チュニジアに端を発した独裁政治に対する市民の反乱は,エジプトからリビアに飛び火し,いまやリビアは内戦状態です。
リビアにいた外国人は次々に出国。韓国人たとも例外ではありません。そんな国外退去の一団の中に黄禹錫氏が混じっていた(→リンク)。
黄禹錫氏といえば,かつて韓国初の自然科学系ノーベル賞にいちばん近い学者と言われ,韓国民の希望の星でしたが,2006年にES細胞に関する論文データ捏造が発覚し,韓国の「モラルハザード型犯罪」の代表的存在になりさがってしまいました。
その黄禹錫氏が今なぜリビアに?
続報(→リンク)によれば,「リビア政府と1500億ウォン規模の研究課題を推進していた」んだそうです。
(前略)
一方、黄禹錫博士は、「リビアに行ったのは現地最高位要人らと関連したことのため」と明らかにした。黄博士は26日の電話通話で、「リビアの研究機関や閣僚程度の水準で私を招請したのではない」と話した。彼はしかしリビアでどんな仕事をしたのかについては口を閉ざした。黄博士は25日にリビア・トリポリから韓国政府が用意したチャーター機に乗りエジプト・カイロを経由して帰国した。黄博士はエジプトで韓国人男性の保護を受けていた。この男性は年齢31歳とだけ明らかにした。以下は通話内容。
――一部メディアがリビアの国家機関の招請により2週間滞在したと報道した。
「事実ではない。私は国家研究機関などの招請で動く人ではない。閣僚や首相が呼んでも行かない。そのような報道が出た経緯を確認中だ」
――ならば誰の招請で行き、どんな仕事をしたのか。
「いま明らかにすることはできない。とても大きな仕事をしている。わかれば驚いてひっくり返るかもしれない」
――医療問題と関連したことなのか。
「関連はしている。これ以上詳しく話すことはできない」
――リビアから一緒に来た人はある研究所の行政職員であると報道された。
「あえて行政職員がどうして私と同行するのか。誰なのか明らかにすることはできない」
「とても大きな仕事」で,「わかれは驚いてひっくりかえるかもしれない」けれども,「いま明らかにすることはできない」極秘プロジェクトらしい。
その仕事が完遂されるまえに,リビア政府がひっくりかえらなければいいですが。
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2 コメント
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- もしかして (スンドゥプ)
- 2011-03-09 08:08:03
- カダフィ氏の贋作創りだったりして。
- 返信する
- ひょっとして (犬鍋)
- 2011-03-10 23:39:17
- 金正恩は金日成のクローンだったりして。
- 返信する
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