オリオン村(跡地)

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2017年通信簿 11 佐々木千隼

2017-11-07 01:03:30 | 千葉ロッテ

 

11 佐々木千隼 投手 23歳 年俸1500万円

【2017年成績】 15試合 4勝7敗0S 防御率4.22 85回1/3 75被安打 9被本塁打 48与四球 1与死球 59奪三振 被打率.245

ドラフトの目玉だった田中のハズレ入札ではありながらも5球団の重複、その実力を評価されていたにしては物足りないルーキーイヤーだった佐々木です。
それでも春季キャンプからシュート回転をしてしまうストレートに苦心惨憺だったことを考えれば、シーズン最終盤の9月半ばに一軍に戻ってきてからは4試合2勝、防御率1.03でプロ初完投勝利もありましたので、来季のローテーション入りを期待されるところまでは戻ってきたのではないかと思います。
気になるとすれば「力強いボールを投げる」ことを意識するのはよいのですが秋季キャンプでまたフォームをいじるようなコメントが再びの迷走にならなければと、それが持ち味でもあり自分で考えてのことであっても考えすぎにならないよう、ボールに力はあるだけにシンプルイズベスト、清水コーチの指導に期待をしたいです。

新人王のライバルと目されていた田中に大学選手権で投げ勝ち、中1日で連続完投勝利、明治神宮大会では八回一死までノーヒットノーランの快投もあり準優勝、そんなドラフト後の快投は服部を思い出してしまいイヤな感じもありましたが、しかし一年目から白星を手にしましたので同じ道を転がることはないでしょう。
オープン戦ではさすが、と言えるほどのピッチングではありませんでしたがベンチの期待を担っての開幕6戦目の先発は5回3安打1失点でのプロ初登板初先発初勝利と6四球と苦しみながらもまずまずのスタートで、次の登板も7回5安打1失点と好投をするも打線の援護が無く、その後はピリッとしないピッチングが続きます。
気がつけばストレートは130キロ台後半からたまに140キロに届く程度で早くもロッテ化と囁かれる始末、はフォームが安定をせずにボールを置きにいってしまったことも理由だったのでしょう、球持ちが悪く打者からはボールの出所が見やすそうなのも拍車をかけてしまったのかもしれません。
交流戦では初回7失点なんて試合もあり先発を外れても上向かずの二軍落ち、そこから暫くはフォーム固めをしていたらしく実戦から遠ざかっていましたが二ヶ月ほどの鍛錬が実を結んだのかスピードもやや戻り、何より強気のスタイルになったことでボール先行でも無駄な四球を出さなくなったのが好材料です。
コントロールを気にしすぎて袋小路に入ってしまった藤岡にどこか似ている出自、メンタルに不安が無いわけではありませんが、それでもまだいろいろと迷っているようですが攻める気持ちさえあれば充分に一軍でやっていけるだけのボールは見せてくれましたので、来季は倍の8勝に貯金をノルマでお願いします。


【オリオン村査定】 1500万円 → 1800万円 (△20%)



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