北京へ行く前に、娘がやりたいこと、行きたいところ とあげていたところの一つに日本人学校がありました。
6年間通ったところですので、気持ちはよくわかりますが、残念なことに北京旅行の日程が週末から休日の3連休。
春休みの日程もあったのでしょう。 事前に連絡しても、来ても良いですよ、と言う返事は届きませんでした。
まあ、先生も知っている人はいるはずも無く、安全、警備上の問題からそう簡単に入れるようでは困りますからね、と断念。
その次には、天安門広場に行きたい! というのが北京育ちたるゆえんでしょうか。
学校の行事でも、君が代の続きには、必ず中国国歌が流れ、日の丸と中国国旗はいつもセット、というのが当たり前の子供時代ですから。
昔は、TAXIや地下鉄おりたら、そのまま歩いて行けた天安門広場に行くには、今はしばらく行列に並んで空港のような安全検査を通過しないといけません。
全国各地から北京観光にやってきた中国の人々に混じって、30分ほど並んでようやく天安門を見ました。
暖かくて、柳の芽も出始めの美しい季節。
PMに霞む空が、嫌ですねぇ。
故宮なんかは、別に良いというので、脇から抜けてまた古い町の中を歩き回ります。
電気自動車は、普通の自動車のようにナンバーを貰うために大金払わなくても良いし、というのであちこちに専売店がありました。
遊園地のおもちゃのような自動車で、衝突したら即死確定ですね。
それよりは、こっち?
冬が終わって、春が来たという感じでみんな公園に出かけてきて、楽しそうに遊んでいます。
桜も咲き始めていました。
街が大きいので、ものすごく変化したところ、全然変わっていないところ、入り乱れています。
普段出張で来ていても、こんなに街中歩き回らないので、久しぶりにとても楽しく、新鮮な気分になれました。
こんなのがビルの中にある超現代建築が街のあちこちにあって、
二人カラオケボックスなんかが、突然ビルの中にあったりします。
TVやメディアで流れるものだけでは、やはり街の変化は判らないですね。
自分の足でウロウロするのが、一番です。
帰国する最後の午前中には、昔6年間住んでいたアパートにも行ってみました。
住んでいる人は勿論みんな変わってしまっているようですが、門番のオジさん、フロントのお姉さん、プールの女性コーチ、みんな覚えてくれていて嬉しかったですね。
日本では、中国の悪いことばかり報道するし、中国でも同じように日本の悪いことばかり報道します。
仕事柄、国の関係の人々にもいっぱい会いますが、公式見解と個人レベルの使い分けもよくわかります。
20年以上、両方にまたがる仕事をしてきていると、どっちもどっちでもう少しなんとかならないのかなぁと思います。
うちの娘達のように、どっちも故郷、というように思える人たちがこれからも増えていって、双方の下らない誤解を解きほぐせる時が来るのを待つしか無いのでしょうか。
娘の故郷訪問、で久しぶりに北京の街中を4日間、約80kmウロウロと歩き回っての感想は、やっぱりこういうものでした。