で試すこともなかった大嶺翔では行き当たりばったりの指摘は免れませんし、開幕5試合目にして荻野、中村を抹消したことで当初の構想が崩れてしまい二の手、三の手も打てず、ただただオロオロしていたようにしか見えませんでした。
ただオープン戦では結果を残していたパラデス、ダフィーが全くと言っていいほどに機能をしなかったのに腰の重い球団の援護の薄さは気の毒ではあり、あの補強の約束は何だったのかと伊東監督が憤慨をしていてもおかしくはなく、あるいはそれで気持ちがキレてしまったところもあったのかもしれません。
それでも試合前の練習をろくに見ずに評論家諸氏や記者連中としゃべる姿は見た目に美しくなく、前日殊勲の猪本、マルチヒットの井口が翌日に欠場など勢いを自ら止める起用や名前に頼る傾向は相変わらずで、バントを失敗するとサインを変えるのはチームの伝統なのかと嘆きたくもなり、また5点リードでの内の連投など首を傾げる采配も目立ちました。
政権末期に試合後のコメントがおかしくなるのはこれも伝統なのか、「塁に出られないので策の立てようがない」「野手を使い切った総力戦だったので仕方がない」、一方で「あきらめる姿はやめて欲しい」とは矛盾しまくりの伊東語録、愚痴ばかりで選手のせい、ベンチのミスを語らないようでは求心力が落ちても仕方がないでしょう。
何とかしてもらわないと、は監督の言葉としては言語道断で、それを何とかするのが監督の仕事です。
足を使わないくせにオートスタートだけは大好き、最終盤になって荻野の調子が上がったこともあり盗塁数が増えたことで白星を重ねたのは皮肉、それでいてかつての部下であった片岡の引退には「走塁は試合の流れを大きく変える」とのたまうのですから何をかいわんや、やはり5年は長すぎたのかもしれません。
そんなこんなでこんなシーズンでしたので不平不満がベンチに集中してしまって申し訳ないのですが、足りない戦力の中で3度のCSをもたらしてくれたことには感謝をしています。
それだけにこの引き際の無様さが哀しくもあり、殿堂入り監督としての区切りを以て退任させてあげたかった、伊東監督は球団の事なかれ主義の犠牲者でもあるのでしょう。
さっそくに巨人のヘッドコーチ、あるいは侍ジャパンの強化副本部長なんて声が聞かれるぐらいに球界でその手腕を高く買われている伊東監督を活かせなかったのは球団の体質、状況もその理由の一つであり、ソフトバンクを率いることにでもなればV9とかをやらかしてしまいそうなので黒い血が黒いままであるよう、パシフィック以外での活躍を期待したいです。
2008年通信簿 2013年通信簿
2009年通信簿 2014年通信簿
2010年通信簿 2015年通信簿
2011年通信簿 2016年通信簿
2012年通信簿
これらは一概にベンチのせいとは言い切れず、選手のパフォーマンスが想定外に悪かったと見ることもできます。
オープン戦で良かった伊志嶺、大嶺祐を使わないなんて、非常に小さいところをお突きになっていると思います。
それより、パラデス、ダフィーが揃って低迷。角中が離脱。石川、西野が普通の人になった。
これだけで30勝ぐらい変わりました。いわゆる大誤算。
采配を責められないですよ。
伊志嶺が核弾頭に定着、大嶺祐が15勝とか、狂い咲きを妄想しても仕方ありません。控え選手にはそれなりの機会が与えられましたが、光る選手はとっくに光っているはずです。
飛車角落ちでは、いかに名監督でも勝てないと感じました。
それでも皆さんは、誰かをバッシングする場があると「それっ」とばかりにストレス解消よろしく書くのでしょう。
ま、これだけ負けちゃったら、ファンも黙っていられませんよね~
結局は伊東監督はこういう状況には向かない人なんだなということはわかりましたね。既存の一定以上の戦力の上での起用が信条で、そこまで達しない選手達を競争させて能力を引っ張りあげることは発想になかったのでしょう。
次のベンチにはこれが必要になります。実績やドラフトの指名順位ではなく、キャンプ、オープン戦で実績を残した選手が開幕メンバー、その年の中心メンバーになる起用を次のベンチには託したいです。
来季以降のおみやげがまったくない伊東采配、選手層の厚いチームがお似合いでしょう。
岡田の核弾頭、大嶺祐の先発外し、小五のショート、ダメデスとダフィー、リードありの内の起用、口だけの若手起用、その他にも問題があった。やはり判断が遅すぎたのは大失敗であった。
当然勝てなく愚痴ばかりでベンチのミスを認めない。迷采配の監督に選手およびファンはおもしろくない状態が続きました。無様な試合が多く、殿堂入りで区切りをつけるべきであった。
犠牲者となった伊東を認めますが、監督を受諾した以上は結果のみとなる世界を一番知っているのは本人でしょう。
両外国人選手が不運な事に揃ってポンコツでしたね。打撃のみならず、守備にしても張本大先輩の方がまだマシだった気がします…。デスパ引き止めの際に準備されていた予算(報道などにもとづく)からすれば、もう一人でも野手の獲得をこのような状況を見据えて獲得しても良かったのではないかと…ただその後で、「2軍で選手をタブらせたくない。」との記事も見ましたから、もともとが消極的なんですね。
それでいて確かな目利きがスカウトしてるのかと思えば、伊東監督も5年目にして公然とマスコミに愚痴るくらいなので…そこらへんの関係は良好なものでは無いのでしょう。んーこの辺りも、私もファン歴を重ねてまいりましたので、諦観ですね。もともとが賭けの部分も大きいので。
チーム運営を賭けに任す訳にはまいりませんので、自前の選手がやってくれないと収縮していくばかりですが。清田、細谷、は不運にも序盤のハッスルプレーに起因するケガで失速。角中はコンディション不良…。等。
他チームを見渡すと、西武源田のようにルーキーにしてチームを押し上げる選手も時に出現するが、そういった推進力を上げる選手の出現もなく…。
揚げ足取りでしかありませんが、チーム出陣式の頃には、慣用的な言葉ですけれども「充実した秋キャンプやってきました。」と言っていたんですけどね。秋キャンプも里崎SAや井口新監督がすでに触れているように、内容を考え直す機会かなとも思います。
若手にチャンスを与えているのでしょうけど、いつ与えるのかが重要なわけで。
1軍選手の兼ね合いもありますが選手の旬を見極めるのが下手なのかな。
懲罰交代も余程の信頼関係がないとマイナスでしかないですよね。
やはり一言言えるヘッドコーチを置かなきゃダメですね。
そして5年という長期政権の悪い部分も一気に表出したような。マリーンズの持ち味である機動力をなぜ序盤から多用しなかったのか。。
選手起用も一部には偏りのあるなかで、競争という名の中途半端な起用も目立ちました。結果が出た選手を翌日は外すなど、選手もどのように頑張ればスタメンで起用してもらえるのか、悩んだことでしょう。選手のモチベーションをもっと考慮してあげてほしかったです。
ネガティブなことも書きましたが、この戦力でそれなりの結果を出してファンを楽しませてくれたのも事実です。育成を見据えた選手起用術は微妙でしたが、強いチームであればもっと手腕を活かせると思います。伊東監督、お疲れ様でした。
やはり負けこんだとき、どう立て直していくか中長期的なビジョンがロッテというチームの監督をするには必要な技量ですよ。その辺はロッテをはじめBクラスの多いチーム出身の監督ならば心得ている方が多いような気がします。これがいわゆる「帳尻」というやつかもしれませんが・・・・・・。
ただ、えこ贔屓は棚に上げますが、若手にチャンスを与える姿勢は西村さんの50倍くらいあったのでその点は評価しましょう。多分2軍でも打てない田村は、西村政権が続いておれば、今頃は草薙球場に向けて練習に励んでいるかも知れません。
いろいろと分からない事情も有るとは思いますけど、ファンが望んでいるものを感じる感性も監督には必要かと、とにかく、大嶺兄ちゃん、もう一度立ち上がれ!
井口新監督!スコアラーにも柱が必要です!
何が原因なのか、細かい点ではオリオン様と同意見ながら
コーチ陣の指導方法、選手個々の修正能力の低さ、トラックマン、外国人補強etc・・色々あると思います。
それでも規定投球回に達し、エースに上り詰めた二木を筆頭に中村奨、翔平、佐々木、酒居、有吉・・・来年への新たな希望も芽生えました。
井口監督はこれらの希望を枯れさせる事無く新生マリーンズの「核」として育てて欲しいですね。